本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆-5℃
◆積雪量・・・60cm~
最近雪の話ばかりしかしていない気がします。
見渡す限りの雪景色だから仕方がない気もするのですが(笑)
こんな大雪に見舞われたのは、昭和38年の大雪以来と英彦山の方談。
気象というのは周期的に訪れるものですから、もしかしたら今年は大雪の年なのかも知れませんね。
さて、今日は雪についてのコラムを。
雪という字の成り立ちは、雨冠に「ヨ」と書きますが、
「ヨ」とは羽状に降る雪をあらわしているという説と(象形説)
旧字体で雨冠に彗(ほうき)と書き、空から降って払い清めるもの(会意説)という説があります。
彗の字は、手で草を持ち掃くの意。
雪は訓読みで「すすぐ」と読み、雪辱とは受けた辱めを取り除くという意味ですから、
ほうきで払いのけられる雨を表したようです。
また象形説を取るならば、雪の異体字は雨冠に羽と書き、ハラハラと舞い落ちる姿を表したのでしょう。
雪の語源は、神聖であることを表す「斎(ゆ)」に「潔白(きよき)」の「き」から成り、
潔斎を意味する「斎潔(ゆきよし)」を意味する説があります。
白は「潔白」や「純白」など、清らかで汚れのないものを表す言葉。
天から舞い落ちて雑多なものを白一色で覆いつくす雪を、清く神聖なものと受け取ったのでしょう。
昔の人は雪という現象に不思議なものを感じ、これは神様が払い清めるために降らせたのだと思ったのかも知れません。
明日は雪にまつわる熟語や慣用句について書いてみようと思います。