傾きて明日を哲学寒鴉 丈子

H句会1月ン兼題は「冬鴉」だが「寒鴉」の方に例句が多い
じっと動かない鴉を見ていると何かの屍ができるのえお
待っているかのようだ
カラスは彼岸と此岸の使いとか
どちらの世界にもその黒い影は我が物顔の振る舞いだとか・・・
寒鴉(かんあ)/冬鴉
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌
を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで
親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるもの
がある。

H句会1月ン兼題は「冬鴉」だが「寒鴉」の方に例句が多い
じっと動かない鴉を見ていると何かの屍ができるのえお
待っているかのようだ
カラスは彼岸と此岸の使いとか
どちらの世界にもその黒い影は我が物顔の振る舞いだとか・・・
寒鴉(かんあ)/冬鴉
寒中に見る鴉をいう。ところどころ雪のある冬田の中を、鴉が餌
を求めて歩く。一、二羽で現れることが多く、なんとなく哀れで
親しみがわく。餌の無き、厳しい冬を生き抜く姿に惹かれるもの
がある。
例句
寒烏かはいがられてとられけり 一茶 「九番日記」
貧かこつ隣同士の寒鴉 正岡子規 「子規句集」
木の如く凍てし足よな寒鴉 富田木歩 「定本木歩句集」
寒鴉己が影の上におりたちぬ 芝不器男 「不器男句集」
松林にまた朋追へり寒鴉 原石鼎 「花影」
寒烏かはいがられてとられけり 一茶 「九番日記」
貧かこつ隣同士の寒鴉 正岡子規 「子規句集」
木の如く凍てし足よな寒鴉 富田木歩 「定本木歩句集」
寒鴉己が影の上におりたちぬ 芝不器男 「不器男句集」
松林にまた朋追へり寒鴉 原石鼎 「花影」