快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地震や大津波 その31

2015-04-30 06:04:18 | 地震 津波
 前回の指摘開始日4月16日が月齢26.7で30つまり新月から3~4マイナスの日で若潮。
 今日も指摘開始日4月30日が月齢11.3で15つまり満月から3~4マイナスの日で若潮。
 そして今回は岩手沖が

 2015年4月30日 1時09分ごろ 1時14分 岩手県沖 M5.3 最大震度3
が既に起き、更に沖縄方面では
 2015年4月30日 4時44分ごろ  4時48分 石垣島近海 4.0 最大震度2
 2015年4月30日 1時09分ごろ  1時14分 岩手県沖 5.3 最大震度3
 2015年4月29日 9時26分ごろ  9時31分 沖縄本島近海 5.0 最大震度1
が既に発生しました。
 これからわかる事は、前回4/16の若潮の時からよりも、やや早く発生している事、岩手沖は場所は違いますが、やや大きくなった事です。
 沖縄方面の3件は、月齢による影響だけにしてはやや前回より大きいです。
 このブログでご紹介した原理での観点、つまり海底水温や海底地盤は大潮の影響を受けていないはずです。
 大潮とは関係なく海底水温だけが大きく変化したなら、岩手沖と沖縄、しかも沖縄の震源が分散しているというのは、多くの地点が同時にそう言う事が起きるとは、稀にはあっても考えにくいです。
 太陽フレアなどによる影響も特に現在は特に大きくない事から、どうも太平洋プレートやフィリピン海プレート、あるいはユーラシアプレートの動きが活発化しているような気がしますが、まだ様子を見ないとわかりません。
 今回も前回4/16からの時と同様、通常よりは地震は発生しやすい状況に属すると思います。
 あくまで平均に比べて多いか少ないか、と言う事であって、これが必ずしも大地震に繋がるとかを特定するものとは限りません。

巨大地震や大津波 その30

2015-04-29 15:38:48 | 地震 津波
 ネパールの大地震について先日記事にしました。
 気にしていた積雪量ですが調べていたところに、こんなニュースがありました。
引用開始(一部抜粋)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150428-00000012-wordleaf-int&p=1
 この春のシーズンは例年よりはるかに雪が降り続けていた。上部では雪が積もりに積もり、3000m以下では連日の雨。そんな最悪なタイミングで巨大地震。上部では雪崩や氷河の崩壊による被害。それだけではない。標高が低ければ雨によって緩んだ斜面からの土砂崩れによる被害。この度の地震は実に様々な被害を引き起こした。

引用終了

 やはり積雪量はかなり多く、雪が降らない地域でも雨量が多かったようです。
 雨の地域と雪の地域、更に両者の境界や地下水脈では、ここ1ヶ月とかで猛烈な雪融け水、雨水が地盤に浸み込んで行ったのではないでしょうか。
 それで地盤の温度勾配が、今年春は急激に通常とはかなり異なるものとなった、と考えられるのはこれまでの記事でご紹介した通りです。

 今日はゴールデンウィークの前半。
 海や山のレジャーは良いですね。
 特に今日や明日などはやや曇りで紫外線も少ない、絶好の条件の所も多いと思います。
 津波が怖くて、とか考える方もいるかも知れませんが、東日本大震災のケースでは大きな押し波の津波到達が地震発生後、30分以後とか遅かったから、かえって油断して自宅の確認とか、避難遅れで犠牲になった方が多かったようです。
 「地震発生から、或は津波警報発令から25分以内に標高30mの所にまで逃げていたら、犠牲者はどれだけだったか」と言うシミュレーションを現在まで見た事がありません。
 おそらくかなり少なかったのではないでしょうか? 
 これから起こる地震や津波がそのシミュレーションをどれだけ適用できるか、と言うのはわかりませんが、観光産業のため、地方再生のためにも、一例に過ぎないとしてでも良いですから、どなたかが正確な調査統計から数字で示せれば良いと思います。 

巨大地震や大津波 その30

2015-04-28 05:53:30 | 地震 津波
 ネパールの大地震については、地震学者、科学者の多くが予想していた、と言う記事がありました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.recordchina.co.jp/a107411.html

ネパール大地震は予想されていた、地震1週間前に科学者が警戒呼び掛け―中国メディア
配信日時:2015年4月27日(月) 8時59分
2015年4月26日、中国新聞網は記事「国際専門家は大地震を予測、地震発生1週間前にネパールで対策会議を開催」を掲載した。

25日、ネパール中部でマグニチュード7.8の大地震が起きた。多くの住宅や歴史的建造物か倒壊したほか、エベレスト周辺では雪崩が起きるなど被害が広がっている。27日現在、2500人以上の死亡が確認されている。

英ケンブリッジ大学地質学部の地震学専門家ジェームズ・ジャクソン氏は「悪夢のような出来事だが、遅かれ早かれ大地震が起きることは予想されていた」と話している。同地では75年周期で大地震が起きてきたことが分かっており、地震の1週間前にネパールの首都カトマンズに世界各地の地震学者、科学者50人が集まり、地震対策の必要性を呼び掛けていた。(翻訳・編集/増田聡太郎)

引用終了

 確かに周期的には当たっているのでしょう。
 しかしながら、ただ過去のネパールや周辺での大地震が、秋に多かった事から、わざわざ{この時期}に「地震の1週間前にネパールの首都カトマンズに世界各地の地震学者、科学者50人が集ま」っていたのではないでしょうか?
 つまり「雪融け水による地盤温度勾配の大きな変化や地盤境界部の緩みやすさ」と言う、このブログでご紹介している私の仮説モデルによる地震トリガー要素比率の増大を、学者の方達は想定していなかった、と言えるのかも知れません。

巨大地震や大津波 その29

2015-04-27 12:51:04 | 地震 津波
 米グーグル幹部のダン・フレディンバーグ氏が、25日にネパールで発生した地震後に、エベレストのベースキャンプを襲った雪崩で亡くなった話がありました。
 ネパール大地震関連で犠牲になった方々にお悔やみ申し上げます。
 知床の大規模地滑りや、四川大震災の時期や要因に関するこのブログでご紹介したモデルが、実際にどの程度地震トリガーの要因の割合を占めるのか? また頻度が増すのか? は、まだわかりませんが、おそらくこうした原理を指摘する資料が未だなかったのではないか? と思えます。
 何故なら、グーグルと言う世界最高クラスの検索サイトの、しかもそのVIPである幹部が、この時期のエベレスト登山についてのリスクを「ググれなかった」からと考えられるからです。
 仮にエベレストにトレッキングするにしても、ググれていれば時期を別にしていたのではないか?と思えるのです。
 従ってこのブログでご紹介した原理のモデルは、実際にそれが起きる頻度がどれだけか、はまだわかりませんが、普通には「ググれない」所を見ると、「新説」なのかも知れません。
 

巨大地震や大津波 その28

2015-04-27 06:30:46 | 地震 津波
 前回の記事で、ネパールの大地震について考察しました。
 その後の分析でわかった事ですが、ネパールでは過去にも大地震は何度か起きているのでした。
 その時期は今回のように4月ではありませんでした。
 直近では

 1934年1月15日 カトマンズ周辺でマグニチュード8.3
 2005年10月   パキスタン北部でマグニチュード7.6
 2011年9月18日 インドとネパールの国境付近でマグニチュード6.9
(ネパールやその周辺は大地震多発地帯であり特に大きいものも周期的におきているようでした。)

 といずれも春では有りませんでした。
 しかし四川大地震が5月である例と、もう一つ、「ヒマラヤ 温暖化」とかで検索してみると、「ヒマラヤでは氷河が、特に2000年以降減っている」とかが出てきます。
 そうするとこう言う事になります。
 「2000年まで位は、雪がまだ夏まで覆うエリアが今より広く、或は雨季がもっと遅く、雪融けがもっと緩やかだった。しかも夏を過ぎると日照の強さが落ちてしまうので仮に晴れた日が多くても日射による雪の解け方はもっと緩やかだった。
 しかし雪が早めに無くなる傾向が出て来た2000年以降は、それまで夏まで雪に覆われていたエリアが、春には岩肌が表面に出てしまう比率が高くなる。
 そうすると春の日照が強くなるのと重なって急激に雪が融ける。
そして急激に地下に浸み込んだり、どこかに貯まったりする。」 → 「すると従来より地盤、特に地下のより深い所までの温度勾配(熱勾配)が大きくなり、その体積膨張の違いが同様に大きくなる。」→ 「それがこのブログで地震発生のトリガーとなる一要素のモデル、としている [ 仮想寒天のお皿化変形現象 ] 或は [ 地盤の温度勾配変化によるエビ反り現象 ] につながる」。
 また同時に地下水比率の増大で地盤の境界が滑りやすくなる。

 知床で起きた大規模な地滑りも、大雪であった事の他、日照の強さと時間の急激な増加と、雪融けが重なった結果と言えるのであれば、今後は同様な時期に同様な地震が世界で起きるのか?と言うのは今後の様子見です。
 あくまで仮説ですし、地震のトリガーになる要素は多数あるので、確率は無論100%ではありません。