舞台はニューヨーク郊外の大邸宅。世界的なミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、85歳の誕生日パーティの翌朝、遺体となって発見される。容疑者は屋敷にいたスロンビーの家族と、看護師のマルタ(アナ・デ・アルマス)。匿名の依頼を受けて現れた探偵のブラン(ダニエル・クレイグ)は、果たして謎を解明することができるのか…。
この映画の監督・脚本は、賛否両論を生んだ『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)を監督したライアン・ジョンソン。どちらかと言えば、自分は賛の側で、彼の今後に期待をしていたので、この映画の出来の良さはうれしい限りだ。
個性的な面々(クリス・エバンス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニ・コレット、M・エメット・ウォルシュ…)が織りなすドラマ内で、謎解きとユーモアを合体させる楽しさは、アガサ・クリスティーや、日本で言えば横溝正史の諸作を連想させるものがある。
さて、もともと ジェイミー・リーには中性的なところがあったが、年を取って、さらに父のトニー・カーティスそっくりになっていたのには驚いた。海千山千のキャストの中で、若手のアルマスの好演が光った。
【インタビュー】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8554d6ab41e8bd6e04c9fa7f4f166412
【インタビュー】『ブレードランナー2049』シルヴィア・フークス&アナ・デ・アルマス
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/350d368879d10ae14dc45b046beb0e60
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