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山小屋に終生の友雪月夜 たけし
20代前半まではよく山を歩いた
とぃのは中級程度の登山も経験した
尾瀬の山小屋で出会ったAは
生涯の友となり50年後の現在も
親しく交流がある
あの時の雪月夜は忘れられない
(小林たけし)
冬(晩冬)・天文
【雪】 ゆき
◇「小雪」 ◇「深雪」(みゆき) ◇「六花」(むつのはな) ◇「雪の花」 ◇「粉雪」 ◇「積雪」 ◇「根雪」 ◇「細雪」(ささめゆき) ◇「小米雪」(こごめゆき) ◇「雪月夜」 ◇「雪景色」 ◇「暮雪」(ぼせつ) ◇「飛雪」(ひせつ) ◇「雪明り」
月・花とともに日本の三大季語の一つ。古くから冬を代表する伝統的な美として意識され続けている。したがって雪に関わる言葉は沢山生まれ、雪の結晶の形から雪の質、その降りかた、暮しの中での雪等々、枚挙に遑がないほどである。詠み手の思いや感じ取り方を生かした季語の選定に心がけたい。
例句 作者
鯉食うて雪の深さに居坐れり 小島千架子
匂ひして雪が来るなと思ひけり 能村登四郎
雪尖るレイテに果てし兵の墓 品川鈴子
大雪を連れて父の忌来たりけり 勝又星津女
雪はげし灯して碧きなまこ切る 吉野義子
ゆきふるといひしばかりの人しづか 室生犀星
まだ誰も入りてはをらぬ雪の寺 森田公司
いまだ生を知らず雪片耳に入り 伊藤白潮
酒のめばいとゞ寝られね夜の雪 芭蕉
人の世は淋しからむと雪降らす 片山由美子
鯉食うて雪の深さに居坐れり 小島千架子
匂ひして雪が来るなと思ひけり 能村登四郎
雪尖るレイテに果てし兵の墓 品川鈴子
大雪を連れて父の忌来たりけり 勝又星津女
雪はげし灯して碧きなまこ切る 吉野義子
ゆきふるといひしばかりの人しづか 室生犀星
まだ誰も入りてはをらぬ雪の寺 森田公司
いまだ生を知らず雪片耳に入り 伊藤白潮
酒のめばいとゞ寝られね夜の雪 芭蕉
人の世は淋しからむと雪降らす 片山由美子