曙光に氷柱応えのひとしずく 丈子
氷柱をみることが少なくなった
いつ見たのだろうかと考えたら
この夏 富士山の氷穴を訪った時だった
日常の生活ではむることがなくなったのだと
今更ながら地球の温暖化を恐ろしいものに感じてくる
氷柱の季語もいずれ消失する運命かも知れない
幼少期氷柱に朝日があたってしずくが小さく落ちていたことが浮かんだ
氷柱をみることが少なくなった
いつ見たのだろうかと考えたら
この夏 富士山の氷穴を訪った時だった
日常の生活ではむることがなくなったのだと
今更ながら地球の温暖化を恐ろしいものに感じてくる
氷柱の季語もいずれ消失する運命かも知れない
幼少期氷柱に朝日があたってしずくが小さく落ちていたことが浮かんだ
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氷柱 垂氷/銀竹/立氷/氷条/氷著/氷笋/氷筋
水のしずくが凍ったもの。家の軒や木の枝、岩石などから垂れ下
がる。北国では、寒さによって、地まで達するようなものもでき
る。寒さとともにどこか明るさもある。
朝日影さすや氷柱の水車 鬼貫 「大悟物狂」
松吹きて横につららの山辺かな 来山 「続いま宮草」
一雫しては入日の氷柱かな 蓼太 「蓼太句集」
御仏の御鼻の先へつららかな 一茶 「七番日記」
軒の氷柱に息吹つかけて黒馬(あを)よ黒馬よ 臼田亜浪 「定本亜浪句集」
空の青ひとすぢとほる氷柱かな 長谷川櫂 「果実」
松吹きて横につららの山辺かな 来山 「続いま宮草」
一雫しては入日の氷柱かな 蓼太 「蓼太句集」
御仏の御鼻の先へつららかな 一茶 「七番日記」
軒の氷柱に息吹つかけて黒馬(あを)よ黒馬よ 臼田亜浪 「定本亜浪句集」
空の青ひとすぢとほる氷柱かな 長谷川櫂 「果実」