ケンのブログ

日々の雑感や日記

冬の一日

2021年12月06日 | 日記
「ずいぶん寒いし、もう冬至も近いですね。道路わきの木にゆずが実っているのをよく見かけます」と僕は言った。

「ゆず、お風呂に入れたらいいんですよ」とMさんは言った・

「ゆず、木からもいだら、ゆず泥棒になってしまいます」と僕は言った

「そうですね」とMさんは言った。

「今、岐阜県は柿泥棒で警戒が強化されてますから、すぐに捕まります」と僕は言った。

「富有柿ですね。大変ですね」とMさんは言った。

本当に大変なことだと思う。

ゆずのお風呂も入りたい季節だなと思う。

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ドラッグストアへ

僕、昔、まだCD量販店にCDがいっぱいあったころ、CD売り場で何も買わずに2時間くらい時間つぶすことざらだった。

その頃の癖がいまも抜けなくて、ドラッグストアに行ってもいろんな薬を見てしまう。目薬と龍角散だけ買い物かごに入れたあとは特に買うあてもなくいろいろ見てたら、店員の人に「何かお探しですか」と声をかけられた。

「いいえ、大丈夫です」と僕。
「そうですか」と店員さん。

こういうときって、親切で声かけてもらったのか、怪しまれて声をかけられたのかどちらか悩んでしまう。

まあ、あまり考えすぎないほうがいいとは思うけれど。

僕、私服警官に職務質問されたことあるけれど、あの時も有名人がくる前の日にいろいろ同じところをうろうろしていた時だった、、、。

そういう癖はなかなか抜けないなと思う。

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同じドラッグストアの雑貨のコーナーへ。

陳列棚の下のほうにある商品を目を大きく開けて、腰を前かがみに折って探していたら、そこに3歳くらいの女の子がいた。

女の子はお母さんが買い物に夢中になっているうちに、お母さんから少し離れた場所でやはり自分の興味があるものをいろいろ見ていた。

腰を折って商品を探している僕を見て、僕がお辞儀をしていると勘違いしたのだと思う、その3歳くらいの女の子は僕のほうを見てニーっと笑ってお辞儀をした。

まあ、そのくらいの歳の女の子がニーっと笑ってお辞儀をすると途方もなくかわいい。

この世にあんなにかわいいものはないと言ってもいいくらいだ。

僕もニーっと笑ってお辞儀をしたら、女の子は恥ずかしそうにもじもじしていた。

僕も恥ずかしかったけど、、、。

そこへお母さんがやってきて、おかあさんもちょっと笑ったけれど、まあ、いつまでもそんなことしているわけにいかないのでお母さんに軽く会釈してその場を去った。

手前みそかもしれないけれど、僕に向かってニーっと笑ってお辞儀する子はきっといい子なのだと思う。

子供にニーっと微笑んでもらえるということは僕にも子供に共通する何かがあるということだろうか。もし、そうだとしたら、それは大切にしたいことだとは思う。

その子が18歳くらいになっても僕のところに笑って近寄ってきてくれたらいいのだけれど、なかなかそうは問屋がおろさない。

そこに人生のむずかしさがあると思う・
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道路わきに 菜飯田楽 と書いた看板を見つける。

夏目漱石の坊ちゃんに、坊ちゃんが旧制中学校の生徒に、宿直室のふとんにバッタをいれられるシーンがある。

そのとき坊ちゃんは ○○ぞなもし、という四国の田舎言葉をさかんに使ってくる生徒に
「菜飯は田楽の時よりほかに食うもんじゃない」というと、生徒から逆に
「菜飯となもしはちがうぞなもし」とやりこめられてしまう。

落語の語法を使ったいかにも漱石らしい表現なので覚えていた。

しかし、菜飯と田楽なんて昔の話で今どきはそんなものないと思っていた。

道路わきに菜飯田楽という看板をみつけると忘れていた大切な何かに出会ったような気持ちになる。

まあ、愛知県や岐阜県は味噌田楽をよく食する地域なので菜飯田楽もあるのだと思う。

とはいっても最近、田楽を食べることも少なったけれど、、、。せいぜいコンビニのおでんという感じになってしまった。

それはともかく いちにち いちにち無事にすごせますようにそれを第一に願っていきたい。