田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

エースのジョー

2020-01-23 17:35:34 | 映画いろいろ

 “エースのジョー”こと宍戸錠が亡くなった。小林旭主演の「渡り鳥」シリーズも含めて、彼の活躍は全て後付けで見た。中でも、和製西部劇『早射ち野郎』(61)やハードボイルド『拳銃(コルト)は俺のパスポート』(67)は隠れた名作だと思う。

 リアルタイムでは、「警部マクロード」のデニス・ウィーバーの吹き替えや、「ゲバゲバ90分!!」「カリキュラマシーン」でのコメディ演技が印象に残る。自伝的な小説『シシド 小説・日活撮影所』『シシド 完結編 小説・日活撮影所』は、当時を知る者の声として貴重。興味深く読んだ。

 そういえば、元巨人のピッチャー、城之内邦雄も“エースのジョー”と呼ばれていたっけ。

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『サンダーボルト』のラストシーン

2020-01-23 12:28:21 | 映画いろいろ

 マイケル・チミノの監督デビュー作『サンダーボルト』(74)。朝鮮戦争世代の中年男サンダーボルト(クリント・イーストウッド)と、ベトナム戦争世代の若者ライトフット(ジェフ・ブリッジス)との友情を描いたニューシネマ期の一作でもあるこの映画のラストシーンを久しぶりに見た。

 車で行く2人のバックにポール・ウィリアムズの「Where Do I Go from Here=ここからどこかへ」 が流れる。死にゆくライトフットを見つめるサンダーボルト。2人の表情が何とも切ない。一緒に見ていた妻が「マイケル・チミノって天才じゃない!」と言っていた。ブリッジスがアカデミー助演賞候補となったのもさもありなんの名演を見せる。
https://www.youtube.com/watch?v=Q2iGhDylhAA

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