夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

草の花 福永武彦

2012-06-02 23:22:24 | 日記・エッセイ・コラム

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草の花        1954  福永武彦著

人はみな  草のごとく

その光栄はみな草の花の如し

ペテロ前書  第一章24

草の花は、女子大生になって初めて夢中になって読んだ小説です。

もう40年以上経っていますが、熊坂敦子教授の現代文学の素晴らしい授業を思い返すだけでも、当時抱えていた色々な葛藤や悩み事、友人達の笑顔などがはっきりと浮かび上がって来ます。

若い時に読んで欲しい一冊です。

   『遠くのこだま』    という随筆集も一緒に読むと、

美しい日本語で書かれた感動する文学とは何か

解り易い文章の書き方などの勉強になると思います。

内容よりも、一つ一つの言葉に感動した思い出があります。