快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  マリアナ諸島の地震とケルマディックの傾向則

2016-07-30 13:33:13 | 地震 津波
 今朝はマリアナ諸島でM7以上の地震が有りました。

 2016年7月30日 6時20分ごろ マリアナ諸島 M7.6 最大深度2 
震源深さ 260km
 
 尚、EMSCでは

引用開始(一部抜粋)

2016-07-29 21:18:30.4
3hr 59min ago
18.58 N 145.51 E 269 7.7 PAGAN REG., N. MARIANA ISLANDS

(中略)

2016-07-13 12:11:13.4 28.10 S 176.42 W 15 6.3 KERMADEC ISLANDS REGION
2016-07-13 11:56:58.5 28.35 S 176.41 W 15 6.0 KERMADEC ISLANDS REGION
 
引用終了

 で、マグニチュードや震源深さは多少各国で異なっています。
 ケルマディック諸島でのM6以上の地震からは約16日で、ケルマディックの傾向則の2週間以内の方には該当せず、1ヶ月以内の方には該当した事になります。
 今後もこの値は変更するつもりがないのは前回の記事に書きましたが、M6とM7.6では地震のエネルギーが約254倍も異なるわけで、単にM6で線引きしてしまうのもどうか?とも思えます。
 そこで従来の線引きはそのまま残すとして、追加で条件を設ける事も考えました。
 例えば「ケルマディック諸島でのM6以上の地震から3週間以内でM6.5以上の地震が発生する確率」と言うようなものですが、値と期間はとりあえず上記でスタートしようかと思います。
 これまで同様に発生状況に応じて確率が上下する感じになるかと思います。
 実は今回はケルマディックの傾向則の2週間以内の方が該当しないだけでなく、1ヶ月以内の方ももう該当しないのか? これもきっと11月のスーパームーン前の一時的な静穏期にでもなるのかな? と思った時もあったのですが、結構な大きさがマリアナ諸島で発生しました。
 もう今からこんな状態では、どう見てもプレートや地殻の動きは穏やかではないようです。
 いずれにせよ太平洋プレートの勢いに波があり、今回もウネリのようなものが来たのでしょうが、それで今後の日本エリアがどうなるのかはまだ様子見です。
 
 



自然災害 仕組みとアプローチ -  ケルマディックの傾向則

2016-07-28 22:45:32 | 地震 津波
 ケルマディック諸島やその近海での地震に続く北半球エリア、対象は日本、台湾、フィリピン、マリアナ諸島 のM6以上の地震ですが、今回は傾向則通りの再現性にはなりませんでした。
 特に日本以外ではM5クラスはあったものの特に顕著な発震は無かったようです。
 日本に於いてもM6以上のものは特に発生しませんでした。
 過去2週間は上記のエリアでは特にM6以上は無く、日本でもそうでしたが、日本ではやや目立つ有感地震は多発しました。
 これをどう見るか? ですが、筆者は現在の所、「ケルマディックの傾向則」のモノサシは当分変更する気はありません。
 モノサシを変えれば確率からの予想は当たりやすくなりますが、本来はモノサシを頻繁に変更してブレるべきではないと考えています。
 ただ火山性活動についてはこれも考慮に入れる事は将来の可能性として考えています。
 今回は2週間内の該当地震発生は無く、「ケルマディックの傾向則」の確率を下げる結果となりましたが、寧ろこれまでの確率があまりにも高過ぎて無理があり、筆者も再現性の検証にやや疑問があったので、これを機に「ケルマディックの傾向則」の2週間内の対象エリアでのM6以上の発震確率を下げる事象が出てきてもおかしくはなかったと思われます。
 
 日本に於ける地震の状況で目に付くものは次の通りです。

2016年7月27日 23時47分ごろ 茨城県北部    M5.3 最大震度5弱
2016年7月26日 0時12分ごろ 沖縄本島近海 M5.3 最大震度2
2016年7月24日 2時44分ごろ    伊豆大島近海   M3.4 最大震度3
2016年7月24日 11時51分ごろ 十勝地方中部 M4.6 最大震度4
2016年7月19日 12時57分ごろ 千葉県東方沖  M5.2 最大震度4
2016年7月20日 7時25分ごろ    茨城県南部 M5.0   最大震度4
2016年7月17日 13時24分ごろ 茨城県南部    M5.0 最大震度4
2016年7月19日 13時11分ごろ 青森県東方沖   M4.4 最大震度 3
2016年7月18日 23時09分ごろ トカラ列島近海 M3.8 最大震度1
2016年7月17日 17時59分ごろ 宮古島近海 M4.2 最大震度1
2016年7月16日 22時12分ごろ 秋田県内陸北部 M4.5 最大震度3

 更にプレートや地殻の動きが活発だったのは火山活動でも明らかで、

引用開始(一部抜粋)

http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2016/07/26/48711.html
鹿児島の雲の様子
26日の午前0時2分に鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生。火口縁上5000メートルまで噴煙が上がった。風下側にあたる鹿児島市街地方向でも降灰が予想されるとして気象庁は桜島に「降灰予報」を発表。
鹿児島県の風向きは?雨は?
26日の午前0時2分、鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生。火口縁上5000メートルまで噴煙が上がった。
ここまで噴煙が上がるのは2013年8月18日16時31分の噴火以来3年ぶり。

2006年6月に昭和火口の活動が再開して以降2回目。

引用終了

 と言う状況でした。
 プレートや地殻の動き自体は活発だったようですが、それが場所やタイミングの関係で地殻やプレート境界の歪、ストレスを発散させる状況にならずに大きめの地震トリガーとはなかった、と言う事で、地震ではなく火山活動の方で目立つものがあったのかと考えています。



 
 

自然災害 仕組みとアプローチ -  朝焼けと地震

2016-07-25 12:32:43 | 地震 津波
 以前にも当ブログで朝焼けと地震の関係について記事にした事がありました。
 朝焼けが広がる場合はどちらかと言えば地震は発生しにくい、と言う事なのですが。次の話もこれを裏付けていると見られますので記事にしました。

引用開始(一部抜粋)

http_weathernews.jp_s_topics_201607_250015_.html
ピンクの朝焼けは雨雲接近のサイン

05:44ウェザーニューズ

2016/07/25 05:44 ウェザーニュース
25日(月)朝は、中部や近畿エリアから空がピンクに染まる朝焼けの報告が多く届きました。

(中略)

ただ、これは空気中の水蒸気が増えてきたことを示していて、雨雲の接近を示唆するサインです。
すでに北陸沖の日本海に活発な雨雲が近づき、一部に雨を降らせ始めました。
近畿や中部のお出かけには傘が必須となりそうです。

引用終了

 あくまで地震トリガーとなる多くの要素の一部に過ぎないので、朝焼けが広がっていても発震があるケースも状況によっては有ります。
 ただ大気中に水蒸気や水滴が多いと、宇宙からの影響は遮蔽される比率がより多くなるので、確率値としてはどちらかと言うと地震は少なくなる傾向にある、と筆者は考えています。

自然災害 仕組みとアプローチ -  茨城県南部地震の多発をどう見るか その2

2016-07-22 21:14:57 | 地震 津波
 茨城県南部地震の有感地震は今日は発生していません。
 7/20の記事で書きました通り、去年は名前こそ異なるものの同じグループとして、

 2015年5月25日 14時28分ごろ 埼玉県北部 5.6 5弱

が発生しているのです。
 この事を忘れていると茨城県南部地震だけが増えたように思えてしまいます。
 そして現時点迄に関しては、「地球と月との位置関係近似 と 近似地震発生傾向」の法則通り、このエリアはほぼ1年47日~50日前のパターンに似たものとなっています。

 千葉東方沖地震も同様ですが、今回はややマグニチュードや震度がここ1年にない大きさだったようです。
 但し千葉東方沖地震はM4以上はしばしばあり、2013年以降からだけでもM5以上は次のように発生していて、現時点ではまさに恒例行事の範囲に見えてしまいます。

2014年1月2日  22時11分ごろ 千葉県東方沖 M5.1 最大震度3
2013年12月21日 10時34分ごろ 千葉県東方沖 M5.4 最大震度4
2013年12月14日 13時06分ごろ 千葉県東方沖 M5.5 最大震度4
2013年6月6日  12時28分ごろ 千葉県東方沖 M5.0 最大震度3
2013年4月4日  13時42分ごろ 千葉県東方沖 M5.8 最大震度3

 だからと言って茨城県南部地震も千葉東方沖地震も今後にしばらく静穏化するとは限りらず、もしかするとやや活発化するかも知れませんがそれはわかりません。
 少なくとも去年と同じレベル、頻度かややそれ以上での発震はキープするものと見てはいますが、実際にどうなるでしょう。
 日本全体では、今日はどうもここ数日にあった地震発生エリアのパターンが無くなり、その前の状況に戻ったような感がありました。

 

 

自然災害 仕組みとアプローチ -  ケルマディックの法則 その2

2016-07-21 20:27:16 | 地震 津波
 7/14に「ケルマディックの法則」をサブタイトルにしましたので、今回迄はこの名前を使いますが、既に他の記事で書きました通り、これからは「ケルマディックの傾向則」で表現しようかと思っています。
 先日、バヌアツで地震がありました。
 その約1週間前のケルマディックエリアでの地震も合わせて引用します。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/
2016-07-20 15:13:15.8 18.88 S 169.05 E 163 6.1 VANUATU
2016-07-13 12:11:13.4 28.10 S 176.42 W 15 6.3 KERMADEC ISLANDS REGION
2016-07-13 11:56:58.5 28.35 S 176.41 W 15 6.0 KERMADEC ISLANDS REGION

引用終了

 これで今後1週間、長くて23日後までの間にM6の地震が発生しても、「ケルマディックの傾向則」によるものなのか? それとも「バヌアツの法則」によるものなのか? わからなくなってしまいました。
 なので「ケルマディックの傾向則」はお預けとなりました。
 現在、「ケルマディックの傾向則」 AND 「バヌアツの法則」の状態ですから、確率的にはやはりM6以上の地震は該当エリアで発生する可能性が高いと言えます。
 逆にこれで発生しなければ、寧ろ珍しい方かも知れませんが、その可能性もゼロでは有りません。
 「ケルマディックの傾向則」では対象エリアが日本だけでなく、台湾、フィリピン、マリアナ諸島も含んでいます。
 茨城県南部地震や千葉東方沖地震は現時点では縮小傾向にあり、「地球と月との位置関係近似 と 近似地震発生傾向」の法則 の通りになってはいますが、「ケルマディックの傾向則」や梅雨明け、或いは梅雨の間の晴れ間と言う状況では、宇宙からの影響がそれまでより高くなり、地震トリガーにはどちらかと言えばなりやすい状況であると言うのは、これまでの当ブログで記事にした通りです。
 茨城県南部地震や千葉東方沖地震も晴れて暑くなった時にタイミングがやや一致しているようにも思えます。