快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  白山で火山性地震が増加

2017-11-30 12:31:13 | 地震 津波
 白山で火山性地震が急に増加したとの事です。

引用開始(一部抜粋)

http://www.jma.go.jp/jp/volcano/info_03_20171129155603.html

火山名 白山 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第2号
平成29年11月29日16時00分 気象庁地震火山部

**(見出し)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 白山では、火山性地震が増加していますので、今後の火山活動の推移に注
意してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 白山では、本日(29日)03時40分頃から火山性地震が増加していま
す。
 29日03時から15時までの地震回数は361回です。
 29日05時06分の地震の後、震度1以上を観測する地震は発生してい
ません。
 低周波地震や火山性微動は発生していません。

引用終了

 白山の噴火は最後が1659年だったようですが、1547年からの噴火が記録に有る資料について見てみます。
 この資料のうち、地震と火山以外の災害やただ「地震あり」とあるものは省略、「地震あり」程度で地名も付記されているものの一部も省略してありますが、1537年から1590年までに起きた地震と火山関連の件はこの資料によれば次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.nagai-bunko.com/shuushien/tenpen/ihen02.htm
1537(天文 6)年
  5月11日 鎌倉で地震。(快元僧都記)
(中略)
1542(天文11)年
(中略)
 閏3月 5日 阿蘇山鳴動し火石を飛ばす。(八代日記)

1544(天文13)年
  4月22日 薩摩で地震。(薩藩旧記雑録)
(中略)
1545(天文14)年
  3月    薩摩で地震。(薩藩旧記雑録)
1547(天文16)年
  2月 3日 加賀白山噴火。(続史愚抄48)(震災予防調査会報告86)
1548(天文17)年
        加賀白山噴火。(震災予防調査会報告86)
1549(天文18)年
  4月14日 甲斐で地震が数回起こる。(妙法寺記)
1550(天文19)年
  6月22日 大地震。(言継卿記)
1554(天文23)年
        翌年にかけて霧島噴火。(三国名勝図会  5月    加賀白山噴火。(野史)(国花万葉記))
1555(弘治 1)年
  8月19日 会津で地震。(会津長帳)
(中略)
1557(弘治 3)年
(中略)
  7月20日 大地震。(野史)
(中略)
1558(永禄 1)年
(中略)
        阿蘇山に新穴出来る。(八代日記)
1559(永禄 2)年
        阿蘇山に新穴出来る。(八代日記)
1562(永禄 5)年
  2月    阿蘇山噴火。(八代日記)
(中略)
1563(永禄 6)年
(中略)
  4月 1日 阿蘇山噴火。(八代日記)
(中略)
1564(永禄 7)年
(中略)
        阿蘇山噴火。(八代日記)
(中略)
1566(永禄 9)年
  9月 9日 霧島山噴火。人多く死す。 (三国名勝図会)
(中略)

1572(元亀 3)年
 閏1月20日 大地震。死者多数。(多聞院日記)
(中略)
1574(天正 2)年
  1月    霧島山噴火。天地震動す。(震災予防調査会報告86)
1576(天正 4)年
  1月12日 伊豆初島が震動する。(年代記配合抄)
(中略)
1579(天正 7)年
  1月20日 地震あり。四天王寺鳥居崩壊。三日揺り返し。(天文日記)
  8月28日 加賀白山地獄谷噴火。神社焼失。翌年織田氏三社を再建する。(越前国誌)

1582(天正10)年
  1月14日 浅間山噴火。(晴豊記)(多聞院日記)(蓮成院日記)
  9月12日 震災あり。興福寺に祈祷させる。(蓮成院記録)
        阿蘇山噴火。(八代日記)
1583(天正11)年
  6月26日 三河で地震。(家忠日記)
        阿蘇山噴火。(八代日記)
1584(天正12)年
  7月    阿蘇山噴火。砂石硬黄降る。南郷色見邑荒蕪す。 (八代日記)
 11月29日 大地震。翌年まで余震が続く。(享保以来年代記)(讃岐国大日記)(豊鑑)
1585(天正13)年
(中略)
 11月26日 加賀で地震あり。(北藩年標掌覧)
 11月29日 京、越中、飛騨、美濃、尾張で大地震。東寺金堂など一部崩壊。三十三間堂を始め多くの仏像が倒れる。
        壬生堂も倒壊。潅頂院も大懐し築地門傾く。
        飛騨白川谷沿い山崩れで帰雲山城が埋没。内ヶ島氏理以下300人が圧死。白川が堰止められ300余戸が水没。
        越中木船城が倒壊し前田秀継以下多数圧死。大垣城、長浜城も破損。大津波で死者多数。
        (梵舜記)(補任)(続史愚抄50)
    この年、霧島山噴火。(震災予防調査会報告86)
1586(天正14)年
        昨年11月からこの年2月まで地震相次ぐ。(東寺執行日記)(続史愚抄50)
(中略)
1587(天正15)年
  4月17日 霧島山噴火。黒煙と白煙が1日3回上がる。(鹿児島県噴火書類)
        阿蘇山噴火。(八代日記)
1588(天正16)年
  3月12日 霧島大噴火、申酉の間大地震がある。 (鹿児島噴火書類)
1589(天正17)年
  2月 5日 遠江・駿河で地震。屋舎倒壊多数。(家忠日記)(本朝通鑑217)(武徳大成記)
1590(天正18)年
(中略)
      春、浅間山噴火。(年代記)
 10月 2日 江戸で地震。16日にも地震。(家忠日記)
 11月22日 江戸で地震。(家忠日記)

引用終了

 引用資料で、
 
1544(天文13)年
  4月22日 薩摩で地震。(薩藩旧記雑録)
(中略)
1545(天文14)年
  3月    薩摩で地震。(薩藩旧記雑録)
1547(天文16)年
  2月 3日 加賀白山噴火。(続史愚抄48)(震災予防調査会報告86)

と言う部分は、2015年に発生した薩摩半島西方沖地震、2016年に発生した熊本地震を連想させますが、似たものであったのかどうかはわかりません。
 前後して阿蘇山噴火や霧島山噴火も有るようです。
 地殻やプレートの力関係やバランスが当時とやや似ているのかどうか?と言うのはわかりませんが可能性はゼロではないでしょう。
 仮定に過ぎませんが多少とも似ているとした場合には、当時の期間で前後、特に後の数十年でどのような地震や火山活動が有ったのかという事になるのですが、目に付くのはやはり1586年の天正地震ですが、その他にも大地震と書かれていたり災害を伴うものが書かれているものがいくつか有るのが気になります。
 引用には入れなかったのですが、1590年には安房地震、1596年にはあの3つの連動地震である、 慶長伊予地震、 慶長豊後地震、慶長伏見地震が有りました。
 
 


 

 

仕組みとアプローチ -  バリ島アグン山の噴火

2017-11-29 19:51:16 | 地震 津波
 インドネシアのバリ島アグン山で噴火が活発化しているのは既にニュースになっています。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171127X243.html

旅行客7万人に影響=当局、住民の避難急ぐ―バリ島アグン山噴火・インドネシア

11月27日 17:56時事通信

 【ジャカルタ時事】インドネシア空港当局は27日、観光地バリ島のアグン山の噴火を受けバリ国際空港が閉鎖されたことに伴い、同日から28日朝にかけて国際・国内線計445便が欠航し、「旅行客ら5万9000人が影響を受ける」との見通しを示した。26日までに欠航などで既に約9200人が足止めを食らうなどしており、影響は計約7万人に及ぶことになる。
(中略)
 一方、国家防災庁は27日、噴火被害が予想される地域に約10万人が住み、推定4万人が避難したと明らかにした。同庁当局者は、住民の中には家畜の心配や「まだ安全」と思って避難に難色を示す人もいると指摘。「こうした住民の捜索と避難の呼び掛けを徹底する」と強調した。

引用終了

 今後どうなるのか?と言うのはわからないのですが、12月4日は大きくなりつつある、そして既に大きい満月、来年1月2日は満月のスーパームーンです。
 火山活動の活発化が月齢に関連する傾向はどちらかと言えば高い事が多い山もある、と考えている事は以前の記事で書きましたが、だからと言ってそれがバリ島アグン山での噴火が更に活発化するのかどうか、と言うとそこまでは絞り込めない状況です。
 ただ世界全体での火山活動と地震を合わせた全体として考えるとスーパームーンが遠くない事もあり油断はできない、と言う所でしょうか。

仕組みとアプローチ -  本能寺の変 明智光秀の連歌をどう解釈するか

2017-11-28 20:05:08 | 地震 津波
 本能寺の変の前に明智光秀が戦勝祈願で連歌を行ったと言われる有名なものです。
 「ときは今 天(あめ)が下しる五月かな」
 これについての解釈を本能寺の変、つまり信長襲撃を暗示するものとしている事が多いようで、明智光秀首謀説につながっているようです。
 しかし筆者が疑問に思うのは、信長襲撃といういわば信長でも予測できないような事をするのに、わざわざその動きが漏れるような戦勝祈願や襲撃を暗示するような連歌を果たして光秀がするのか? と言う事です。
 関ヶ原の戦いの前に宇喜多秀家が戦勝祈願を行ったと言うのは有名ですが、これは前もって明らかに参戦すると言うのが多くの人達に開示されていたからです。
 光秀が秘密裏に信長襲撃するつもりがあったのならば事前に計略がバレて襲撃に失敗するようなドジな事はしないのではないでしょうか。
 ではこの戦勝祈願と連歌にどのような意味が有ったのか?と言えば、戦勝祈願は中国攻め(実質は毛利攻め)の為です。
 毛利氏を攻略できれば、出雲、石見の所領を信長から確約されていた光秀は、御領所、つまり天皇直轄地で毛利氏が代行管理していた所領について毛利氏に代わる役を得る事が出来ます。
 これは「天」つまり天皇直轄地の管理代行権を信長様が「下さった」、とも解釈されるわけで、「いよいよ天皇直轄地の管理代行を任されるようになった」と解釈できなくもない、と筆者は見ています。
 少なくともこの連歌が信長に後に知られてもそう解釈できるものだったのではないでしょうか。
 以前にも書きましたが、石見銀山は実質換算で100万石以上、御領所の一括管理などによる利益配分が仮に半分としても50万石以上であり、飢饉などの心配は全く無い事、更に出雲、石見の米の石高を仮に数十万石、更に日本海側の水運拠点としての経済的価値、穴海や中海や日本海での水産物の隠れた石高、信長が考えていた大陸へ進出の拠点など、光秀にとってはそう悪くない話だったと考えています。
 光秀がこのような連歌を詠んだ事、そして本能寺の変の後になってからあわてて足利義昭に上洛要請した事、更には細川藤孝、筒井順慶らに後手後手で援軍要請して結局ハシゴを外された事などから、どう見ても光秀が本能寺の変をかなり前から予め周到に計画していたとは考えられないのです。
 事前に十分な時間をとって計画をしていたのなら想定外のような事がもっと起きないように対策しながら進めていたのではないでしょうか。

 
  

仕組みとアプローチ -  来年1月2日はスーパームーン そして今度の満月はその1回前の満月です

2017-11-28 00:09:08 | 地震 津波
 以前の記事で書いた通り、来年1月2日は満月のスーパームーンです。
 そして今年12月4日の満月はそのその1回前の満月で有る事から、次第に大きくなりつつある満月、そしてスーパームーンに準じて大きな満月になります。
 その満月前の長潮が明日11月29日。
 どちらかと言えばと言う程度ですが、月齢トリガーの面では要注意期間に入ると見ています。
 
引用開始(一部抜粋)

https://weathernews.jp/s/topics/201711/270125/

北海道駒ヶ岳で火山性地震が増加

北海道駒ヶ岳、26日9時頃から山頂の浅い所を震源とする規模の小さな地震がやや増加しました。
山頂観測点では43回観測
26日9時〜22時までの山麓観測点による地震回数は4回で、規模の小さな地震活動を捉えるための山頂観測点では42回観測されています。26日22時以降は少ない状況で経過しています。
これまでに火山性微動の発生はなく、地殻変動や昭和4年火口の様子にも特段の変化は認められませんでした。

引用終了

 そしてEMSCでUTCの11月27日からではM4.5以上の地震は、

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-11-27 07:54:22.1
7hr 08min ago
21.26 S 168.58 E 10 4.8 LOYALTY ISLANDS
2017-11-27 07:11:14.2
7hr 51min ago
4.60 S 153.19 E 80 6.0 NEW IRELAND REGION, P.N.G.
2017-11-27 03:33:48.5
11hr 28min ago
52.06 N 170.49 W 40 4.6 FOX ISLANDS, ALEUTIAN ISLANDS
2017-11-27 01:40:53.0 46.94 N 152.78 E 60 4.7 KURIL ISLANDS

引用終了

 千島列島エリアとアリューシャン列島エリアで発生しています。
 やや北方面が活発化した事と北海道駒ヶ岳で火山性地震が増加した事は、果たして関係が有るのか無いのかについて暫く注目しようかと思います。

仕組みとアプローチ -  バヌアツのエリアでM5.8の地震発生

2017-11-26 19:46:05 | 地震 津波
 バヌアツそのものでは有りませんがバヌアツエリアに該当する所で目立つ地震が有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-11-25 17:30:01.9 20.67 S 172.62 E 10 5.8 VANUATU REGION

引用終了

 これだけならばM6にも達していないのでさほど気にする事でもないのですが、バヌアツでの火山噴火も考慮すると全体ではバヌアツの地震に換算すればある程度の地震規模になるのではないかと考えました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.afpbb.com/articles/-/3144439

【9月26日 AFP】(写真追加)南太平洋の島国バヌアツで火山が噴火し、同国政府は非常事態を宣言するとともに住民数千人を島から避難させた。当局発表および報道により26日、明らかとなった。噴火によって噴石や火山灰が住宅付近にまで降り注いだという。

引用終了

 その後に島民が戻ったと言う話も聞かないので依然として火山活動は活発と思われます。
 バヌアツでは更にヤスール山も噴火が活発な状況のようです。
 地震と火山噴火を総じて考えると、プレートや地殻の活動がこのエリアで活発化しているようで、仮に境界層の固着が現状よりももっと多くて噴火が無かったとして火山噴火を地震に置き換えた場合にどの程度のマグニチュードのすべきか、となるとあまり明確化は出来ないのですが、やはりバヌアツのM6以上の地震に相当すると見た方が良いのではないかと考えています。
 ここ2,3日、ロイヤリティ諸島エリアの地震があまり無くなったと思ったらバヌアツエリアです。
 やはり突っかえ棒の交代が相互に起きているのでしょうか。