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「奇蹟のカンパネラ」

2007年05月19日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★★★:何度でも聴いてみたい!]
 1999年2月にNHKテレビで放送された「フジコ~あるピアニストの軌跡」は 大反響を呼んだようだ。私もなんとなくつけっぱなしにしておいたテレビから流れてきた彼女の演奏に何か心が震えるようなものを感じたのである。くわえ タバコで弾いていた曲は「ハンガリー狂詩曲第2番」だったろうか。彼女の演奏はスタンダードな演奏ではないはずだ。正確無比な機械のような演奏は嫌いだと いう・・少しくらい音がはずれてもいいじゃない・・という。

 「ラ・カンパネラ」についでも他のピアニストの演奏とは全く異なり、テンポが遅く情感に溢れている。テクニカルな「ラ・カンパネラ」を聞くとフジ子の「ラ・カンパネラ」を聴きたくなるのである。

奇蹟のカンパネラピアノ名曲集
1. 3つの演奏用練習曲S.144-3「ため息」
2. パガニーニによる大練習曲S.141-3「ラ・カンパネラ」
3. 伝説S.175-3「小鳥に語るアッシジの聖フランシス」
4. 愛の夢第3番変イ長調S.541-3
5. 巡礼の年 第1年「スイス」S.160-4「泉のほとりで」
6. 「ます」S.564(シューベルトの歌曲による)
7. ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2●ショパン:
8. ノクターン第2番変ホ長調op.9-2
9. エチュード第1番変イ長調op.25-1「エオリアン・ハープ」
10. エチュード第7番嬰ハ短調op.25-7
1. トロイメライ
2. パガニーニによる大練習曲第6番
3. コンソレーション(慰め)第3番
4. 英雄ポロネーズ
5. 小犬のワルツ
6. エリーゼのために
7. 夜想曲第8番
8. ワルツ第8番
9. 「雨だれ」のプレリュード
10. 幻想即興曲
11. 亡き王女のためのパヴァーヌ
12. 亜麻色の髪の乙女
13. 沈める寺
14. パガニーニの主題による狂詩曲~第18変奏
15. ラ・カンパネラ (1973年ライヴ録音)


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