蘊蓄cafe

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なぜ赤信号を渡らないのか

2007年03月21日 | 独り言
 車が来ないのに「赤信号」を渡らない人がいるのはなぜだろう。信号は交通整理と安全確保のためにあると思うのだが、それらに何の支障もない時でもじっと待っている人をよく見かける。数メートルの狭い道や、夜のシーンとした場面でもだ。

 日本では、一度規則を作ってしまうと次第に本来の目的はどっかへ行ってしまい、いつの間にか規則だけが残る。規則を作ること、守ることにどういう訳か熱心である。どうも日本人は「自分で考える」ということは苦手なのではあるまいか。

 How toモノが売れ、何の疑問を持つこともなくそれを盲信する。団体旅行大流行で大型バスがお仕着せの「観光地」とやらを走りまわる。ファッション・グッズ・グルメ等が異常な短期的大流行をする。いずれも企業やマスコミの用意したメニューである。

 体制に従っていればなんとかなるという態度は非常に危険である。それは、発展性がなく、また、しばしば極端な行動に走る人々を生み出す。学校(教育)では規則を守ることは教えても、規則をやぶることまでは教えない。本当に必要なのは自分で考えることであり、それが個性につながるのだ(Cafe:97.3.24)。