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ケンのブログ

日々の雑感や日記

家庭用品のことは女性に聞こう

2021年12月02日 | 日記
名古屋の百貨店のエッセンシャルオイルが置いてあるコーナーに生姜力というポスターが貼ってあった。

「生姜のパワーか?」と小さい声で独り言を言いながらそのポスターを見ていたら店員の女の子が「生姜のキャンペーンやってます。どうですか」と言った。

どんなキャンペーンか知らないけれどそういう話を女の子に聞くとなんとなく何か買わなければいけないような雰囲気になってしまう。

それは嫌だなと思って「いいえ、ちょっとポスター見てただけなので別にキャンペーンは興味ありません」と言った。

女の子は「わかりました」と言った。


それで、ちかくにあるラベンダーのオイルを一人で見ていた。

ちょっと質問がしたくなったのでさっきの女の子に「ちょっと質問です」と僕は言った。

「ラベンダーオイルはこの2種類だけですか」と僕は女の子に聞いた。

「そうです。フランス以外の産地のものはないんです」と女の子は言った。

いやあ、僕、まさにフランス以外のもっとマイナーな国のラベンダーで価格の安いものないかと思って聞いたのでご名答と思った。

「わかりました。ではこちらのオーガニックではないほうのやつください」と僕は言った。

「はい。あと、いま、アプリのキャンペーンやってますがどうですか」と女の子は言った。

「いや、僕、スマホも持ってないし、アプリとかポイントカードって苦手なんですよ」と言った。

すると女の子は「では、これ、アプリのチラシですので、将来スマホにしたときのためにどうぞ」と言った。

まあ、チラシをもらうくらいイイだろうと思って僕は苦笑いしながらチラシを受け取った。

「ご家族の方でアプリに興味のある人がいたら、このチラシ渡してください」と女の子は言った。

いやあ、アプリに興味あるような家族、僕にはいないんだけれどなと思いながら適当にニヤけていたら

「やっぱりチラシいりませんよね」と言って女の子は一度 僕に渡したチラシを引っ込めてしまった。

引っ込めたと言っても僕の手からまたチラシを奪い取ったわけではなく お勘定が済むまでと思って僕はそのチラシをレジの台の上においていたので彼女はそれを引っ込めたということだ。

いやあ、どうせアプリのチラシは家に帰ったら速攻でゴミ箱行きなので、それはありがたき幸せと思った。

それにしても女の子は言葉がどんどん出てきて、状況に応じて変わり身も早いなと思った。

男には絶対にできない芸当だ。

男なら「アプリは苦手です」 と僕が言った時点で 「そうですか。わかりました」 それで終わりだ。

概して男よりも女のほうが、どんどん言葉が出るし、状況に応じて変わり身も早い。


男は型通りの対応しかできない。

これ、僕は常々思うのだけれど、人間って哺乳類で、哺乳類はメス つまり女が子供を産んで哺乳もする。

それだけ女のほうが生理的に子供にちかい。

物を言わない子供に接するときに、なぜ子供は泣いているのか、お腹が空いたのか、他になにか不満があるのか、もう色々試行錯誤しながら判断しなければならない。

もうそれは男のように、いつも型通りの対応ではおっつかない。

女はそういうことに哺乳類のメスとして男以上に関わらなければならないから、もう色々言葉を出したり、チラシを出したり引っ込めたりして、状況をうかがう、そして状況に応じて態度を変える、それをしなければやっていけないから、先天的にそういう能力が備わっているのだと思う。

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雑貨の大手商業施設に行く。

冷蔵庫に、メモをとめておくための、ボタンの形をした磁石がほしいと思った。

あまり女性の店員ばかりに聞いていてはいけない、たまには男にも尋ねなければと思った。

それで男の店員さんに「冷蔵庫にメモを貼るための磁石を探しています」と言った。

男の店員さんは「ご案内します」と言って僕を案内してくれた。

「ここです」と男の店員さんは言った。

見ると磁石を金属製の壁に貼り付ける形のフックがある。

フックって別に僕、洋服やトートバッグをかけるわけではない。

まあ、磁石のフックと冷蔵庫の間にメモを止めることはできるけれど、そもそも冷蔵庫に磁石のフックなんて見たことない。

僕が、いやメモをとめるんですけど、言ったら、横長の洗濯ばさみのようなものが磁石についていてそれでケモを挟むようなものを男の店員さんは指さした。

いやあ、僕は磁石と冷蔵庫の間にメモをはさみたいんだ、挟むと言っても洗濯ばさみのようにメモをはさみたいわけではない。

だいたいそんなはさみ方をしても、メモをいちいちはずさなければ読むこともできない。

僕が微妙な顔をしていたら男の店員さんは「ここになければ工具のところですね」と言った。

そんな、冷蔵庫にメモをはさむカラーボタンのどこか工具なんだと思った。

もう男に聞いたのが間違いだったとそのときにやっとさとった。

これだから、男は家庭の仕事をすると、彼女や奥さんからダメ出しの連続、やがては家に帰るのも怖いとうことになってしまう。

それで違う階の文房具売場の近くで女の子をみつけて

「冷蔵庫にメモを上から押し付けて挟むようなマーブルチョコみたいな磁石ありますか」と言ったら、女の子はしばらく考えて「ああ、マグネットのことですね」と言った。

僕が 「そう マグネットのことです」と言うと「それなら、ここ真っすぐ行ってホワイトボードのコーナにあります」と言った。

そうだよな と僕は思った。

ホワイトボードとマグネットのボタンは言わばセットみたいなもんだ。

いくと頃合いのものがあった。

本当にあの男の店員さんの言うとおりにしていたらマグネットのフックを一つ300円で買うところだったけれど、女の子に聞いたらマグネットボタン5つセットで160円で済んだ。

もう、これからは恥ずかしがらずに最初から女性に聞きたいものだと思った。

それはともかく、いちにち いちにち 無事にすごせますように それを第一に願っていきたい。