快気分析

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仕組みとアプローチ -  カナダが使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止した件をこう見る

2022-06-25 10:28:04 | マイクロプラスチック問題
 サブタイトルに有る通り、最近カナダが使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止する予定との事です。

引用開始(一部抜粋)

https://jp.reuters.com/article/canada-plastic-idJPKBN2O2019

ワールド
2022年6月21日9:42 午前4日前更新
カナダ、使い捨てプラスチック製品の製造・輸入を禁止

[20日 ロイター] - カナダ政府は20日、リサイクルが難しい使い捨てプラスチック製品の製造と輸入を禁止すると発表した。声明では「いくつかの例外を除き、今年12月に発効する」としている。

新たな規制では、リサイクルせずに捨てられるプラスチック製のレジ袋や食器、食品容器、ストローなどが対象になる。

統計によると、カナダでは毎年最大150億枚のレジ袋、毎日1600万本のストローが使用されている。

引用終了

 随分と思い切った事をするものだと言う感は有りますが、しかし良く考えてみるとそれなりの背景が有るようです。
 その1つは今月10日に当ブログで書いた記事、サブタイトル「レジ袋 昔のような紙のレジ袋ならまだ許容範囲」の内容に沿ったものだと考えています。
 紙袋や木材、或いは海藻などを使ったレジ袋や食器、食品容器、ストローなどが世界で多く利用されるようになると潤うのはどこの国でしょうか?
 当然ですがそう言う国の一つは森林資源、海藻資源などが多いカナダです。(日本も同様に森林資源は多く、海藻資源は近年やや減ってはいるものの少ない方ではありません。)
 つまり国益も考えて方向性を示している面も有ると思います。
 以前の記事でNTTが最近リモートワークを基本とする方向性を示し、一方でホンダがリモートワーク離れを始めたと言う理由も各社の業種と関連する利害の面が大きいと思っているのと同じではないでしょうか。
 草木を利用したものは多少手間がかかって価格が高くても、マイクロプラスチックを広い海洋から回収するのに比べればその負担は微々たるものであり、また草木は十分に再生させれば「再生可能エネルギー」の最たるものです。
 世界は今後こうした方向に行くのではないでしょうか。