2月も4日になってしまいました。
昨日の節分、皆さん恵方巻は食べられましたか。
私は昨日は仕事で忙しかったのですが、
お気に入りのお寿司屋さんに予約しておいて
夜、遅いながらも北北西を向いて皆で恵方巻を食べました。
コンパスを置いて。。という人もいるみたいですが
うちは、なんとなくの北北西。
しかも、皆が今年も健康でありますようにと祈った
初めの一口だけは無言でしたが、
その後は、おしゃべりも始めてしまって。。
恵方の神様、適当ですみません。。
でも、どうぞよろしくお願いします。
さて、バルト3国旅行記の続きです。
1リトアニア・ヴィリニュスへ 2ヴィリニュス夕暮れ散歩
3杉原千畝公園・ケルナヴェの丘 4トラカイ城・昼食
5聖ペテロパウロ教会・三つの十字架の丘 6ヴィリニュス旧市街地観光1
7ヴィリニュス旧市街地観光2 8ヴィリニュス旧市街フリータイム1
9ヴィリニュス旧市街フリータイム2 10杉原千畝旧日本領事館
11カウナス観光1 12カウナス観光2 13シャウレイ~ラトビア
14ラトビア・リガ市内ホテル 15リガ1ユーゲントシュティール建築
16リガ2聖ペテロ教会・市庁舎広場 17リガ3ドゥァマ広場スェーデンの門
18リガ4リーブ広場・中央市場 19ルンダーレ宮殿 20ルンダーレ庭園
21ラトビア伝統料理レストラン 22朝の旧市街地散歩
23ガウヤ国立公園トゥライダ城 24グートゥマニャ洞穴・スィグルダ城跡
25ラトビア~エストニア・バースディーパーティー
26エストニア・タリン・カドリオルク公園 27タリン・アレクサンドルネフスキー聖堂
28タリン・展望台 29タリン・展望台~ラエコヤ広場
30タリン・ラエコヤ広場~カタリーナの小道 31タリン旧市街地観光
32 タリン・昼食フリータイム1 33タリン旧市街・フリータイム2
34 タリン旧市街・フリータイム3 35 タリン旧市街・フリータイム4
36タリン~フィンランドヘルシンキ・マーケット広場 37ヘルシンキ・市内観光
38ヘルシンキ市内観光フリータイム1 39ヘルシンキ市内観光フリータイム2
40バルト3国ヘルシンキ~関空・お土産と人々 バルト3国を旅して
バルト3国22 ラトビア・朝の旧市街地散歩の続きです。
5月1日(日)
スィグルダへ
リガの町にさよならして、バスはラトビアのスイスと呼ばれる
スィグルダ目指して走り出しました。
今日もいいお天気。
私達がバルト3国に来た前日まで、
北ヨーロッパは大雨と寒波だったと聞きましたが、
ほんと、そんな事がうそのような暖かくていいお天気です。
今回はお天気にほんと恵まれましたね~。
でも、寒波を予想して持っていっていた厚手のコートは
正直暑すぎてちょっと邪魔でしたが。。
もうすぐスィグルダ。
ガウヤ川沿いの谷にある手付かずの自然が残るガウヤ国立公園にあります。
リガからおよそ50キロ。バスで約1時間くらいです。
まずは、トゥライダ城へ向かいます。
トゥライダ
トゥライダとは、リーヴ語で「神の庭」という意味だそう。
この辺り一帯は、トゥライダ博物館保護区となっています。
添乗員さんと現地ガイドさんが案内して下さいますよ。
トゥライダ・ルァザ・マイラの墓
まず行ったのは、トゥライダ・ルァザのお墓。
菩提樹の木の下に眠っているのは、
トゥライダのバラとよばれた美女マイア。
マイアのお話を少しすると。。
1601年、トゥライダ城でのポーランド軍との戦い後
農夫が一人の女の子の赤ん坊をお城で見つけました。
マイヤと名付けられたその女の子は農夫に育てられ、
薔薇のような美しい娘になったそうです。
マイアは村人の青年と恋に落ち、グートゥマニャ洞窟で
逢瀬を重ねていました。
ところが、マイアに恋したポーランド軍の脱走兵が、
マイアをだまして洞窟に彼女を誘い出しました。
マイアに迫る脱走兵、覚悟を決めたマイアは
青年から贈られた普通のスカーフを見せて、
「これは、剣で突き通すことのできない
魔法のスカーフです。不思議でしょう~、さぁ試しみて」と。
脱走兵は、魔法のスカーフの魔力を信じ、
スカーフの上からマイアを突き刺しました。
でも、もちろんそのスカーフに魔力などあろうはずもなく
マイアは、そのまま19歳の生涯を閉じたというお話なのです。
恋人への純潔を貫いて死を選んだマイア、
その気高く清らかな心に感銘し、
人々はマイアを偲んで、今も花を添え続けているそうです。
特に週末には、お隣のトゥライダ教会で結婚式を終えた
たくさんのカップルが花束を添えに来るそうですよ。
青年との逢瀬を重ねたというグートゥマニャ洞窟にも
あとで行くそう。。どんな洞窟なんでしょうね。
トゥライダ教会
こちらが、お隣のトゥライダ教会。
1750年に建てられたトゥライダ教会は、
ラトビアで最も古い木造建築教会の一つだそうです。
民族衣装を着た可愛い女の子が教会の中に。。
教会の内部は質素ですが、ほぼ当時のまま残っていて、
建築文化財に指定されているそうですよ。
トゥライダ城 へ
次は赤いレンガ造りのトゥライダ城へ向かいます。
お年寄りのご夫婦が、向うからゆっくりゆっくり歩いてこられました。
なんだか、こののどかな景色にぴったり、
このご夫妻も、トゥライダ教会で結婚式を挙げられたのかな~。
庭師の家
トゥライダ城の手前に、19世紀中期に建設されたという
庭師の家があり、
ここにも民族衣装の女性がおられました。
ネックレスがなんとも豪華。。
でも、ちょっと重そうですよね。
ここでは、ラトビアの先住民族リーヴ人の文化遺産を見ることが
できました。
庭師の家の窓からは、赤レンガのトゥライダ城が見えています。
トゥライダ城
そして、いよいよトゥライダ城に到着です。
トゥライダ城は、1214年に建築が始まったリガ大司教区の要塞です。
これは、荒廃してしまったお城を20世紀初頭に修復したものだそうです。
主塔
主塔の高さは38m。
階段を登って塔の上に行くことができます。
中には、ここから入りますよ。
塔の上まで登るのは自由でしたが、
そりゃ、私達はもちろん登りますよ。
結構 急な階段、1段1段が高いです。
手すりを持って、よいしょよいしょ。。
途中、こんな展望スペースも。。
元々は、大砲か銃で攻撃するためのものだったのでしょうね。
今は、武器に代わって望遠鏡がおいてありますが。。
一番上まで登ると、そこには360度のパノラマが
広がっていました。
うわ~、気持ちいい~。やっぱり登ってきてよかった。
遠くはるかに小さく、これからいくスィグルダ城址も見えています。
豪華なお城ではないけれど、この中世のお城にも色々歴史があり、
その時々の人々が、この景色を色々な思いで見てきたのでしょうね。
緑の森の中をとうとうと流れるガウヤ川。
なんか、一瞬時が止まって、何百年も前の景色を見ているような
そんな気持ちになりました。
ダイナスの丘(彫刻の庭)
さて、ここから帰り道はフリータイム。
まっずぐ、バスの待つ広場へ戻ってもいいし、
横道にそれて、ダイナスの丘に寄ってもいいし、
自由に時間までに広場までお帰り下さいという事で。。
もちろん、私達はダイナスの丘に寄ってみることにしました。
緑の芝生の中、一筋の白い小道。
こんなに気持ちのいい丘があるのに、
行かないのはもったいないですよね~。
青い空と緑の芝生と可愛い小花。
ベンチに座っているだけでも、なんだかほっとします。
ここで昼寝がしたい。。
ダイナスの丘は、彫刻の丘ともよばれ、
至る所にユニークな彫刻があります。
25もある石像は、彫刻家インドゥリス・ランカによるもので
愛や美徳、ラトビアを支える人々をモチーフにしているそう。
どれも、本当にユニークなんですよ。
民俗伝承の収集家として有名なラトビアのクリスヤニス・バロンスが
この丘に祀られているそうですが、
これらの石像は、バロンスの栄誉を称えて造られたものだそうです。
赤レンガのトゥライダ城も見えていますよ。
さて、そろそろ広場へ向かわないと。。
このくねくね道を通って広場へ向かいます。
途中、このツァーに一人で参加されている女性の方と一緒になりました。
あんまりツアーの方を見かけなかったので、
素適なところね~。
どうして皆さん来ないんだろうね。。
なんて言いながら、お互いに写真を撮り合ったり。。
トゥライダ教会が見えてきました。
そして、広場に到着。
多くの方は、まっすぐ戻ってこの広場でゆっくりお買い物したり、
休憩されていたみたい。。
だって、もう、歩き疲れたし。。って。
え~~、そうだったの
私達はというと。。あんまり時間がないので、大急ぎで買い物。
あれも見たいし、これも見たいけど。。
ゆっくり見ている時間はなく。。
それでも、思い出の一品をお店で探して
なんとかゲットしてきました。
ふぅ~、疲れた~。
でも、緑と彫刻の丘、ほんと、気持ちよかったですよ~。
さて、次は、同じガウヤ国立公園内の
グートゥマニャ洞穴とスィグルダ城跡へ行きます。
トゥライダ城の塔から、はるか向こうに小さく見えていた
あのスィグルダ城跡ですよ。
バルト3国24 ラトビアグートゥマニャ洞穴・スィグルダ城跡
へ続きます。
いつもご訪問ありがとうございます。
応援クリックを押して頂けたら嬉しいです。
こちらです。