田中雄二の「映画の王様」

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【インタビュー】『ブルー きみは大丈夫』稲垣来泉

2024-06-13 08:29:02 | インタビュー

 想像力が豊かな子どもにだけ見える”空想の友だち”。「もし、大人になった今でも、彼らがそばであなたを見守ってくれているとしたら…」という発想から生まれた、母を亡くした13歳の孤独な少女ビー(ケイリー・フレミング)と、子どもにしか見えない不思議な存在であるブルーの物語『ブルー きみは大丈夫』が、6月14日から全国公開される。

 ライアン・レイノルズとジョン・クラシンスキー監督がタッグを組んだ本作で、ビーの声を吹き替えた稲垣来泉に話を聞いた。

「私も勇気づけられたので、見る人にもそう感じていただけたらいいなと思います」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1435567


『ブルー きみは大丈夫』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8706c36e1c706cf3259b9bd7076125a3

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「BSシネマ」『暴力脱獄』

2024-06-13 07:14:09 | ブラウン管の映画館

『暴力脱獄』(1984.12.17.月曜ロードショー)(2010.1.14.NHK BS)

 

 酒に酔い、ささいな罪で刑務所に収監されたルーク。所長や看守たちは過酷な労働や体罰で囚人たちを支配しようとするが、ルークは決しておもねらず、やがて囚人たちから尊敬を集めていく。

 道端で洗車する女に妄想を抱く。道路の舗装をスピーディーにする。卵を50個食べる。それだけで盛り上がる囚人たち。くだらない、くだらないけど面白い。そして切ない。

 スチュアート・ローゼンバーグ監督は、後に所長側から刑務所を描いた佳作『ブルベイカー』(80)も撮っているが、やはり彼のベストはこの映画だろう。コンラッド・ホールの撮影、ラロ・シフリンの音楽もいい。

 ポール・ニューマン演じる主人公の“クール・ハンド・ルーク”は、特に奇跡を起こすわけでもなく、刑務所内にちょっとした変化を起こすだけ。反体制、アウトローというよりも自分を持て余している男という感じだが、そこが等身大でいいのだ。

 とはいえ、50個の卵を食べ終わって上半身裸で寝そべるルーク、教会での神への問いかけ、ラストの俯瞰で道が十字架になるところなどに、神を暗示する描写が結構あることに今回気づいた。

 ストローザー・マーティン、J・D・キャノン、ラルフ・ウェイト、ルーク・アスキュー、チャールズ・タイナー、アンソニー・ザーブ、クリフトン・ジェームズら、当時の脇役が大集合しているのがうれしい。この映画でアカデミー賞を獲ったジョージ・ケネディを筆頭に、デニス・ホッパー ハリー・ディーン・スタントン、ジョー・ドン・ベイカーなどは出世組になるのかな。


「名優ポール・ニューマン特集 碧い瞳の反逆児」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d89af272662f840be06f29f07f051774

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