旅の始まりはこちらから 1 イタリア ローマ
旅のスケジュールは こちら
1ローマ・コロッセオ・フォロロマーノ・トレビの泉
2 バチカン市国・サン・ピエトロ大聖堂
3シエナ・カンポ広場 4ピサの斜塔
5 フィレンツェ 6ベネティア
7ベネツィアゴンドラ 8ミラノ
9 フランスモンサンミッシェル 10メトロ・エッフェル塔
11パリ市内観光 12ベルサイユ宮殿~帰国
2004年 7月4日(日)
イタリアで、ローマに次ぐ大都市であり、
北イタリア最大の都市でもあるミラノ。
ミラノコレクションで知られるように、ファッションの街であり、
シックでお洒落な街です。
スフォルツェスコ城
朝、一番に着いたスフォルツェスコ城は、
14世紀のヴィスコンティ家の居城を、15世紀半ばに、
ミラノ公国を支配したスフォルツェ家が改造した、
ルネッサンス様式のお城で、今は市立博物館だそうです。
スフォルツェスコ城
時計塔の下をくぐり、練兵場であった中庭を横切り、
市立博物館の中へ入って行きます。
練兵場
美術館には、
ミケランジェロが89歳で亡くなる直前まで取り組んでいたという
未完の遺作「ロンダニーニのピエタ」が展示されています。
視力を失いながら制作を続けたといわれる第四のピエタです。
第一のピエタはサンピエトロ寺院に。
彫刻や、絵画の他、衣装・工芸品なども展示されている美術館を
ゆっくり周ります。
そして、美術館の中庭を出ると、そこは広大なセンピオーネ公園です。
緑の木々や芝生が美しい公園ですが、至る所に、
路上にシートを敷いただけの露天商が。。
売っているのは、ブランド物のコピー品。
と、その露天商の人達が、シートに商品を丸包みして
あわてて逃げていきます。
何事かと思ったら、騎馬警官の登場でした。
でも、警官が行ってしまったら、またすぐにお店は
開いていましたが。。
騎馬警官。。かっこいいですね~。
ヴィットリオ・エマヌエール2世アーケード
さて、次はヴィットリオ・エマヌエール2世アーケードを目指します。
途中、ミラノの街並み。。左側の車は全て路上駐車の車です。
車と車の間がとても狭く、出るときに前の車にぶつけても、
お互いあまり文句を言わないみたいです。
日本では考えられない。。。
イタリア人の鷹揚(おうよう)な気質が伺えますね~。
ヴィットリオ・エマヌエール2世アーケードは、
ガラスのドームに覆われた、世界初のアーケード
ショッピングストリートで、ガッレリアと呼ばれています。
ルイ・ヴィトン、プラダなど、世界的に有名な高級ブランド店が
軒を連ねている一方、こんなに可愛いお店も。。
私はこちらのお店の方が興味あるな~。
マクドナルドも、黒とゴールドでしっくにまとめてあります。
ミラノには、マクドの赤や黄色の原色は似合いませんよね。
さすが、ミラノ~って、感心しました。
ガッレリアを出ると、そこは広々としたミラノドゥオーモ広場でした。
イタリアを統一した初代国王、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の像が、
ドゥオモ広場の真ん中にあります。
ミラノドゥオモ広場
左側にカフェテラス、右側にエマヌエーレII世ガッレリア入り口があり、
手前には、ミラノのドゥオモがあります。
ミラノのドゥオモ
ミラノドゥオモは、イタリアの代表的なゴシック建築です。
1386年に着工して、竣工が1887年、
なんと、500年もの年月をかけて完成したこの教会。
500年って。。孫の、孫の、その孫の。。
いったいどれだけの人が、この教会の建築に係わって
きたのかと思うと、気が遠くなりそうです。。
でも、その甲斐あって、
天に向かって伸びている135本の小尖塔、
レース模様のような窓ガラスの装飾。。。
その美しさは息を呑むばかり。。
中に入り、ステンドグラスの美しさや、
厳かに流れる賛美歌の音に心を奪われ、
人々が灯し続ける無数のろうそくの温かい灯かりを見たとき、
ここは神に近い場所なんだ。。。と、素直に
そんな気持ちが心にす~っと広がりました。
私も1本のろうそくを灯してきました。
この空気の荘厳さ、静粛さ。。
神聖という言葉の本当の意味を
この素晴らしい教会で体感した思いでした。
リナシャンテデパート
さて、ドゥオモの見学も終わり、フリータイムです。
私たちはドゥオモ向かいの、リナシャンテというデパートへ
行きました。
地下の家庭用品売り場には、カラフルな色彩の
お皿やコップがいっぱい。
どれも、これもほしい物ばかりです。
イタリアらしい色使いの素敵なお皿を買ってきました。
ぐるぐる巻きに包んでもらって、6枚。
残っているのはこの2枚。
あとはお土産としてプレゼント。皆喜んでくれましたよ~。
ミラノでは道路に線路がひかれていて、路面電車が走っています。
なんだか、電車の色も素敵、形もスマートです。
ミラノ風リゾットとミラノ風カツレツ
さて、今日のお昼は、ミラノ風リゾットとミラノ風カツレツです。
お店の雰囲気は、ブルー一色で統一されて、
ちょっと怪しい雰囲気。。
サフランで色づけし、バターとチーズで味付けしたリゾットも、
薄く叩き伸ばした子牛肉を揚げたカツも、
それぞれミラノの名物料理だそうです。
おいしかった~。
イタリアでの最後の食事で、ミラノの名物料理も頂き、
さて、これでローマ、シエナ、ピサ、フィレンツェ、
ベネティア、ミラノと周ってきたイタリア旅行も終わりです。
夕方、私たちを乗せた飛行機は、パリに向けて、
イタリアを離陸しました。
イタリア各地で買った小物に集合してもらいました。
ここまで、たいしたトラブルもなく、順調に楽しく進んできた
ヨーロッパ旅行ですが、この後、明日はとんでもない
トラブル続きの日となってしまいます。。
そのことについては、また続きで。。
(9 フランス モンサンミッシェルへ続きます)