神宮球場でヤクルト対広島を観戦。新人・大瀬良が10勝目を挙げ、2年目の鈴木誠也がプロ入り初ホームランを打ち、カープが9対1で大勝。前日とは打って変わっての展開に、あらためて、流れをつかむことがいかに大切なのかを知らされた。ネット裏の2階席で見たので雨に濡れずにすんで大助かり。
ところで、神宮球場の正式名称は明治神宮野球場で、本来は大学野球をはじめとするアマチュアのための球場だ。完成は1926年(大正15年)というから何と今年で88歳! 正式に数えたことはないが、多分、自分が最も数多く野球を見ている球場はここなのだ。
さて、その神宮球場が登場する映画といえば、
女性投手、水原勇気が入団した東京メッツの本拠地、国分寺球場として登場する水島新司原作の『野球狂の詩』(77)。『太陽を盗んだ男』(79)では球場外の回廊で沢田研二と西田敏行が遭遇する。1943年に行われた「出陣学徒壮行早慶戦」を中心に描いた岡本喜八監督の『英霊たちの応援歌 最後の早慶戦』(79)では、平和な時代の象徴として、現在の神宮球場で行われている東京六大学野球の様子が挿入される。
トレンディドラマ風の『ヒーローインタビュー』(94)では、真田広之がヤクルトスワローズのベテラン選手を演じ、鈴木保奈美演じる新聞記者と恋に落ちる。『ミスターベースボール』(92)では、主人公エリオット(トム・セレック)が所属する中日ドラゴンズの遠征先の一つとして登場。などが思い浮かぶ。
さすがに老朽化が目立つが、もしここがきれいな今風の球場になったら、それはそれで寂しいかもしれないとも思う。