もしね、30万坪の土地を手に入れたら、どうします?
ターシャ・チューダーってご存知ですか?
作家、・画家・ガーデンデザイナー。
少し前、テレビで、彼女のことが放送されました。
93歳です。
30万坪の素晴らしい庭。
この土地は、1971年、彼女が56歳の時にバーモント州で手に入れました。
木を伐採し、平らな土地を広げていきます。
1年目に、納屋と温室が完成。
20年先を想像しながらの庭づくりです。
その庭の見事な事!!!
花好きでなくても、見とれてしまうことでしょう。
そして、ほとんどのものが手作り。
今で言う、「スローライフ」
今、大分に一つだけあるデパートで、
「ターシャ・シューダー展」
をやっています。
これが始まる数日前18日に、彼女は、亡くなったんですね。
今日みてきた数々の展示品は彼女の遺品になったんです。
彼女のエプロン・食器・花切りバサミ・彼女のお気に入りのカーテン・・・・
彼女の描いたコーギー犬の絵本も沢山展示されていました。
彼女の言葉から
現代人は忙しすぎます。
夕方、ポーチのロッキングチェアに座って、カモミールティーでも飲みながら、つぐみが澄んだ声で鳴くのに耳を傾けてごらんなさい。
毎日の生活が、もっと楽しくなりますよ。
家事をしている時、あるいは納屋で仕事をしている時、これまでの失敗や過ちを思い出すことがあります。
そんな時は考えるのを急いでやめて、スイレンの花を思い浮かべるの。
スイレンはいつも、沈んだ気持ちを明るくしてくれます。
思い浮かべるのは、ガチョウのひなでもいいんだけど。
20年も30年も一緒に過ごしてきた植物が、毎年芽を出し、花をつけ始めるのを見ると嬉しくなります。
古くからの友達と再会した気分。
これまで、よくやってきたと思いますが、みなさんにお伝えするようなメッセージはありません。
もし、わたしに人生哲学のようなものがあるとすれば、ソローの言葉がいちばんよく代弁しています。
「夢に向かって自信をもって進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう」
まったくそのとおりです。
この言葉は、わたしの人生そのものです。
「思うとおりに歩めばいいの」より
彼女、人気です。
沢山の女性が、一つ一つゆっくりと眺めながら、見てまわっていました。
あ~ターシャの庭、見たいな~なんて思っていたら、ちゃんとパンフレットの中に
「ターシャの庭」とプリンスエドワード島を訪ねる旅
旅行社のパンフレットが入っていました。
ぬかりはないわね。
「ターシャの庭づくり」という本、買ってきました。
3坪にもみたない庭を、こじんまりといじることにします。
今日の私の小さな幸せ
久しぶりに青空を見ることができました。