『ガンファイターズ・ムーン』(95)
知人に勧められて見た劇場未公開のカナダ製西部劇。伝説のガンマンであるフランク・モーガン(ランス・ヘンリクセン)は、町民からの加勢を見送られた臨時保安官と再婚した妻(ケイ・レンツ)と娘を救うため、お尋ね者との戦いに挑む。
『真昼の決闘』(52)と『シェーン』(53)を思わせるところもあるが、全体としての出来はいま一つ冴えない。「時々、自分でも説明できないことをしてしまう」という主人公の性格にあまり感情移入ができないし、元妻の態度も曖昧に見え、娘役の演技もうまくないからだ。
監督・脚本は『エイリアン3』(92)の脚本を書いたラリー・ファーガソン。ヘンリクセンは『エイリアン2』(86)に続いて『3』でもアンドロイドのビショップを演じていたから、この映画の監督と主演は、そのつながりからだったのか。
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