小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

こころの歳時記

2006-08-22 23:10:31 | 読書

              

バーベナの花。

小さな小花が集まって一つのかたまりに。
優しい葉と素敵なコンビネーションです。

夕方、撮ったのですが、やはり、光がどことなく秋っぽい。

 

土曜日の朝、7時半からあるNHKの短歌を観ています。

この番組の選者の先生がみんな大好きです。
先週の選者は三枝昂之さん。
なんともソフトな語り口で、ゲストの方の意見をとっても大事にされます。

「うん、なかなかいい解釈ですね」
と、必ず誉めます。


オープニングトークで司会の内藤敬史さんが
「この夏いかがお過ごしでしょうか?」
という質問に
「多摩丘陵の空をながめながら毎日暮らしています。
お盆を過ぎると青空にほんのり秋の気配が漂う、その微妙な変化を見ているのが楽しいんです」

あの~、邪魔しませんから、静かにしていますから横でご一緒に空ながめさせて下さい、と思った私。

いいな~、いいな~、三枝さん。
何て思っていたら、三枝さんが出したばかりの本を見つけました。
勿論、即買いました。

「こころの歳時記」
      

この本は、山梨日日新聞の連載「こころの贈り物」に加筆したものだそうです。
短歌に関することでもいいし、離れてもいいし、読みやすいエッセイの連載をはじめませんかということでお引き受けしたそうです。

この本には50の話が載っています。
一気に読んでしまうのには勿体無くて、今は3分の1位まで。
その中で、面白かったのを一つご紹介します。

女子大でのお話。
女子大で短歌教えられてるんですね。
タイムスリップして、三枝先生の授業を受けてみたい!(マジに)
一生懸命作って持っていくだろうな~。
でも厚かましいと思われたら嫌だし・・・・・。

バカだわ、私。
妄想の世界から抜け出してと。

その女子大の生徒の作品

秋風と用意した本とお茶授業よりも今日は青空

この意は三枝先生の授業よも今日の青空の方が魅力的ということらしい。
で、三枝先生は、「用意した本とお茶」ではだめ。
授業を忘れたくなるようなロケーションにふさわしい道具立てをと注文を付けた。

でもなかなか0Kがでないので、助け舟。
場面にどんな本がふさわしいか、書名か作者名の活用を考えよう。
飲み物もいかにも楽しそうな商品名の方が効果的、と。

で、苦闘の末の最終案。

秋風と村上春樹とおーいお茶授業よりも今日は青空

もしもこの歌を残して学生が授業を抜け出したとしても、多分欠席扱いはしない。
ここで村上春樹の代わりに吉本ばななでもいいが、大江健三郎やドストエフスキーはもちろんだめ。
太宰治はなんとかOKで、彼の適用範囲は予想以上に広い。
飲み物を使うときも、単なるウーロン茶や紅茶よりも「午後の紅茶」の方が場面を柔らかにするのではないか。

とまあ、こんな感じ。
ふふふ・・・良くない?

今まで、知らなかった世界を覗き見しているそんな感じ。

趣味を持つということ。
これは単調な毎日を活性化してくれますよね。
色んなものにトライしていけば、いつかは自分にピッタリ来るものに出会えるかも。

今日の私の小さな幸せ

中日ドラゴンズ、延長戦ものにしました。
広島カープが阪神タイガースに勝つものだからマジック2も減るし・・・。

連敗ストップしたけど、素直に喜べないよ~!!!

恐るべしドラゴンズ。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする