快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

巨大地震や大津波 その5

2014-08-13 21:00:28 | 地震 津波
 前回の記事で、プラズマ発生の実験の事がかなり前の新聞に出ていた記憶があるのを書きましたが、今は特に新聞社などに問い合わせなくても、ネットなら新聞社のデータベースで検索がかかるようです。
 記事にしていたのは少なくとも大手新聞だったと思いますので、もし利用できる方なら確認できます。但し有料のようです。
 期間は1984年頃から1990年。余裕を見て「期間1983年~1994年」と「キーワード」と「分野」で絞り込めばわかると思います。
 ところで地震が起きるような岩盤破壊の前に、プラズマか発生する件を前回通説から説明しましたが、これも発生の量が多かったり、少なかったりが自分の見方としてはあると思われます。
 その一つは、岩盤への力のかかり方がゆっくりであれば少しずつ長期間しかプラズマが発生しないのでわかりにくい事があるのかも知れない、と言うのも或いは考えられる事、もう一つは破壊に至る力がかかっている岩盤の質がプラズマの出にくい種類のものであるか、出やすいものであるかでプラズマの出る量に違いがあるだろう、と言う事です。
 ですから同じ力が岩盤にかかっていても、プラズマの発生量は異なる事がある事、更にプラズマが発生するかしないかの所で岩盤への力のかかり方が急に停止した場合などは、ギリギリのところで僅かな量のプラズマが長期間出て、そこですぐには地震が起きず、最後の一押しの力が来る直前にはあまりプラズマが出ない事があるだろう、と言う事なのです。
 従って地震雲は多くの理由で前兆現象としては100%にはならない、と理論的にも説明できると自分は考えていまます。

巨大地震や大津波 その4

2014-08-11 22:26:48 | 地震 津波
 地震雲については阪神淡路大震災以降、特に最近は多く関心が寄せられていて、ブログにも数多くあるようです。
 実は私は1980年代半ば頃に、歩いていて変な雲があるのが気になっていた後に、たまたまなのか関連があるのかはわかりませんが、比較的大きな地震があった為、その後、資料などを調べはじめました。
 奈良市長を勤めた事もある 故 鍵田忠三郎氏が地震雲の研究者で、『これが地震雲だ-雲はウソをつかない』(中日新聞本社、1980年) と言う本も出しているのを知って、購入したりもしました。
 所詮、岩盤、プレートなどは機械的な構造物ではないのですから、100%の確率では当たりはしないのでしょうが、前兆現象がある時とない時とでは地震発生に有意な差というのはやはりあるのだと、個人的には考えています。
 しかし地震雲というのは、仮に発生しても、夜だけだったら見えない、とか地震雲以外の雲が邪魔して見えない、とかがあって傾向が掴みにくい点があるのだと思います。
 地震の前兆現象は他にもあるので、そうした多くのものを総合すればかなり確率は上がるとは思いますが、100%と言うのは個人的には無理ではないかと思います。・・・だから予測しても意味がない・・・と言う空気になって行くような気がします。
 ですが、阪神淡路大震災のかなり前にあたる1980年代中頃~1990年位のいつだったか忘れてしまいましたが、確か東京大学ではなかったかと思いますが(はっきり覚えていません)、岩盤と同じ岩石に強い力を加えると破壊する直前にプラズマが発生するのを実験で確かめた、と言う記事が大手新聞に出ていました。
 切り抜きをしたつもりですがすでにどこかへ行ったのかわかりません。
 新聞社などで調べればわかると思います。
 ですから地震の前に岩盤に破壊直前くらいの状態になった時に、プラズマが発生(ラドン、蒸気とかの説もあり)して変な形の所謂、地震雲などを形成したり、或いは通常の雲が逆に直線状に抉り取られたように雲がなくなっていたりする、と言うのはあると思います。
 FM波、他の観察対象も電離した気体、つまりプラズマと関係しているのは大体同じ事のようです。


巨大地震や大津波 その3

2014-08-10 08:57:26 | 地震 津波
 前の記事にある通り、数字の表現には気をつけねばいけません。
 ただそのような数字の表現を使った方達が、悪意で使ったとは限らず、本人も何だかよく見分けられないうちにそうなってしまった、と言うケースも中にはあるのか、と思います。
 何しろ多くのメディアや記事などで見ていても、そう言う点を誰にもわかりやすいように真っ先に明確に表現しているような記事ある事には、私個人は遭遇しませんでした。
 ネットなどで深く探せば或いはわかりにくい表現では記事にしているものもあるかも知れませんが、「専門家を含め膨大な数の国民が見ていてそれをわかりやすく指摘する記事がさして見当たらない」、と言う事は「言っている本人もよくわかっていない」とも言えるからです。
 要するに「1000年ぶりの大津波」・・・これは「(過去1200年スパン位の、しかも全部は網羅していない津波の痕跡や文献などのデータで見た)1000年に一度の大津波」 に近い意味(全く同じではない)ともとれますが、これと「(過去数十万年のある程度集められたデータで見た)平均1000年に一度の大津波」 では意味が全く違うのです。
 先日、大津波関連ではないのですが、火山リスクについて同様な観点を述べられている方の記事がありましたので引用します。

 http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20140810-00044828-toyo-column

 一部抜粋
 「 いくつかのカルデラ火山をまとめて噴火の間隔を割り出すという考え方自体に合理性がない。一つの火山ですら、噴火の間隔はまちまちであり、周期性があるとは言いがたいからだ。たとえば、阿蘇カルデラで起きた最新の巨大噴火は約9万年前だが、その前の巨大噴火との間隔は2万年しかない。今回、一まとめの対象から外された鬼界カルデラの巨大噴火は、約7300年前に起きている。この100年の間でも、桜島は静かだった時期もあれば、毎日のように噴火を繰り返す時期もある。 」



19:45追記
「(過去数十万年のある程度集められたデータで見た)平均1000年に一度の大津波」の後にもう一つ並べなければいけませんでした。
「(過去数万年のある程度集められたデータで見た)約1000年に一度の一定間隔で発生する大津波」です。これを追加します。

巨大地震や大津波 その2

2014-08-08 17:29:34 | 地震 津波
 そのトリックは単純に言うと次の通り。
 過去1500年位の地震や津波の記録を調べて、今から1000年位前に一度同様な津波が例えばあったと言う記録や痕跡があったとします。
 そのデータを持って「平均1000年に一度の大津波」といった後、仮に5年後に同様な大津波が起きたら、こう言うかも知れません。
 「ほーら言った通りじゃないですか。だから今後、約995年はこのレベルの大津波は起きないのですよ。何故なら‘平均‘ 1000年に一度しか起きないからです。」
 ではまたその10年後にまた同様の大津波が起きたら、こう言うかも知れません。
 「ほーら言った通りじゃないですか。だから今後約1985年間は同様な津波が起きないのですよ。何故なら‘平均‘ 1000年に一度しか起きないからです。」・・・まあそんなもんです。
 そもそもその前に大地震の記録など文献で残っているものが全てではないし、西暦700年以前のものなど殆ど正確なものなどないのです。
 津波は痕跡である程度わかるものもありますが、調査するほど次々と大津波の後が見つかったりします。
 そんなものではないでしょうか?
 これは自然法則や数学的演算ルールを説明しただけのものです。

巨大地震や大津波

2014-08-08 06:00:32 | 地震 津波
 地震、津波関連の記事を載せる前に、アフィリエイトを載せさせていただきました。
 励まし程度にご利用下されば、と思います。
 本題の「地震と津波」については今回はこの一言からスタートする事にします。
 「千年に一度の大津波」とかの「・・・年に一度のナントカ」シリーズの言い方に隠されたトリックとは何か?
 今回は長くなりましたので、次回の記事にて理論展開します。