今日、電車に乗って座っていたら僕の前に
高校一年くらいの感じの女の子がお父さんと一緒に
立っていた。
女の子が手から下げている袋から
夢一夜を収録した南こうせつのLPレコードが
透けて見えていた。
きっとお父さんと一緒に最近はやりの中古レコード屋へ行って
買ってきたのだろう。
南こうせつのLPは中学生の頃
クラスメイトの女の子に借りて
カセットに録音して何度も聴いた。
女の子が持っているLPを見て
時間が40年前にタイムスリップしてしまった。
思わず女の子に「南こうせつのLP買ったの?」と話しかけてしまった。
「そうです」と女の子が言った。
「ええなあ」と僕は言った。
その僕の態度を見てお父さんが横で苦笑いしてた。
きっと僕より10才以上若いお父さんだと思う。
「その夢一夜っていう曲、阿木耀子が作詞したんだよ」と僕は続けた。
女の子はキョトンとしていた。
「阿木耀子、宇崎竜童の奥さん」と僕は言った。
それでも女の子はわからないみたいだった。
「阿木耀子と宇崎竜童で山口百恵の横須賀ストーリーとか作ったの」と僕は言った。
「あ、私、山口百恵好きです」と女の子は反応してくれた。
「あ、そう」と僕は言った。
女の子は僕に持っていたもう一枚のLPを袋越しに見せて
「この人も今日知ったんですよ」と言った。
「あ、そう、でもその人は知らない」と僕は言った。
というか緊張して袋の中がよく見えなかった。
お父さんがいるのに袋の中を見せてとまでは言いにくい。
でも山口百恵に反応してくれて嬉しかった。
そのあとは嬉しさと照れ臭さが重なって言葉が出なかった。
でも高校一年くらいの女の子が南こうせつや
山口百恵を知っているなんてたのもしいなと思う。
きっと芸術的感性の優れた子なんじゃないかなと勝手に想像してしまう。
高校一年くらいの感じの女の子がお父さんと一緒に
立っていた。
女の子が手から下げている袋から
夢一夜を収録した南こうせつのLPレコードが
透けて見えていた。
きっとお父さんと一緒に最近はやりの中古レコード屋へ行って
買ってきたのだろう。
南こうせつのLPは中学生の頃
クラスメイトの女の子に借りて
カセットに録音して何度も聴いた。
女の子が持っているLPを見て
時間が40年前にタイムスリップしてしまった。
思わず女の子に「南こうせつのLP買ったの?」と話しかけてしまった。
「そうです」と女の子が言った。
「ええなあ」と僕は言った。
その僕の態度を見てお父さんが横で苦笑いしてた。
きっと僕より10才以上若いお父さんだと思う。
「その夢一夜っていう曲、阿木耀子が作詞したんだよ」と僕は続けた。
女の子はキョトンとしていた。
「阿木耀子、宇崎竜童の奥さん」と僕は言った。
それでも女の子はわからないみたいだった。
「阿木耀子と宇崎竜童で山口百恵の横須賀ストーリーとか作ったの」と僕は言った。
「あ、私、山口百恵好きです」と女の子は反応してくれた。
「あ、そう」と僕は言った。
女の子は僕に持っていたもう一枚のLPを袋越しに見せて
「この人も今日知ったんですよ」と言った。
「あ、そう、でもその人は知らない」と僕は言った。
というか緊張して袋の中がよく見えなかった。
お父さんがいるのに袋の中を見せてとまでは言いにくい。
でも山口百恵に反応してくれて嬉しかった。
そのあとは嬉しさと照れ臭さが重なって言葉が出なかった。
でも高校一年くらいの女の子が南こうせつや
山口百恵を知っているなんてたのもしいなと思う。
きっと芸術的感性の優れた子なんじゃないかなと勝手に想像してしまう。