この日経ビジネスオンライン中島恵さんの「チャイナクライシス」、「ニュースを斬る」での記事は私の言いたいことをかなりの部分代弁してくれている。ちょっと前にサイレントマジョリティの話題を出したが、これもサイレントマジョリティの意見の一つではないでしょうか。
えっ、「日本は中国と戦争したがっている」って?:日経ビジネスオンライン
実は先日高校時代の後輩であるさとなおさんのブログの記事を読んで、www.さとなお.com(さなメモ): たとえ血が流されたとしても、ボクたちはまず落ち着こう基本的な趣旨には反対はしないけど、前半の部分に違和感を覚えたと、彼にメールを送ったりして、返信も頂いたが、彼あるいは彼の周辺の方には理解を頂けなかったようなのだが、この記事はそのあたりの私の思いみたいなものをかなり表現してくれている。
今回の騒ぎでデモなどをしている人たちは日本人と接したこともない人たちのようだ。
下の農業戸籍とそうでない人の非公平さも日本人が理解できないことの一つだろう。これは歴然とあり、あるレベルの人以外ななんの疑問も持っていないのが実情。不公平だと騒がないのが理解できる日本人がどれだけいるだろうか。
下の下りもさもありなんですね。確かに理解できていないんですよ。うらやましいというのは、ちょっと違うかもしれない。これは、私の読んだ別の本では中国人は格差に対して、以外とうらやむ気持ちがないというのを読んだからだ。しかし、中国は国土が大きく、上海と北京と広州では価値観が違うだろうし、地方都市ではまた違う。アメリカが西海岸と東海岸で違った価値観があるのと同じ。いやそれ以上に違うでしょう。(話はずれるが今回の暴動中国全土に一様に広がっているような報道が多かったが、それは違和感を感じた。アメリカで過去西海岸のロスとかで起こったり、ニューヨークで起こったりする暴動が、一葉にアメリカ全土に広がるとは思わないでしょうが、今回の中国の騒ぎの報道はあたかも中国全土一色のような扱いのように感じた。)
下の部分、日本のように過去の歴史をいろいろ紆余曲折はありながら、まあ事実に近いところで習った国民と、ある部分を教わらずに育ったものでは下のような考えに陥る可能性は否定できない。このような発言は日本人に理解できなくてもしようがない。(私は、異国民同士が理解しあうことは不可能だと思っているし、いつか理解しあえるとの想定で交渉などをするのではなく、違いをしっかり認識しあって、その違いを前提に交渉を成立させることを考えるべきだと思う)。だからまずどれくらい違うのかをしっかり事実として認識することが必要だと思う。そしてそれは日本人、中国人お互いに言えることだ。
下が、中国人側の誤解の例ですね。
下の部分は、最近の原発問題でもちょっと聞きかじった知識で自分の意見を上から目線で言うタレントというか著名人には閉口するが、それと同じ。一般視聴者を上から見下ろして、指導するような意見は誰も聞きたくないのでは。
タレント、役者、評論家、ニュースアナウンサー(あえてキャスターといわない!、アナウンサーであるべき)から、教育や指導を受ける気は私にはない。もっと私がリスペクトする人からはいくらでも受ける準備はあるのだけどね。
最後の中国は発展途上というか成長途上なのでわかって欲しいというところは私は理解できない。そう、先にも述べたように、お互い理解はできないのです。違いを事実にもとづいて正確に認識しあうにとどめるべきだと思う。
えっ、「日本は中国と戦争したがっている」って?:日経ビジネスオンライン
エリート層は冷静
「デモが暴徒化するにつれ、数日前からネット上では、中国でも日本でも、そうした行動をいさめる動きが自然発生的に湧き上がりましたね。理性的に行動しようとか、暴力反対とか、同じ中国人として情けないだとか。でも、そうした意見をきちんと整理して書き込める人間というのは、ごく限られた人々で、いわゆる中間層以上。知識人がほとんどだったことに、今さらながら気がついたのです」
「今回デモに加わっている人々は、そのネットワークに参加していない階層の人々が中心でした。つまり、いくらSNSにそうした常識的な書き込みをして拡散し、理性の輪を広げよう、よりよい方向に向けようと努力しても、その声を真に届けたい人々は、そうした書き込みや、それに対する大人の反応を目にすることもないのだ、ということがわかり、私は愕然としたのです」
実は先日高校時代の後輩であるさとなおさんのブログの記事を読んで、www.さとなお.com(さなメモ): たとえ血が流されたとしても、ボクたちはまず落ち着こう基本的な趣旨には反対はしないけど、前半の部分に違和感を覚えたと、彼にメールを送ったりして、返信も頂いたが、彼あるいは彼の周辺の方には理解を頂けなかったようなのだが、この記事はそのあたりの私の思いみたいなものをかなり表現してくれている。
今回の騒ぎでデモなどをしている人たちは日本人と接したこともない人たちのようだ。
というのも、彼らの多くは日本人と会話したこともなければ、日本人と一緒に仕事をしたこともない、もっといえば、生身の日本人を(繁華街で見かけたことくらいはあっても)真近で接したこともない人々だからだ(事実、日本に留学にやってきた中国人の多くが驚きの表情で口にするのは、日本人の優しさや穏やかさである)。これは想像通り。今私は中国で500万人くらいの地方都市にいるのだが、そこでは私は変かは何も感じなかった。そう、生身の私、日本人と接している人たちは!。
下の農業戸籍とそうでない人の非公平さも日本人が理解できないことの一つだろう。これは歴然とあり、あるレベルの人以外ななんの疑問も持っていないのが実情。不公平だと騒がないのが理解できる日本人がどれだけいるだろうか。
人口13億4000万人の中国で、若者の中心となる80年代と90年代生まれは3億8000万人~9000万人といわれる。中国はすべての国民が農業戸籍と非農業戸籍に分けられているが、不満を持ちやすい人の多くは農業戸籍を持つ人々だ。
中国の大学入試制度では、大都市の戸籍を持つ学生が優遇され、農業戸籍の学生の合格点は都市の学生よりも高く設定されているという矛盾がある。就職にしても同様で、たとえば北京の企業は北京出身者を求める傾向が強く、日本の何倍もコネが重んじられる。
下の下りもさもありなんですね。確かに理解できていないんですよ。うらやましいというのは、ちょっと違うかもしれない。これは、私の読んだ別の本では中国人は格差に対して、以外とうらやむ気持ちがないというのを読んだからだ。しかし、中国は国土が大きく、上海と北京と広州では価値観が違うだろうし、地方都市ではまた違う。アメリカが西海岸と東海岸で違った価値観があるのと同じ。いやそれ以上に違うでしょう。(話はずれるが今回の暴動中国全土に一様に広がっているような報道が多かったが、それは違和感を感じた。アメリカで過去西海岸のロスとかで起こったり、ニューヨークで起こったりする暴動が、一葉にアメリカ全土に広がるとは思わないでしょうが、今回の中国の騒ぎの報道はあたかも中国全土一色のような扱いのように感じた。)
「デモに参加している人の多くは、自分たちが焼き討ちにした日本企業が中国法人で、破壊したあと、同じ中国人の従業員が困るだろうということもあまり理解できていないんだと思います。いや、ひょっとすると、日系企業に定職を得ている中国人のことがうらやましいから、わかっていて、あえて破壊しているとも考えられる。
下の部分、日本のように過去の歴史をいろいろ紆余曲折はありながら、まあ事実に近いところで習った国民と、ある部分を教わらずに育ったものでは下のような考えに陥る可能性は否定できない。このような発言は日本人に理解できなくてもしようがない。(私は、異国民同士が理解しあうことは不可能だと思っているし、いつか理解しあえるとの想定で交渉などをするのではなく、違いをしっかり認識しあって、その違いを前提に交渉を成立させることを考えるべきだと思う)。だからまずどれくらい違うのかをしっかり事実として認識することが必要だと思う。そしてそれは日本人、中国人お互いに言えることだ。
日本ともう1回戦争して、今度こそ勝ちたい
「でも、たとえそうであったとしても、そうした敏感な中国人の心に日本人は少しも気づこうともしない。中国人の中には、日本人ともう1回戦争してみたい。そして、今度こそ勝ちたいという潜在意識を持っている人がいるのも事実です」
ある屋台の店主が「今日釣魚島を盗られたということは、明日は海南島を盗られるかもしれないということだ。そして、あさっては私が住むこの家も日本に盗られるかもしれないんだぞ。うかうかしてはおれん」
日本でも「1日でも早く国有化しないと中国に沖縄県も乗っ取られる。日本の森林も土地も、何から何まですべて中国人に買われてしまう」と危機感を感じている人が一部にいるのと、似たような構図なのかもしれない。
下が、中国人側の誤解の例ですね。
「一般の中国人が、日本について最も誤解していると思うことは何だと思うか?」と問いかけてみた。すると、「日本の『異常さ』を理解していないこと……ですかね」という奇妙な答えが返ってきた。
その真意はこうだ。普通の国家ならば、常に国益を主張し、経済発展すれば世界での発言力も増し、自らの国に対して自信を深めていくものだが、日本人はここまで経済発展し、優秀な民族であるにも関わらず、日本人であるということに、なかなか自信を持てないでいる。そして、とことん平和を愛している国でもある」という。
下の部分は、最近の原発問題でもちょっと聞きかじった知識で自分の意見を上から目線で言うタレントというか著名人には閉口するが、それと同じ。一般視聴者を上から見下ろして、指導するような意見は誰も聞きたくないのでは。
タレント、役者、評論家、ニュースアナウンサー(あえてキャスターといわない!、アナウンサーであるべき)から、教育や指導を受ける気は私にはない。もっと私がリスペクトする人からはいくらでも受ける準備はあるのだけどね。
「中東の『アラブの春』のときはフェイスブックを一時遮断したでしょ。今回、中国政府はなんで中国の微博(中国版ツイッター)を遮断しなかったんでしょうね?(遮断すれば、日系企業が攻撃されなくて済んだかもしれないのに)」「そして、このコメンテーターに代表されるような人々は、自分たちに無害な遠くで発生している(アラブの春のときのような)民族の感情には「民主化」の観点から、武力で鎮圧する側の政府を批判した。しかし、今回の反日デモのように、民衆の怒りの矛先が自分たち(中国の日系企業)に向くとわかったら、今度は抑え込まない中国政府を批判するのか。ウイグル、チベットの運動も一部は暴徒化や略奪があったが、そのときは鎮圧した中国政府を批判した。(西側民主主義国家にとっての是である形式の)民主化に向かっていってほしいはずの中国に対して、脳天気にインターネットを遮断すればいいじゃないか、とまでいい放ったのです。これはあまりにも中国人を見下した、自分たちにとって都合のよいダブルスタンダードとはいえないでしょうか」
最後の中国は発展途上というか成長途上なのでわかって欲しいというところは私は理解できない。そう、先にも述べたように、お互い理解はできないのです。違いを事実にもとづいて正確に認識しあうにとどめるべきだと思う。