快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  フィジー諸島エリアでMw6.0の地震発生 そして明日は長潮

2025-02-08 10:56:47 | 火山 地震 津波 
 先日フィジー諸島エリアでMw6.0の地震が発生しました。

引用開始(一部抜粋)


M 6.0 - フィジー諸島の南
時間2025年2月7日 10:27:01 (UTC)
場所
南緯23.918度 
西経176.143度
深さ59.2キロ

引用終了

 これで少し長かった世界的なMw6.0以上の地震空白期間は終了となりました。
 ここはバヌアツではないものの、バヌアツの近くなので少し気になります。
 ただMw6.0とそう大きくも無いのでどうかな、と言うところでしょうか。
 タイミング的には今月12日が満月で明日はその前の長潮なので満月とこれを挟んだ数日間は月の引力による影響が平均よりも大きいです。
 寒波と大雪により雪下ろしが追いつかない建物が多いかも知れず、地震発生が気になるところです。
 関連する記事で最近書いたものは次の通りです。

仕組みとアプローチ -  拡大解釈して「傾向則」として見ている「バヌアツの法則」
2025/02/07 09:14:01

仕組みとアプローチ -  Mw6.0以上の地震について空白期が長過ぎる世界の今
2025/02/07 08:36:29

仕組みとアプローチ -  ハイペースな大雪は特に注意 そして今月12日は満月
2025/02/05 08:48:47

 


仕組みとアプローチ -  拡大解釈して「傾向則」として見ている「バヌアツの法則」

2025-02-07 09:14:01 | 火山 地震 津波 
 あの有名な「バヌアツの法則」なのですが、ネットで調べた範囲でわかるのは「バヌアツで大地震が発生するとその後、2週間以内に日本で大きな地震 起こる可能性 が高い」と言うもののようです。
 個人的にはこれをもっと拡大解釈し、「バヌアツでMw6.0以上の地震が発生するとその後、2週間以内に日本やその周辺で目立つ地震が 起こる可能性 が高い」と言う風に「バヌアツの傾向則」として捉えるべきと考えています。
 実は去年12月にはこの傾向則の再現性を確認できる地震が有りました。
 引用は前回記事と同じですが、その一部が次のものです。

引用開始(一部抜粋)

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-86.85607,-137.8125&extent=86.85607,498.51563&range=search&timeZone=utc&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222024-12-01%2000:00:00%22,%22endtime%22:%222025-02-06%2023:59:59%22,%22minmagnitude%22:6,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D

6.8
千島列島
2024年12月27日 12:47:37 (UTC)
146.0キロ

6.1
ポートビラの西33キロ、バヌアツ
2024年12月21日 15:30:53 (UTC)
47.0キロ

引用終了

 震源が千島列島と表現されてますが、ここは択捉島よりロシア側のウルップ島のそのまた先のシムシル島の北西沖でした。
 なのでこのようにロシア領やその沖も含めてバヌアツの傾向則として捉えた方が良いのかと思っています。
 この地震で北海道は有感地震となりました。
 この時の震度はと言うと次の通りです。

震度2    
北海道 根室市  標茶町  別海町  標津町 
岩手県 盛岡市 

震度1
北海道 函館市  釧路市  美幌町  白老町  むかわ町  浦河町  様似町  新ひだか町  十勝大樹町  広尾町  浦幌町  釧路町  厚岸町  浜中町  弟子屈町  鶴居村  白糠町  羅臼町 
青森県 八戸市  三沢市  むつ市  平内町  外ヶ浜町  七戸町  六戸町  横浜町  東北町  六ヶ所村  おいらせ町  東通村  三戸町  五戸町  青森南部町  階上町 
岩手県 八幡平市 
宮城県 石巻市  登米市  栗原市  宮城美里町 

と言う事ですから、仮に似たような地震パターンで建物やその他構造物への積雪と地震のタイミングがもし合ってしまうと危ないかも知れません。
 特に今月発生した帯広の短時間の豪雪みたいな事が有ると、仮にに雪下ろしをする間も無くそのエリアに地震が襲って来た場合、建物が倒壊、損壊するリスクが高まるだけでなく、その場合に重くのしかかった雪の下敷きになる、と言う危険も高まるからです。
 また津波についても大雪で避難できない、とかは想定される危険事項としてリストアップしておかないといけないかと思われます。
 備えあれば憂いなし。








仕組みとアプローチ -  Mw6.0以上の地震について空白期が長過ぎる世界の今

2025-02-07 08:36:29 | 火山 地震 津波 
 主旨はサブタイトルの通りです。
 このところ世界でMw6.0以上の地震がどうも無いなあと思い、去年12月1日(UTC)以降について調べたら次のような状況でした。
 各地震データは上段がMw、最下段が震源の深さです。

引用開始(一部抜粋)

https://earthquake.usgs.gov/earthquakes/map/?extent=-86.85607,-137.8125&extent=86.85607,498.51563&range=search&timeZone=utc&search=%7B%22name%22:%22Search%20Results%22,%22params%22:%7B%22starttime%22:%222024-12-01%2000:00:00%22,%22endtime%22:%222025-02-06%2023:59:59%22,%22minmagnitude%22:6,%22orderby%22:%22time%22%7D%7D

6.0
台湾、玉京の9 km ENE
2025年1月20日 16:17:26 (UTC)
16.0キロ

6.8
宮崎県の12 km ESE
2025年1月13日 12:19:32 (UTC)
39.0キロ

6.2
Coalcomán de Vázquez Pallaresの南西22 km
2025年1月12日 08:32:50 (UTC)
39.0キロ

7.1
2025年南チベット高原地震
2025年1月7日 01:05:16 (UTC)
10.0キロ

6.2
La LibertadのSSE56 km、エルサルバドル
2025年1月5日 17:18:45 (UTC)
46.0キロ

6.1
カラマの北西84km、チリ
2025年1月2日 20:43:35 (UTC)
99.0キロ

6.1
サウスサンドウィッチ諸島地域
2025年1月1日 13:48:25 (UTC)
76.4キロ

6.8
千島列島
2024年12月27日 12:47:37 (UTC)
146.0キロ

6.1
ポートビラの西33キロ、バヌアツ
2024年12月21日 15:30:53 (UTC)
47.0キロ

7.3
バヌアツのポートビラの西北西24キロ
2024年12月17日 01:47:25 (UTC)
54.4キロ

6.4
チリ、モリーナの56 km ESE
2024年12月13日 23:38:18 (UTC)
109.0キロ

6.1
アラスカ州アダックの南西126km
2024年12月9日 00:38:52 (UTC)
10.0キロ

6.3
アラスカ州アダックの南西104km
2024年12月9日 00:15:30 (UTC)
19.0キロ

6.3
アラスカ州アダックの南西108km
2024年12月8日 19:57:08 (UTC)
18.0キロ

6.0
千島列島
2024年12月8日 10:25:00 (UTC)
207.0キロ

7.0
2024年カリフォルニア州メンドシーノ岬沖地震
2024年12月5日 18:44:21 (UTC)
10.0キロ

引用終了

 大体、数日、長くても7日に一度くらいはMw6.0以上の地震が発生して来たのに今回は2025年1月20日の台湾での地震を最後にもう16日以上発生してません。
 地震頻度については多少のムラが有るのは当然ですが、こういう空白期がいつまでも続くわけはないので、そろそろどこかで発生するのかどうか、と言う状況になりつつあるとは考えています。
 特にバヌアツやケルマデック諸島エリアの地震は日本やその周辺との遠隔連動の傾向が見受けられると考えているので注目です。
 無論、日本やその周辺の目立つ地震が先行して、その後にバヌアツやケルマデック諸島エリアの目立つ地震が起こる、と言う逆順現象も有るので前兆を確認してから警戒とは行かないケースも有るのですが。

仕組みとアプローチ -  ハイペースな大雪は特に注意 そして今月12日は満月

2025-02-05 08:48:47 | 火山 地震 津波 
 今月12日は満月。
 どちらかと言えば満月よりも新月とその前後期間の方が目立つ地震が多い傾向が有ると考えているのですが、それでも満月である以上は平均よりは目立つ地震が多い傾向は有ると思っています。
 先月は14日が満月でしたが、当日とその前後3日間に国内で有感地震となったMj5以上の地震は次の通りです。

                                                                               Mj 最大震度
2025年1月15日 2時12分ごろ 日向灘       5.4   4
2025年1月13日 21時19分ごろ 日向灘        6.9   5弱
2025年1月13日 7時21分ごろ 父島近海       5.0     1

 さて、今月の満月とその前後期間はどうなるでしょう。
 以前の記事で屋根やベランダ、バルコニーなどで積雪が多いと、地震が有った場合にその重みが影響して建物が倒壊しやすい事を書きましたが、これは特にハイペースの大雪、例えば最近は帯広で12時間の積雪が120㎝になったそうで、これだけのハイペースだと屋根などの雪下ろしも出来ない内に地震が来る可能性もより高くなるわけです。
 これは今までに無かったような積雪ペースが新たな危険性を定義している、と言えるわけで、では対策をどうすべきなのか、これまでの対策では通用しないとなると、とりあえず避難しようとなるのでしょうが、避難するにも遠くへは雪で行けないとかも有るでしょうから、十分前からの対策、或いは他の対策を考えておかないといけなくなります。
 その場所や建物の条件などを考えて各々対策するしかありません。






仕組みとアプローチ -  おや?と思った 三重県北部を震源とする地震

2025-01-27 00:16:16 | 火山 地震 津波 
 今日は三重県北部を震源とするMj3.2の地震が有りました。
 この規模の値自体はさほど気になるものではないのですが、過去からの時系列を見ると少し気になる点が有ったので記事にしました。
 2004年以降、三重県北部を震源とする有感地震は次の通りです。
                                                                       Mj 最大震度
2025年1月26日 9時16分ごろ    三重県北部    3.2    1
2024年6月25日 17時47分ごろ  三重県北部 3.2  2
2024年5月24日 2時13分ごろ  三重県北部 2.0     1
2024年1月9日 3時21分ごろ   三重県北部 2.6    1
2023年12月26日 4時09分ごろ  三重県北部 2.9    1
2023年10月9日 19時33分ごろ  三重県北部 2.5    1
2022年10月27日 13時09分ごろ 三重県北部 3.7    2
2022年7月5日 16時34分ごろ   三重県北部 3.3    2
2022年5月4日 7時16分ごろ   三重県北部 2.7    1
2020年1月31日 20時50分ごろ  三重県北部 1.9    1
2013年4月13日 7時13分ごろ   三重県北部 2.7     1
2013年2月3日 8時38分ごろ    三重県北部 2.9    1
2012年11月6日 17時09分ごろ  三重県北部 2.1       1
2012年4月30日 17時38分ごろ   三重県北部 2.3    1
2011年9月9日 16時25分ごろ   三重県北部 2.9    1
2009年2月12日 1時48分ごろ   三重県北部 2.9    2
2008年11月28日 13時16分ごろ  三重県北部 2.5    1
2008年9月30日 23時30分ごろ   三重県北部 2.3     1
2008年1月24日 8時25分ごろ    三重県北部 2.4    1
2007年4月7日 4時36分ごろ     三重県北部 2.2     1
2005年12月22日 0時07分ごろ    三重県北部 3.5      1
2005年4月22日 1時59分ごろ    三重県北部 2.2     1
2004年6月1日 8時25分ごろ     三重県北部 2.6    1
2004年3月21日 19時32分ごろ    三重県北部 2.4    1

 これを見ると2004年から2021年までは18年間で15件、2022年から今日までの8年と26日で9件。
 ペースが速くなってます。
 それと2021年まではMj3以上だったのが1件なのに、2022年から現時点まででは4件にもなってます。
 次第に活発化してるのかどうか。
 このエリアやその周辺を震源とすると疑われる地震で過去に大きかったものと、その前後に発生した他の地震も含めて引用すると次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

1https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9C%B0%E9%9C%87%E5%B9%B4%E8%A1%A8
  • 1585年7月31日(天正13年7月5日) - M7程度以上、大阪・京都・伊勢・三河で大震(『家忠日記』など)阿寺断層の活動も候補になる[85]。
  • 1586年
    • 1月16日(天正13年11月27日) 飛騨で地震 - M7.0 ± 0.2、天正地震に先だち発生。飛騨・越中などで山崩れ多発、白川郷で民家数百軒が埋まる。内ヶ島氏、帰雲城もろとも滅亡。
    • 1月18日(天正13年11月29日) 天正地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震) - M7.8 - 8.1(8クラスの地震と7クラスの地震が接近して立て続けに発生した可能性あり
    • (中略) 
    • 1590年3月21日(天正18年2月16日) 安房で地震 - 2メートルの隆起あり。潮が引いて3キロメートルの干潟が形成された。
    • 1596年 以下の3つは連動型地震の可能性がある。
      • 9月1日(文禄5年閏7月9日) 慶長伊予地震(慶長伊予国地震) - M7.0、寺社倒壊など。同年同月に発生した一連の内陸地震のさきがけとなる。四国を走る中央構造線断層帯での地震と考えられている。ただし次の豊後地震と同一の可能性もある。
      • 9月1日又は9月4日(文禄5年閏7月9日又は閏7月12日) 慶長豊後地震(大分地震) - M7.0 - 7.8、死者710人、地震によって瓜生島と久光島の2つの島が沈んだと伝わる。大分県を走る別府-万年山断層帯での正断層型地震と考えられている。
      • 9月5日(文禄5年閏7月13日) 慶長伏見地震(慶長伏見大地震、文禄の大地震)
(中略) 
  • 1853年3月11日(嘉永6年2月2日) 小田原地震(嘉永小田原地震) - M6.7±0.1、死者約20 - 100人。
  • 1854年
    • 7月9日(嘉永7年6月15日)
      • 1時ごろ 伊賀上野地震(伊賀・伊勢・大和地震) - M7+1⁄4±1⁄4、死者約1,800人。
      • 7時ごろ 伊賀上野地震の最大余震 - M6.8[133]。上野・奈良などで震度6と推定される[134]。
    • 12月23日(嘉永7年11月4日)9時30分ごろ 安政東海地震(東海道沖の巨大地震) - M8.4(Mw8.6[135])、死者2,000 - 3,000人とされるが詳細は不明。東海道宿場町で家屋倒壊・房総半島から四国に津波、特に伊豆から熊野にかけて大きな被害。ロシア船ディアナ号(プチャーチン提督来航)沈没。
    • 12月24日(嘉永7年11月5日)
      • 16時20分ごろ 安政南海地震(南海道沖の巨大地震) - M8.4(Mw8.7[135])
引用終了

 どうなんでしょうか。
 歴史に残る大地震の発生が発生しているのが気になります。
 まあ今回のMj3.2程度では目立つ地震とは言えないので暫く様子見、と言うところかも知れませんが、次第に活発化して来たらもしかして、と言う状況になってくるのかどうか、それは判りません。