竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

四次元へ手足あそばす水眼鏡 鈴木良戈

2021-08-03 | 今日の季語


strong>四次元へ手足あそばす水眼鏡 鈴木良戈

四次元とは 次元が四つあること。ふつう、空間の三次元に時間の一次元を合わせていうのだそうだ
水中という異次元であそぶには手足が自由に遊ぶのだと作者が断定したようだ
四次元はどらえもんの世界だろう
(小林たけし)


水中眼鏡】 すいちゅうめがね
◇「箱眼鏡」 ◇「硝子箱」
水中でも物が見えるようにつける眼鏡。水泳時にも漁にも用いる。「箱眼鏡」は四角い箱の底をガラス張りにし、水面に浮かべて水中を覗き、魚や貝を獲る道具で海女などが使う。「硝子箱」ともいう。

例句 作者

落潮の匂ひこもれる水眼鏡 大木あまり
箱眼鏡なまこの眠る国のぞく 米田一穂
この世よりおもしろきかな箱眼鏡 藤本安騎生
箱眼鏡みどりの中を鮎流れ 宇佐美魚目
箱眼鏡山下淳の笑い顔 永田タヱ子