庭の草花も秋の気配。
彼岸花の仲間の狐の剃刀の花。
お盆は早くに両親を見送った私には、とても大切な行事。
先日から、お仏壇の周囲を丁寧に整理している。
大切な手紙や、重要な書類は確認して虫干し。
私が小学校4年生から、ずっと書き続けている日記の
昭和52年5月のノートの最初のページ
母より
微笑
笑を含んで人に接すれば春風起る
至誠坦懐論談の中
会して苦難に際し笑を忘るゝ勿れ
万物静観道自ら通ず
しろがねもこがねも玉も何せむに
まされる宝子にしかめやも
(母の手紙のままですので間違っているかもしれませんがご理解下さいませ。)
※坦懐 こだわらない、あっさりしたこころもち、虚心坦懐。
これは私が書いたメモ
姑の異常なまでの嫁イビリに本当に悩んでいた時に母がくれた手紙。
結婚して一週間もしないのに、毎晩10~12時迄「離婚しろ、離婚しろ」と気が違っているかのように電話を掛けて来る姑。
実家や、親戚に迄掛けて来たそうです。
日本海で入水自殺しようとした私。
お腹の子供が思いっきり私のお腹を蹴って私を救ってくれました。
母の手紙に支えられ今日まで生きて来ました。
母からの手紙。
読み返して母を偲んで涙ぐむ私。