1月13日(水)
この日は、友達との新年会でした。
もちろんお昼ですが、ちょっと張り込んで
ミシュランガイド関西2016で二つ星を獲得された
祇園又吉さんに行ってみました。
祇園又吉
祇園花見小路一力さんの前を通り、一筋目を右へ。
そこに祇園又吉さんはありました。
今年の2月に移転されたばっかりのお店のようです。
探して歩かなければ、いい感じのお家やな。。と
通り過ぎてしまうほどのさりげないお玄関。
でも、お正月飾りのセンスは光っていますね。
がらがらと戸を開けると、石畳と青い暖簾が。。
なんだか日常の生活から、非日常の空間に
いざなってくれます。
おいでやす~と迎えて下った大将や若い板さんたち。
本日は、このカウンター席でお料理を頂きます。
お店は、8人がけのカウンター席の他に
お座敷も一つあるみたいです。
テレビ番組で
実は、ほんの二日ほど前、テレビ番組の極上旅というので
この又吉さんが映っていてびっくり。
一緒に行く友達が、今、又吉さんがテレビに出てるよ~って
ラインを送ってくれたんです。
ほんと、これって。。私達が予約しているお店やん。。
女優の名取裕子さんと山村紅葉さんが、
このカウンターでお料理を食べてられる場面が
5~10分ほど流れていました。
夜のすごくお高いコース料理だったので、
私達のお料理とはもちろん違うでしょうが、
でも、そんな素敵な所に予約したんやと期待は高まります。
新年会の始まり・新潟の謙信
お正月という事もあって、まずは、大将自ら、
日本酒を入れて下さいました。
おめでたい鶴の容器に入っているのは、新潟の大吟醸謙信。
私達は車で来ているので、ほんの少し舐めただけですが、
でも、飲みやすい美味しいお酒。
今度来ることがあったら、絶対飲んでみたいです。
箸置きの柄の綺麗なこと。みんなそれぞれ違う柄で楽しくなります。
お料理先付
お料理は、先付けから。
ズワイガニがたっぷりはいった茶わん蒸し。
口に入れたとたんに蟹の美味しさがお口の中に広がります。
最初のお料理を口に含んだ瞬間、あ~あ、美味しい~。
間違いなく、これからのお料理も期待できますよ。
名取裕子さんサイン入り包丁入れ
例のテレビ番組の中で、大将が下積み時代、
たまたま来られた名取裕子さんにサインをしてもらったという包丁入れ。
そんなお宝ですが、手に取って見せて頂きました。
番組の中で、あの時の修行中の人が、こんな立派なお店の
大将になられたんですね。。。と名取裕子さんも感慨深げでしたよ。
お料理酢の物・椀物・お造り
さて、おろし迪で頂く青竹に入った酢の物。1月らしい飾りつけです。
中の鰈などの魚もすっごく美味しかったです。
この青竹のみずみずしさを保つために、青竹は冷凍保存してられるそうですよ。
次に出てきたのは椀物で、京都らしい白みそのお雑煮。
食べなれたお味ながら、とっても美味しい~。
金時人参の上に、ちょこんとからし。これも、アクセントになって
美味しんですよね~。
続いてはお造りですが、ちょっとピリ辛のポン酢と煎り酒・刺身醤油の
3種類の味で楽しめます。
お造りは、鮮やかな赤と緑のお皿に盛られてでてきました。
甘鯛やのどグロのお刺身に、本日はたまたまいいフグが入ったからと
フグのお造りも。
フグは新鮮でこしがあって美味しい~。
どのお刺身も、お魚自体に甘みがあって本当に美味しかったです。
芸者さんが。。
この辺りで、新しく予約のお客さんが入ってこられました。
(このお店は、お昼も夜も原則予約です。)
なんとそれは、芸子さん連れの男性客さん。
お着物の裾が汚れないようにと、着物の裾を少し上げて
椅子に座られる芸子さんの艶やかなこと。
この日のカウンター席は、私達3人と、ご夫婦の2人、
それに芸子さんと男性客さんの7人。
芸子さんの登場で、一気に場が日常の世界からす~っと離れ
華やぐ祇園の世界になってしまいました。
お料理煮物・八寸
こちらは鶏そぼろの入ったしんじょう。
上にはたっぷりの餡と生姜をそえて。
この餡もおいしくて、最後までスプーンですくって
頂いてしまいました。
カウンターの向こうでは、次のお料理八寸の用意が始まっています。
板さんたちが、一つ一つ丁寧に盛り付けられています。
一つ一つの材料が新鮮で、なおかつそのものを生かす味付け
繊細な盛り付けと、本当に京料理を楽しめます。
堀川ごぼうは、牛蒡のとてもいい匂い。
でも、牛蒡とは思えない柔らかさです。
オレンジとグレーの楽茶碗の中身は、これまたズワイガニの和え物。
これが、日本酒に本当にぴったりで、
日本酒好きの友人は今度は絶対に飲みながら食べたい~。
私も、ちょっと日本酒が飲んでみたくなりました。
そして、これが八寸の出来上がり。
ほら、絵を見るように綺麗でしょう。
もっと丁寧なお料理の説明はあったのですが、
へ~とか、すご~い。。とかその時は感動してたのに
帰ってみるとなんやったっけ。。
昔は、しっかり覚えていたのに、今は、家に着いた頃には
すっかり忘れてしまっています。。
これからは、スマホのボイスマイクで録音しようかな。。なんて。
お料理焼き物・小鍋・天ぷら
こちらは、珍しいエイの焼き物に、胡麻風味のたれを絡めて頂きます。
エイなんて食べるのは初めてかな。。
小骨があるのですが、こりこりとしていて食べてもいいんですって。
次には、本当に可愛い鍋がでてきました。
わかめとお魚の鍋、お出しの美味しさに脱帽です。
最後に出てきたのは、ひげタラの天ぷら。
たらよりも身が引き締まっていて美味しい~。
おろしがかかっていてあっさりと頂けます。龍柄の器も素敵ですよね~。
雲丹ご飯
ご飯物は、本日は、ウニのいいものがあったからと
雲丹ご飯です。今日は、フグあり、雲丹ありでラッキーです。
雲丹に卵の黄身、隠し味はゴマ油が少々。
大将自ら、雲丹ご飯にお醤油をかけて作って下さってます。
大将は京都の老舗旅館「炭屋旅館」で料理長を務めた後、
2008年に「祇園又吉」を開店されたそう。
まだまだお若そうな大将なのにすごいですよね。
原木の大きなシイタケの入った椀物と、
色々な種類の京漬物、それに雲丹ご飯。
もう、贅沢の極みですよね。。
自家製プリンも
今日のお昼、主人は何を食べているんだろうな。。
会社の社員食堂で、350円の定食かな。。
なんて思いがふとしましたが、
そんな思いを吹き飛ばす豪華な水物が、用意されているではありませんか。
お正月らしく、松竹梅をイメージしたという水物。
色々な果物の上には細かい味醂のゼリーがかかっています。
栗きんとんには、リンゴの甘露煮が。。
それに、真中にあるのは自家製プリンです。
この自家製プリン、名取裕子さんと山村紅葉さんが
テレビの中で、もう~絶品って言ってられたので
ぜひぜひ食べてみたいと思ってました。
でも、私達とはコースが違うしな。。なんて思っていたのですが、
なんと、自家製プリン、ついてきました~。
卵とクリーム・牛乳・お砂糖だけで作られるプリンのようですが、
こくがあって濃厚で、ふわっととろけるような口どけで、
甘さがまた、ちょうどいいあんばいで。。
本当に本当に美味しいプリンでした。
私は最初にこのプリンを半分食べて、
その後、ほかのデザートを食べて、
最後に残しておいたプリンで締めを。。
あ~あ、幸せな時間でした。
このプリンは、すべてのコースに付いてくるみたいで
嬉しいですよね。
楽しかった新年会
今度は、主人を誘って夜に来てみたいかな。
このお店は、お魚が本当に美味しいし、
お魚好きの主人は、絶対に喜ぶことでしょう。
謙信のお酒も待っていてくれるでしょうしね。。
書家の石川九楊氏による「祇園 又吉」の額。
また、おいでやす~と迎え入れて下さる日を楽しみに
今年の新年会は終わりです。
そういえば、昨年の新年会の時も花見小路で
事初めの芸子さんや舞妓さんに会ったし、
今年は今年で、ちょっとプライベートな芸子さんに
会えたし。。
(プライベートなので、もちろんお写真は撮っていませんよ。)
やっぱり京都ってええな~って、
京都に暮らせることの嬉しさをちょっと皆で感じながら
それぞれの家路につきました。
フェスティバルホール 梅蘭焼きそばへ続きます。
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とても素敵なお店でお友達と新年会、
羨ましいです(^-^)
外観からして お店の素敵さが わかる気が
します。
書家の方が書かれた 祇園又吉の額。
難しい事はわかりませんが なんだか、とても
いいな~(^-^)と思います。
お料理にも目が奪われてしまいます。
青竹のみずみずしさを保つ為に冷凍保存ですか、きっと色々なところに細かい気配りがされて
いるお店なのでしょうね。
是非とも行ってみたいです(^-^)
名取祐子さんのサイン入りの包丁入れ。
大事なものを見せて頂いたのですね(^-^)
こんな素晴らしいお店ですもの、名取祐子さんが感慨深くなられた気持ちがわかる気がします。
プライベートの芸子さんと同じカウンターで
お食事。。
京都ですね~、素敵(^-^)
日本の和の文化を身近に感じる事が出来る京都。住んでいらっしゃる方は勿論、外から見ている私からも京都は様々な魅力が溢れる街。
たんぽぽさんのブログから いつも素敵な京都を
感じています(^-^)
新年会にぴったりでした。
行く数日前にテレビでお店を見て、本当にびっくり。
でも、おかげで名取裕子さんと大将の出会いとなった
サイン入りの包丁入れも見せて頂きました。
京都に住んでいても、舞妓さんや芸子さんと
出会うことはめったにありません。
だから、あ。。芸子さんや。。と思うのは同じです。
芸子さんと同じカウンターでお食事。。なんて、
私達もとっても嬉しかったです。
京都には、とてもいいお店がいっぱいあるんだろうけれど
私も、まだまだ全然知りません。
新年会とか忘年会とか誕生会とか。。
特別な時にしか、なかなかいいお店には行けませんが、
少しずつ素敵なお店を訪ねて、
また、素敵な京都紹介できたらいいな~と思ってます。