お休みしていたドイツクリスマスマーケットのお話再開です。
2020年のドイツクリスマスマーケットは
コロナ感染の為取りやめになった所がほとんど。
あの賑やかで楽しいクリスマスマーケットが。。
あの笑顔いっぱいの人々が。。と思うと切なくなりますが、
2021年にはまたドイツも
クリスマスマーケットができるように祈っています。
ドイツクリスマスマーケット21ノイシュバンシュタインの続きです。
2018年12月14日
ホーエンシュヴァンガウ城へ
バスの駐車場を抜けてホーエンシュヴァンガウ城へ
向かいます。
ホーエンシュヴァンガウ城は、ノイシュバンシュタイン城を建てた
バイエルン国王ルートヴィッヒ2世の父マクシミリアン2世が
1832年、廃墟になっていたシュヴァンシュタイン城を購入、
再建したお城です。
マクシミリアン2世が、元々夏の狩の為に建てたお城だそう。
夏だけの為に建てるなんて。。なんて贅沢なんでしょうね。
ルートヴィッヒ2世は少年時代のほとんどをこのお城で過ごしたそうですよ。
湖や山に囲まれ、色々な国の多くの王族がゲストとして訪れる日々。
デンマークのおとぎ話作家アンデルセンがおとぎ話を
読み聞かせていたともいいます。
なんと優雅で贅沢な少年時代なんでしょう。。
真っ青な空の下、そのホーエンシュヴァンガウ城が見えています。
雪が少し残った坂道や階段を登っていきます。
ノイシュバンシュタイン城が見える絶景
うわ~、こちらからノイシュバンシュタイン城が見えています。
ホーエンシュヴァンガウ城から見るノイシュバンシュタイン城が
とても美しいと聞いていましたが、
ほんと、とっても綺麗なフォルムのノイシュバンシュタイン城が
見えていますね。
手前にネオゴシック様式の黄色いホーエンシュヴァンガウ城。
向うに白亜のノイシュバンシュタイン城。
ノイシュバンシュタイン城は、東京ディズニーランドにある
シンデレラ城のモデルになったと言われるだけあって、
本当に美しいお城。
ツヮーの皆は、もう、あのお城に着いたかな~。
ノイシュバンシュタイン城については、前回の旅で書いてますので
興味のある方は覗いてみて下さいね。
ドイツ ノイシュバンシュタイン城
ノイシュバンシュタイン城内部
展望台から
ホーエンシュヴァンガウ城に着きました。
それにしても真っ青すぎる空。綺麗~。
見ているだけで吸い込まれていきそうですよね。
こちらはホーエンシュヴァンガウ城の展望台にある庭園です。
花壇に色とりどりの花は咲ていないけど、
雪の華が咲いていますよ。
ここから下を見ると、駐車場が見えます。
これを見ても、ホーエンシュヴァンガウ城はそんなに高い所には
建っていない事が分かりますよね。
あのバスの中の一台が私達が乗ってきたバスなんですよ。
白鳥のキーホルダー
この城を含むシュヴァンガウという地名は
直訳すると「白鳥の里」という意味なんだそうです。
添乗員さんに早く行って下さいねと言われていたので
結構早めにやってきていた私達は、色々と散策。
その後、ゲート近くのギフトショップに寄ってみました。
いわゆるお土産屋さんという感じのお店ではなく
お城の一部のような重厚な造りの売店で、
ちょっと入ってもいいのかな。。と迷う感じ。
でも、中に入ってみるとスーツ姿の店員さんが
全然フレンドリーに迎えてくれました。
そんなに多くの物がある訳ではなかったですが
白鳥の里で白鳥のキーホルダーを見つけました。
でも、3000円程するので、
キーホルダーとしては高いな~。。と迷っていたら、
ペンダントとしても使えますよと店員さん。
ペンダントにはしないと思うけど。。でも、
ブルーのガラスが宝石みたいで綺麗ってじっと見ていたら、
主人が記念にと買ってくれました。
やった~。
いよいよ入場
私達の入場時刻は14時50分。
14時40分を越えると人がどんどん増え始めました。
といっても20人くらいだったかな。
ゲートには確かにゲート担当の人は誰もいません。
14時47分、後3分ですね。
時刻になると、入場スタートになり、
チケットをかざすとゲート棒がまわるようになります。
ゲート棒の回るのが何分間と決められていて、これを過ぎると
棒は回ってくれません。
確かにこれでは遅れて来たらはいれませんね。
でも、棒を飛び越えたりくぐったりしたら。。
何かおこるのかしらね。。
中に入ると、言語別のオーディオーガイドを貸してくれます。
私達はもちろん日本語を借りて、
いろいろな国の人達と一緒にお城の中を回りました。
ガイドさんはつきますが、各部屋に連れて行ってくれるだけで
説明は全部オーディオガイドです。
残念な事にお城の中は写真撮影禁止。
とても綺麗だったのに残念です。
ホーエンシュヴァンガウ城ツァー
ホーエンシュヴァンガウ城は真っ白なノイシュバンシュタイン城と
比べると黄色みがかったクリーム色。
外観も、ちょっと堅実なお城って感じで、
ノイシュバンシュタイン城が白鳥なら
ホーエンシュヴァンガウ城はあひるって感じかなと思いましたが、
ところが、予想外にお城の中は、とても美しい装飾品で飾られ、
豪華絢爛な造りになっていました。
チャペルとして使われていた事もある騎士のホール。
ワーグナーのオペラ「ローエングリン」の元となった
白鳥騎士伝説の絵が飾られています。
マクシミリアン2世のギリシャ・トルコ旅行の思い出として
トルコ風に飾られた東洋の間。
王の書斎、王妃の書斎、王の寝室、王妃の寝室、
ワーグナーが泊った部屋も、
ワーグナーが演奏したピアノもあります。
中世の騎士伝説に由来する壁画が多く飾られていて、
城内にはゴシッック様式の調度品や装飾品、
美しくきらめくシャンデリア、ステンドグラス。。
豪華絢爛であるだけでなく、バイエルン王家の
品の良さや風格のようなものも感じます。
あひるなんて言って、ほんと失礼しました。
ルートヴィッヒ2世
ルートヴィッヒ2世は、父マクシミリアン2世の建てた
ホーエンシュヴァンガウ城を越える素晴らしい城を、
このお城から見えるところに造ろうとして、
ノイシュヴァンシュタイン城の建築を始めたと
以前ガイドさんから聞いたことがあります。
彼はこのお城から自分の城の建設状況を見ていたそうですよ。
どんな気持ちで、お城が出来ていくのを眺めていたのでしょうね。。
ルートヴィッヒ2世は、18歳という若さで国王の座につきますが、
人生経験も政治経験もないルートヴィッヒ2世、
政治や戦いという現実よりも、芸術や音楽、
自分のファンタジーの世界を好み、その世界に溺れていきます。
彼は3つもの美しいお城を建てていきましたが、
その中でも一番有名なのがノイシュバンシュタイン城。
建築とオペラ音楽に破滅的な浪費を繰り返し、
「狂王」というあだ名をつけられたルードヴィヒ2世。
ホーエンシュヴァンガウ城で芸術や音楽に触れて
優雅に暮らした幼少期の体験や、経験の伴わない若すぎた王座、
また、父を越えたかった思いなどが、
結果的にバイエルンの経済を崩壊させたのかと思うと残念ですが、
でも、後世に残るノイシュバンシュタイン城を建築した
功績はすごかった。。ですよね。
ドイツクリスマスマーケット23 バイエルン博物館とアクシデント
に続きます。
ドイツクリスマスマーケット1フランクフルトへ
ドイツクリスマスマーケット2フランクフルト・レーマ広場
ドイツクリスマスマーケット3フランクフルトマイン川・大聖堂
ドイツクリスマスマーケット4フランクフルトフリータイム
ドイツクリスマスマーケット5フランクフルトフリータイム~ホテル
ドイツクリスマスマーケット6ニュルンベルクへ
ドイツクリスマスマーケット7ニュルンベルグケーニヒ通り
ドイツクリスマスマーケット8ニュルンベルグクリスマスマーケット
ドイツクリスマスマーケット9ニュルンベルグピラミッド
ドイツクリスマスマーケット10ニュルンベルグ大聖堂
ドイツクリスマスマーケット11ニュルンベルグ職人広場
ドイツクリスマスマーケット12ニュルンブルク~ローテンブルグへ
ドイツクリスマスマーケット13ホテルからマルクト広場へ
ドイツクリスマスマーケット14ローテンブルグ・マルクト広場
ドイツクリスマスマーケット15ローテンブルグ・プレンライン
ドイツクリスマスマーケット16ローテンブルグクリスマスマーケット1
ドイツクリスマスマーケット17ローテンブルグクリスマスマーケット2
ドイツクリスマスマーケット18ローテンブルグ レストラン
ドイツクリスマスマーケット19ヴィース教会へ
ドイツクリスマスマーケット20ヴィース教会
ドイツクリスマスマーケット21ノイシュバンシュタイン
ドイツクリスマスマーケット22ホーエンシュヴァンガウ城
ドイツクリスマスマーケット23 バイエルン博物館とアクシデント
ドイツクリスマスマーケット24ミュンヘンクリスマスマーケット1
ドイツクリスマスマーケット25ミュンクリスマスマーケット2
ドイツクリスマスマーケット26テディベアシュタイブ博物館
ドイツクリスマスマーケット27ギーンゲンの街
ドイツクリスマスマーケット28ウルム市庁舎とすずめ
ドイツクリスマスマーケット29ウルム大聖堂
ドイツクリスマスマーケット30ウルムクリスマスマーケット
ドイツクリスマスマーケット31ウルム 漁師の一角
クリスマスマーケット32シュトゥットガルトクリスマスマーケット1
クリスマスマーケット33シュトゥットガルトクリスマスマーケット2
クリスマスマーケット34シュトットガルトクリスマスマーケット3
クリスマスマーケット35フランクフルトから日本へ帰国
クリスマスマーケット36 お土産と思い出の品
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。
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