本来の季節感からすると少し早いかもしれないが、スーパーなどには、タラノメ、ふき、ふきのとう、うど、菜の花・・などの山菜が並ぶようになった。そして、これらを見つけると、いつの間にか「どれっ」と手をのばしている自分に気が付いた。
実は子供の頃は、山菜などはあまり好まなかったのだ。やはり、好物といえば肉にカレーライスであったろうか。しかし、最近は肉を買うことも少なくなり、いつのまにか嗜好が変化しているようだ。帰省すると、両親は「子」が子供の頃好きだった物を食べさせようとするが、「子」はもはや昔の子供ではなく、期待どおりに喜ばぬのを見て残念そうな様子を見せることもある。
子供の頃の食卓には山菜がのっていた。近所の人が山で採ったのをもらうこともあっただろう。新鮮な季節の食べ物を正にその時期に食べるということは、今考えれば何と贅沢で自然なことだろう。これに比べるとスーパーに並ぶ山菜には季節感がやや乏しい。
それでも今、山菜を求めるのは、子供の頃の記憶と望郷の想いが無意識に存在しているからかもしれない。画一化されたハンバーグやカレーライスが好きという子供には、まだ理解できまい。だから「山菜は大人の味」なのである。今度帰省したときにでも山菜の食べ方を聞いておきたい。(Cafe:98.3.17)
実は子供の頃は、山菜などはあまり好まなかったのだ。やはり、好物といえば肉にカレーライスであったろうか。しかし、最近は肉を買うことも少なくなり、いつのまにか嗜好が変化しているようだ。帰省すると、両親は「子」が子供の頃好きだった物を食べさせようとするが、「子」はもはや昔の子供ではなく、期待どおりに喜ばぬのを見て残念そうな様子を見せることもある。
子供の頃の食卓には山菜がのっていた。近所の人が山で採ったのをもらうこともあっただろう。新鮮な季節の食べ物を正にその時期に食べるということは、今考えれば何と贅沢で自然なことだろう。これに比べるとスーパーに並ぶ山菜には季節感がやや乏しい。
それでも今、山菜を求めるのは、子供の頃の記憶と望郷の想いが無意識に存在しているからかもしれない。画一化されたハンバーグやカレーライスが好きという子供には、まだ理解できまい。だから「山菜は大人の味」なのである。今度帰省したときにでも山菜の食べ方を聞いておきたい。(Cafe:98.3.17)