『キネマの天地』

　松竹大船撮影所50周年記念作『キネマの天地』を再見。



　この映画の公開時（86年）は、こちらも若くて生意気盛りだったから、山田洋次らの素直過ぎる“映画愛”や懐古主義、類型的なエピソードの積み重ねに気恥ずかしさを覚えた。今は年を取って多少素直になったので、この映画を見直すたびに、“映画の持つ力の大きさを信じたい”と思えるようになった。偶然だが、作者自身が“映画は人生を変える”と信じながら書いたと思われる、金城一紀の『映画篇』を読み直し始めている。

All About『キネマの天地』
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「昔、蒲田に撮影所があった」
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