竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

大寒の朝は大股三千歩 たけし

2022-01-20 | 今日の季語で一句


大寒の朝は大股三千歩 たけし

朝の弱い孫を誘って
毎朝ウオーキングをしていた時期があった
3日坊主でなかなか習慣づかない孫だったが
朝のウオ^キングは2年近くつづいた記憶がある
その頃の1句だ
私にとっては大切な1句となった
今から思えば孫が私を鍛えていたのかもしれない
彼はもう今年27才になる
(小林たけし)


冬(晩冬)・時候
【大寒】 だいかん
二十四節気の一つ。小寒に続く1月20、21日頃からの15日間を云う。陰暦では12月中であり、まさに厳寒の時季。しかし寒くはあるが、空には早春のひかりが宿り始めており、梅の便りも聞こえてくる。

例句 作者

大寒の埃の如く人死ぬる  高浜虚子
大寒の犬急ぐなり葛西橋 殿村莵絲子
大寒の紅き肉吊り中華街 池田秀水
大寒のここはなんにも置かぬ部屋 桂 信子
大寒の一戸もかくれなき故郷 飯田龍太
大寒の入日野の池を見失ふ 水原秋櫻子
大寒や小浜しぶとき紙相撲 野家啓一
大寒をただおろおろと母すごす 大野林火
大寒や水あげて澄む茎の桶 村上鬼城
馬の顔大寒の日にあたたまる 中里麦外