[感想:★★★★-:ぜひ勧めたい!]
この映画は、総タイム195分と極めて長く、私の記憶ではテレビで放映されたのは1度だけである。監督は
スティーブン・スピルバーグ。
映画評論家の淀川氏がこの映画については非常に厳しい批評をしていたのを記憶している(この人はプロに対しては非常に厳しい)。その内容は、「スピルバーグ
はオスカーが欲しくて欲しくて仕方がなくて、オスカーをとるために作ったユダヤ向け映画。ホロコーストについてはこれまでいろいろな形で多数伝えられてい
るのに、あえて映画にしたのはそのため。シンドラーは聖人君子ではなく、戦争景気にのってユダヤ人をただ同然で雇い暴利を貪ろうとしたナチス党員の実業家
で、偽善的な映画である・・・。」というのがその内容だったように思う。米国にはユダヤ系が多くアカデミー賞にも影響を持つ。
この作品は、約50人ものインタビュー等をもとに小説風の手法でまとめられたものを映画化したのだという。ノンフィクションではないのだが、それを知ったうえで、まだご覧になっていない方にはお勧めしたい作品ではある。なお、原作の翻訳本が新潮文庫にある。
ぽすれん・レビュー | Amazon・レビュー |
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監督:スティーブン・スピルバーグ 出演者:リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ、キャロライン・グッドール Story: ス
ティーブン・スピルバーグ監督がアカデミー賞7部門を受賞した傑作人間ドラマ。第二次世界大戦を背景に、ナチの虐殺からユダヤ人の救済を決意したドイツ人
事業家・シンドラー。“労働力の確保”という名目で彼らを安置所へ移動させようと試みるが…。※本編2枚組(シンドラーのリスト)
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