『名ばかり管理職』

2008年05月03日 | Weblog
     写真◎新林公園のあやめ(高出清治さん撮影)

   十分な権限がないのに『店長』等の肩書を与えられ、残業代がカットされる…
   
   『名ばかり管理職』…
   
   本年初頭、訴訟判決に見られた大手ハンバーガーチェーン店の例の様な残業代に見られる待遇への憤りが噴出しました。

  そもそも、労働基準法で管理監督者であると認められる条件は、

   ①労務管理に関して経営者と一体的な立場にあること
   ②出社、退社等について厳格な制限を受けないこと
   ③その地位にふさわしい処遇、待遇がなされていること

   …というのが厚生労働省の通達です。

   なかなか現場と経営者の関係が上記の様な一体的な立場と云うには困難さを伴う事も確かだと思います。

   しかし、サービス残業や非正規雇用に象徴される最前線の勤労者が置き去りにされながらも、年々企業の収益が常用傾向にある
   というのは、やはりシステムに問題があるのだと思います。

   企業経営上の課題と、職場生活と家庭生活を含めて…
   今…働き方の課題も見つめなおす時にあります。