快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  キラウエア火山の大規模噴火と世界規模の謎

2018-06-30 11:50:31 | 地震 津波
 先月から発生したハワイのキラウエア火山の噴火は爆発的噴火も含めて、かなりのレベルのようです。
 
引用開始(一部抜粋)

http://www.bbc.com/japanese/44164686

キラウエア火山で爆発的噴火 米ハワイ

2018年05月18日

活動が活発化している米ハワイ州のキラウエア火山で17日午前4時15分(日本時間午後11時15分)、爆発的噴火が発生し、火山灰が上空9100メートルまで吹き上がった。同火山で爆発的噴火が起こったのは、1924年以降で初めて。

引用終了

 と言う事ですが、1924年爆発的噴火は最終であって、その前年の1923年8月25日から爆発的噴火は始まっていたそうです。
 この時は僅か数日後の9月1日にあの関東大震災が発生しました。
 しかしこの時は有史で最大の爆発的噴火と言うわけでは有りませんでした。
 一方でキラウエア火山の最大爆発的噴火はいつだったのか?と言うと、

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%A2%E7%81%AB%E5%B1%B1

1790年に有史での最大の爆発が起こっている。火砕サージが発生し約80名が死亡した[8]。1924年にはハレマウマウ火口に近づいて写真を撮っていた1名が爆発によって飛んだ岩に打たれ死亡している[8]。

引用終了

 ならば有史での最大の爆発的噴火ある1790年と比べて、今回がどうなのか?と言うのが気になって来るので、調べて見ました。
 最近の世界の地震をM6以上についてEMSCで調べて確認すると、

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-06-21 21:13:32.6 17.73 S 168.20 E 30 6.1 VANUATU
2018-06-16 03:23:31.8 16.27 S 177.60 W 10 6.0 FIJI REGION
2018-06-12 23:08:28.8 2.00 S 98.68 E 10 6.0 SOUTHWEST OF SUMATRA, INDONESIA
2018-05-18 01:45:31.3 34.66 S 178.38 W 10 6.2 SOUTH OF KERMADEC ISLANDS
2018-05-09 10:41:44.3 36.98 N 71.43 E 109 6.2 HINDU KUSH REGION, AFGHANISTAN
2018-05-09 07:57:54.8 5.88 S 151.80 E 10 6.0 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2018-05-05 06:19:04.5 14.47 N 123.92 E 20 6.1 LUZON, PHILIPPINES
2018-05-04 22:32:55.9 19.46 N 155.06 W 5 6.9 ISLAND OF HAWAII, HAWAII
2018-05-02 06:32:48.9 24.26 S 111.65 W 10 6.0 EASTER ISLAND REGION
2018-04-19 21:09:16.7 42.82 S 42.22 E 10 6.0 PRINCE EDWARD ISLANDS REGION
2018-04-10 10:19:34.1 31.00 S 71.39 W 68 6.2 COQUIMBO, CHILE
2018-04-07 05:48:41.1 5.84 S 142.55 E 29 6.3 NEW GUINEA, PAPUA NEW GUINEA
2018-04-02 13:40:34.0 20.65 S 63.05 W 550 6.8 CHUQUISACA, BOLIVIA
2018-04-02 05:57:32.8 24.95 S 176.80 W 80 6.2 SOUTH OF FIJI ISLANDS

引用終了

 これは今年4月以降だけのデータですが、その以前の月も同様にわかります。
 5月17日はたったの4件。
 既に40日以上経っていて4件、しかもM6.5以上は1件もも無い、と言う点が目に止まり、今回のキラウエア火山の最大爆発的噴火後に世界では大きな地震が少なくなっているのか?と思い、もしかすると1790年の時も同様だったのか?と言う事で調べて見ると、


引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8#%E8%BF%91%E4%BB%A3%E4%BB%A5%E5%89%8D

東アジア・ロシア東部
(中略)
1789年6月7日 雲南、華寧で地震 - M 7、死者300人 - 1,000人。
1792年
8月9日 台湾、嘉義・彰化地震 - M 7、死者617人。
8月23日 カムチャツカで地震 - Mw 8.5。
9月7日 四川、道孚で地震 - M 6.8、死者205人。
1793年5月15日 四川、道孚で地震 - M 6、死者200人。
(中略)

東南アジア・オセアニア
(中略)
18世紀
1762年4月2日 バングラデシュ・ミャンマー北西部で地震 - M 7.5、津波などにより多数が死亡。
1797年 インドネシア、スマトラ島中部沖で地震 - M 8.4。
(中略)

南・中央・西アジア
(中略)
1789年5月29日 トルコ東部で地震 - M 7、死者5万人。
1796年4月26日 シリア北西部で地震 - M 6.6、死者1,500人。
(中略)

ヨーロッパ
(中略)
1789年9月30日 イタリア中部で地震 - M 5.8、死者500人。
1799年7月28日 イタリア、カメリーノで地震 - M 5.8、死者104人。
(中略)

アフリカ
(中略)
紀元前17世紀
紀元前1630年頃 ヘレニック海溝での巨大地震と大津波[53][54]。
19世紀
1825年3月2日 アルジェリア、ブリダで地震 - 死者7,000人。
(中略)

南北アメリカ
(中略)
1787年
3月28日 メキシコ西岸で地震 - Mw 8.5(M 8.2)、死者11人。
5月2日 プエルトリコで地震 - M 8.0。
1797年2月4日 エクアドル沖で地震 - M 8.3、死者4万人。

引用終了

 では日本ではどうかと言うと、


引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#18%E4%B8%96%E7%B4%80

1782年8月23日(天明2年7月15日) 天明小田原地震 - M 7.0、住宅約800破損、小田原城損壊など。
1786年3月22日〜3月23日箱根山で2日間で100回以上の群発地震(有史以来の初記録)[103]。
1789年5月11日(寛政元年4月17日) 阿波で地震 - M 7.0±0.1、土佐室津に津波。
1792年
5月21日(寛政4年4月1日) 島原大変肥後迷惑 - 長崎県島原半島で雲仙普賢岳の噴火が起こり、眉山の山体崩壊による対岸の肥後国(熊本県)大津波。M 6.4±0.2、死者約15,000人。
6月13日(寛政4年4月24日) 北海道後志神威岬沖合で地震 - M ≒ 7.1又はM 7.3[104]。小樽から積丹(しゃこたん)岬にかけての地域で揺れを感じ、津波が発生したとされている[105]。日付を5月24日とする文献もある(『北海道史』)。

1793年
2月8日(寛政4年12月28日) 西津軽地震(鯵ヶ沢地震) - M 6.9〜7.1。西津軽・鰺ヶ沢で強震、津軽山地西縁断層帯が震源で、地震発生よりも前に海水が引く前兆現象があった。津波による死者3人。
2月17日(寛政5年1月7日) 寛政地震(連動型宮城県沖地震) - M 8.0〜8.4、死者100人程度、陸中から常陸にかけて津波。

1799年6月29日(寛政11年5月26日) 金沢地震 - M 6.0±1⁄4又はM 6.7[104]。金沢などで地震。640人死亡、その他の地域でも死傷者あり。

引用終了

 すごい。
 1790年当年と翌年である1791年はウィキペディアに書かれた歴史に残る地震としては皆無です。
 しかも東南アジア・オセアニア、南・中央・西アジア、ヨーロッパ、南北アメリカはデータが結構有ると思われるのにかなりの空白期となっていす。
 では日本国内の地震で似ている所はと言うと、数年前の、

1786年3月22日〜3月23日箱根山で2日間で100回以上の群発地震

です。
 一方で異なるのは、

1782年8月23日(天明2年7月15日) 天明小田原地震 - M 7.0、住宅約800破損、小田原城損壊など。

1789年5月11日(寛政元年4月17日) 阿波で地震 - M 7.0±0.1、土佐室津に津波。

の2件です。

 小田原地震の周期が約73年とも言われているのは以前の記事で引用しましたが、関東大震災でかなりストレスは解消さた可能性もありそれが今回までの空白期となっているのかどうかと言うところです。
 しかし既に関東大震災から約95年位になっているため、今後についてはいつになるのか全くわかりません。
 阿波に相当する徳島の地震はやや目立って来ているようにも思えますが、津波を伴うものとなると南海トラフ地震の部分的小規模版なのかどうか、と言う所が定かでは有りません。
 キラウエア火山の大規模噴火とその前後の地震が1790年型となるのか、1923年型となるのか、それとも別のパターンとなるのか。果たしてどうなるのでしょう。
 いずれにしても備え有れば憂いなし、と言う所でしょうか。

仕組みとアプローチ -  土地価格下落の要因と対策 GPSによる位置確定は地震関連のデータにだけ関連する事ではない

2018-06-29 19:24:43 | 地震 津波
 最近は空家問題も多いのですが、それだけでなく耕作放棄地や空いた宅地、山林なども問題化しているようです。
 大体において郊外や地方の土地は下落しているのではないでしょうか。
 時々、都内のどこどこが上昇が激しい、とか地方都市でもどこどこだけは上昇している、とかのニュースが有りますが、それってそもそも実勢価格なのか、そして仮に実勢価格のところが有ったとしても100有る土地の内の5とか10とかの極僅かものなのか? それともそうではないのか?と言うのはどうも全容がわかりません。
 本来、地価と言うのは、データに取り入れた地点の「数」による「点数加重平均」ではなく、「面積加重平均」で論じられるべきものだと思っています。
 地価が上昇しているごく僅かな狭い地域で多くの地点を地価調査として採用し、その割合が多い地価を地価平均値として算出すれば当然の如く地価はあまり下落していない、或いは上昇したと言う演出は出来るわけです。
 ところで土地が資産としての価値に疑問が持たれるケースとして、境界の確定が面倒な事が有る、と言うケースが少なくない、と言う事が有るかと思います。
 これについては以前から境界紛争についての話は有ったので、さして珍しい事でもないのですが、その例として最近のニュースでは次のようなものが有ります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.msn.com/ja-jp/money/personalfinance/%e9%9a%a3%e3%81%ae%e5%ae%b6%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%8c%e5%a2%83%e7%95%8c%e7%b7%9a%e3%81%8c%e9%81%95%e3%81%86%e3%80%8d%e3%81%a8%e8%8b%a6%e6%83%85-%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e5%a3%b2%e8%b2%b7%e3%81%ae%e6%b3%a8%e6%84%8f%e7%82%b9/ar-AAzdkmy

隣の家から「境界線が違う」と苦情 土地売買の注意点
2018/06/27 11:00

引用終了

 境界と言うのは、確定しようとすると結構面倒なケースがあるようなのです。
 それは確かに実勢価格で坪5万円以上の土地とかなら、かなり正確な測量で境界を確定しなければいけないケースも有るかも知れません。
 しかし現状では坪5万円とかもしないような土地でGPS以上のレベルで位置確定をし、それなりの費用をかけてまでして境界を打った所で、土地価格とのバランスで意味が有るのでしょうか?
 更にその境界杭が土地の傾斜の崩れや部分的な地滑りなどで、境界杭自体が移動してしまう事も有るわけで、果たして境界杭などが有効なのか、と言う疑問も実は多い事も有るようです。
 それで登場するのがGPSで位置を決めてしまうと言う考え方です。
 実際に測量価格はかかるもののGPSで境界を確定しているケースも有るようで、これなら仮に境界杭が土地の崩れな地滑りなどで動いてしまっても将来の紛争にならない、或いはなりにくい、と言う方向を期待できるわけで、そうであればそれなりに土地の資産価値は意味を持って来るかも知れません。
 固定資産税を本当に価値有るものへの課税として徴収するのなら、少なくとも坪単価が数万以下の土地については境界確定をGPSによる位置確定として一部は補助などの公的事業にすれば、地方や郊外の土地を持とうとする人も今よりは増えるのではないでしょうか。
 そして資産価値が出てくればそれを活用しようとする動きが出て来る事も期待できます。
 現在、公的機関、民間を問わず、地震や地殻関連の地殻変動データではGPSで測定したものを使っている事が殆どです。
 GPSによる測定が誤差が少なくそこまでアテになるものならば、土地の境界にGPSが採用されるのをもっと公的に支援して、土地の実際価値をもっと高めるべきであり、逆にGPSによる測定がそこまでアテにならないものならば、GPSを利用した地殻変動データなどあまり意味は無い、と言う事になります。
 地殻変動データを科学に採用しているなら、GPSによる境界確定支援とその関連法規の構築を進めるべきではないでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -  熊本地震と月齢を再考察した結果

2018-06-28 19:07:22 | 地震 津波
 ザトウクジラに関する前回の記事で熊本地震の例も分析対象にしましたが、その熊本地震が発生下のは2016年の4月14日と16日。
 この年の4月は7日が新月でしたので、月齢では特に危険期間と言う程では有りませんでした。
 大地震と言うのは、何もトリガーが大きい時だけに発生するわけではなく、地殻やプレートの境界間のストレスが弾ける限界であるかどうか、と言う点が大きいく、仮に弾ける限界に近かった場合は僅かなトリガーでも大地震が発生する可能性はゼロではない、と言うのはこれまでにも書いて来ました。
 熊本地震についてはあまりにも月齢に限ればですがどちらかと言うと安全期間だったので再度当時の状況を分析してみました。
 その結果、熊本地方の有感地震に関しては、少し前の満月や新月とその前後期間に発生する有感地震の比率が多かった事がわかります。

                                    M  最大震度
2016年4月14日 22時07分ごろ 熊本県熊本地方 5.7 6弱
2016年4月14日 22時03分ごろ 熊本県熊本地方 3.3 2
2016年4月14日 22時00分ごろ 熊本県熊本地方 4.0 4
2016年4月14日 21時42分ごろ 熊本県熊本地方 4.9 4
2016年4月14日 21時37分ごろ 熊本県熊本地方 3.9 4
2016年4月14日 21時26分ごろ 熊本県熊本地方 6.4 7
2016年4月6日 16時36分ごろ 熊本県熊本地方 1.7 1
2016年4月3日 14時22分ごろ 熊本県熊本地方 2.2 2
2016年3月23日 20時52分ごろ 熊本県熊本地方 2.3 1
2016年3月23日 16時13分ごろ 熊本県熊本地方 1.7 1
2016年3月10日 16時19分ごろ 熊本県熊本地方 2.3 1
2016年2月12日 15時39分ごろ 熊本県熊本地方 2.0 1

 2016年の4月は7日が新月ですから4月3日と6日は新月の前後期間でどちらかと言えば要注意期間。
 2016年の3月は満月が23日でしたからまさにドンピシャリ。
 新月は3月9日でしたからこれも新月トリガー期間内でした。
 これらの事から言える事は、次の通り。
 「確かに熊本地震自体は新月や満月とその前後期間に発生したわけではないが、周辺域も含めた中小の有感地震は満月や新月とその前後期間で発震。その結果、周辺域の突っかえ棒が順次外れて行き、4月14日と4月16日の大地震の震源域に力が集中した結果、2度の大地震となった。」
 月齢トリガーではどちらかと言えば要注意となる期間ではなくそれ以外の期間であっても大地震が発生するパターンとして、熊本地震は今後も参考になるかもしれない、と考えています。

仕組みとアプローチ -  ザトウクジラの稀な場所での存在と地震の関係

2018-06-28 09:31:38 | 地震 津波
 最近の記事で東京湾にザトウクジラと思われるものが確認された件を記事にしましたが、熊本地震の前にもこのザトウクジラが確認されたという事で、これについてもう少し調べて見た所、納得行く状況が有りました。
 まずこの時のザトウクジラですが、次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.news24.jp/articles/2016/04/08/07326868.html

今度は長崎市…ザトウクジラ打ち上げられる

2016年4月8日 19:26

 8日午前、長崎市の海岸で体長7メートルの「ザトウクジラ」が打ち上げられているのが見つかった。

 砂浜に打ち上げられた体長約7メートルのクジラは胸ビレが特徴のザトウクジラで、見つかったのは長崎市大籠町の海岸。8日午前7時半頃、近くを通りかかった男性が発見した。長崎大学が調べたところ、1歳から2歳のメスで、死んでから2、3日経過しているとみられている。親からはぐれ浅瀬に迷い込んだ可能性があるという。
 近くの住民「『クジラが漂着しているから見にいかんば』(と言われた)」「20年以上漁師をしているが1回も聞いたことがない」
 長崎大学大学院、水産学部海棲哺乳類研究室・塩崎彬さん「長崎付近の海でこれ(ザトウクジラ)がいるというのもあまり聞かない話なので、珍しい現象だと思う」
 今月4日、熊本県天草市で体長約8メートルのクジラが定置網にかかり死んでいるのが見つかっている。

引用終了

 以前に何度も記事にした通り、「雨天曇天の後に晴れやそれに近くなって来た場合には宇宙からの影響や地磁気の影響がより大きくなりやすく、これによる地震トリガーはどちらかと言えば大きい事が多く、また新月や満月とその前後にも月齢による地震トリガーはどちらかと言えば大きい事」、以上の事からこれらの仕組みであるならば、2016年4月の熊本地震の前と、今年6月の東京湾のザトウクジラの出現は有る程度は説明がつくだろうと思われたので追跡してみました。

 当時の月齢を調べて見ると、2016年は4月7日が新月。
 ならば4月8日は月が殆ど見えてなかった可能性は高いので説明がつきます。
 それでは4月4日はどうなのかと言うと、天草(牛深)は、
 4月2日 晴れ
 4月3日 曇
 4月4日 曇
 4月5日 晴れ
 4月6日 晴れ
 4月7日 曇
 4月8日 晴れ

 なるほど、このタイミングだと4月3日と4日はやや新月に近い上、曇っていた為、ザトウクジラから月が見えなかった可能性が高いと考えられます。
 クジラ、イルカの類は地磁気などでも方向探知をしている、との説が有りますが、それだけではあまり正確ではない事も多い為、その日時における月の位置も組み入れて判断しているものと個人的には考えています。
 そしてザトウクジラと地震の関係ですが、地震の前に何も地震で危険な陸に近い所に来るわけはないはずであり、仮にザトウクジラが地震を避けようとして陸に近い所に来るのだとしたらそれは辻褄が合わないと言う事になります。
 それで考えられるのは、こうです。
 「新月かそれに近い時は例え晴天でもザトウクジラから月が見えなくなり、 新月やそれに近い場合でなくても雨天曇天ならばザトウクジラから月が見えなくなるので、ザトウクジラにとっては方向探知しにくくなって不慣れな場所に入り込みやすい。
 そして新月やそれに近い日は新月トリガーで地震はどちらかと言えば発生しやすいし、雨天曇天であればそれが過ぎて晴天かそれに近くなった時に、宇宙からの影響や地磁気の影響を受けやすくなって地震となりやすい」と言う事です。
 カズハゴンドウについては、その時刻と月の位置を頼りに方向探知もしている可能性が高い事を以前に記事に書きましたが、ザトウクジラに関しても同様に月も方向探知に利用している為、月が見えなくなってしまう為、通常ではあまり近寄らない不慣れな海域に入り込んでしまう事がある、と言う状況だったかと思われます。

仕組みとアプローチ -  今度の満月とその前後期間をどう見るか 

2018-06-27 19:10:24 | 地震 津波
 明日は満月。
 今年7月と8月の満月は年間最小満月かそれに準じる小さな満月、そして今月と9月の満月もどちらかと言えば小さな満月です。
 通常ならば満月とその前後は5~6日位をどちらかと言えば要注意期間と見ていますが、今月から9月までの満月は月齢によるトリガーに限れば、ですが満月トリガーとしては小さい方なので、満月とその前後3~4日程度をその該当期間にしても良いのではないかと見る考え方は有ります。
 しかし一方で以前から何度か書いて来た通り、有るエリアでM7以上の地震がもう2年2ヶ月以上空白期となっている事、そしてもう一つ、今年5月31日の記事、サブタイトル「M7以上の地震 あるエリアの頻度比率が低いのをどう見るか」で書いた通りの情況ですので、この空白期や低頻度期間は果たしていつ、何処で終了するのか?と言う状況である以上、小さい満月とその前後期間であっても今回はどうも油断はできないのではないか、と思っています。