快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  来年に向けて

2024-12-31 01:08:34 | 日記
 今年も残念ながら世界では災害で多くの被害と犠牲者が出てしまいました。
 国内に限らずこれまで世界で発生した災害によりお亡くなりになられた犠牲者の方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 来年はより良き年でありますように。

仕組みとアプローチ -  航空機の油圧システムとバードストライク

2024-12-30 22:31:41 | ジェット機
 前回記事の続きです。
 務安国際空港で発生した旅客機事故で亡くなった乗客の方が家族に連絡していたメッセージで気になる事が有りました。
 それは、『航空機に問題が生じた。鳥が翼に挟まり、着陸ができない』との内容です。
 バードストライクと言うと殆どは鳥がエンジンに吸い込まれてエンジンに不具合が起きる、と言うイメージになりがちですが、鳥がエンジン以外の例えばフラップとかスラットなど油圧で動作する機器に挟まってしまった場合、或いはそれらの機器に衝突して機器が変形するなどの不具合が発生したにもかかわらず、航空機が飛行、離着陸しようとそれら油圧で制御動作するアクチュエータを動作させようとしたらどうなるのか?と言う点について、可能ならばですが情報を得たい気がします。
 何故かと言うと、それら油圧で制御動作する機器が変形や挟まりなどの機器動作妨害により操縦システムの目標とする動作を達成できない場合、果たしてどうなるのか?が気になるからです。
 普通だと「何かの妨害が発生しているのでとりあえずそのアクチュエーターへの油圧制御は停止する」と言う考え方になるのかも知れませんが、しかしそれでは着陸できない、或いは着陸できないと言う程ではないが操作性が落ちるので何度かまでは試す、と言う流れになるのか? それとも再チャレンジはできないようにそのアクチュエーター単独だけ除外できるようになっているのか? 或いはそのアクチュエーターだけでなくいくつかのまとまりで一括で除外されるのか?
 仮に「何度かまでは試す、と言う流れ」の場合、と言う仮定に過ぎませんが、引っ掛かっているアクチュエータを無理に何度も動かそうとする事にもしなるのならば、ですがアクチュエータの油圧関連以外だけが破損して油圧関連だけは保護されて油圧システムの油が漏れる事は無いようにできているのか?それとも油圧関連部分の方がダメージを受けて油が漏れてしまうのか?
 更に油圧システムがその破損した油漏れ箇所だけを除外できるように各所に遮断弁がついているのか、それとも多数ある油圧系統に全て別々に遮断弁をつけてしまうとそれでは機体が重くなってしまうので、いくつかを一組としてまとめ、そこに遮断弁をつけているのか?
 このあたりがどうなっているのか、については航空専門家でもない調べ切れるかどうか、わかりません。
 乗員が2名生存している事やフライトレコーダの解析などがもし進めばある程度の状況はわかってくるのかどうか、いずれにしても今後の事故防止に役立つ何かが得られれば、とは思っています。




仕組みとアプローチ -  務安国際空港で発生した旅客機事故 バードストライクはどれだけ関係していたのか

2024-12-30 18:39:39 | ジェット機
 今月29日、務安国際空港で発生したチェジュ航空旅客機事故の原因ですが、ネットやメディアで調べられた範囲では未だはっきりした事はわかっていません。
 鳥の群れがこの旅客機に衝突し、その後に爆発音と火が見えた、と言う旨の証言が有り、バードストライク説がかなり多いようです。
 ただバードストライクで仮にエンジンが1基停止してしまっても着陸は残り1基のエンジンで何とか可能なはずなのが、何故大事故になってしまったのか、と言う点については調べていくと、どうも油圧系統が機能していなかった、と言う見方が有るようです。
 その理由は油圧で動作するランディングギア(飛行機の車輪)が下りておらず、同じく油圧で動作するフラップやスラットなどの高揚力装置も動作していない(これがスピードが殆ど落ちないまま壁に衝突した原因の一つ)のが映像で確認できるから、と言う事のようです。
 ただ滑走路にある程度の姿勢で胴体着陸開始までは出来ていたのは、不具合となった系統の油圧系統以外は制御動作が効いていたからではないのか?と言う状況にも思えなくもないのですが真相がどうなのか、現状ではわかりません。
 そしてこの油圧系統の(少なくとも一部の)機能停止がバードストライクによるエンジンの異常や衝撃によるものなのか、或いは他の原因による油圧系統の異常なのか、と言うのも調査はこれからのようです。
 現状ではバードストライクが致命傷となったのか? 一時要因となって油圧系統など他のトラブルが二次的は発生したのか?それとも関係なく油圧系統の故障が発生したのか?と言うのははっきりわかっていません。
 現状ではバードストライクとの関連性ははっきりとはわかっていない状況ですが、当ブログで以前にバードストライク関連について記事にした事が有りましたのでタイトル、サブタイトル、投稿日をリストアップします。

仕組みとアプローチ -  ジェット機とバードストライク 旅客機はB29のような4発に回帰していくべきではないか
2021/02/25 21:30:32

仕組みとアプローチ -  ジェット機とバードストライク 胃石の大きさは鳥類でどう違うのか
2021/02/25 20:04:12

仕組みとアプローチ -  ジェット機とバードストライク そして鳥の砂嚢の中には硬い砂礫が有る
2021/02/23 20:29:54

 






仕組みとアプローチ -  ロシアの非常事態省が意味するもの 正体がわからないものからのattackにどう対応するか

2024-12-23 18:47:44 | 国防
 石破首相がこれまでの省庁の垣根を超えた防災庁創設を提言した事に対し、一部から「防災庁をつくるよりも各省庁の予算を増やす方が目的に資する」とか言うよう意見が一部に有り、それだとこれまでの縦割り行政まっしぐらみたいな感じになるようです。
 個人的には防災庁ならまだマシですがそれだって十分じゃありません。
 ましてやこれまでの「各省庁の予算を増やす」なんて発想では論外かと思います。
 ロシアには「非常事態省」と言うのが有って、自然災害だかテロだか諸外国が仕掛けた戦争だかよくわからないattackに対して、それまでの省庁を超えた観点で対応しようと作られたもののようです。
 なので融通性が高く、とっさの対応に機能している感も有ります。 
 日本は戦前に陸軍と海軍の仲が良くなくて、縄張り争い、足の引っ張り合いみたい面が有り、それを見透かした連合軍側がこれをうまく利用して日本が大敗した面も有る、と言うのが定説です。
 タテ割り行政はかなり危険なものです。
 ですから「各省庁の予算を増やす」なんてタテ割り行政まっしぐらに発想に比べれば防災庁もいけなくはないですが、更にそれを超えて「日本にattackしてる正体が何だかわからないけど、とにかく非常事態としてこれまでの省庁を超えて対応しないといけない」と言う観点で「ロシアの非常事態省」を参考にするのも悪くはないと考えていますがどうでしょう。

仕組みとアプローチ -  ふるさと納税の返礼品システムはおかしな制度

2024-12-22 12:59:35 | 金融
 主旨はサブタイトルの通りです。
 ふるさと納税自体は悪くもなく、更にそれが寄付にあたると言うのも別に変でもないと個人的には思ってます。
 ですが「返礼品」については明らかに疑問に思っています。
 と言うのは「寄付と言うのは返礼品なんかを伴うものではないから」です。
 寄付の見返りは賞状や勲章や寄付した実績の情報開示などの名誉と言うのが世界の常識なのではないかと思います。
 ところでこの返礼品システムなんですが、仮にある住民が「自分の住んでる自治体に納税したいのがホンネなんですが、でも返礼品が欲しい\」、と言う場合に「どうワル知恵を働かすか」と言うと、「ほぼ同額の納税額で他の自治体に住む他人を探し出してその他人とカップルになって相互にふるさと納税する事」です。
 そうすれば見ず知らずの人、或いは知人とかと相互にふるさと納税できて、返礼品をゲットできわけですね。
 だからそうした事をやりやすくするようにネットで「マッチングサイト」や「マッチングアプリ」みたいなのが当然出て来る可能性はあるのです。
 で、日本全体ではこの返礼品の分だけ税収が減るか返礼品のための公費に出費が増えるはずなのです。
 で、誰が得をするか?と言うとそれは高額納税してる高所得層、ふるさと納税の利益の方が返礼品の負担より大きいごく一部の自治体、と言う感じではないでしょうか。
 いわば脱税の一手法みたいなシステムでは?
 で納税額が全体で減った分の負担は誰に?と言うとそれは低所得層とかですね。
 「でもそれで助かる過疎地とかの自治体は再生する可能性がある」とかの面も有るかも知れませんが、それはそれでダイレクトに国策でやるべきであって高所得層がドサクサに紛れて美味しい思いをするようなシステムにすべきではないのです。