傘福
令和二年一月二十三日 (木)
静岡県袋井市可睡齋にて撮影
以前伊豆河津温泉で、女の子の初節句を祝って、赤ちゃんのお祖母さんが作って贈るとか聞いたことがあるような?
手先の器用さと根気強さを必要とする孫への贈り物だと思います!
河津桜で有名な静岡県伊豆半島河津の『つるし雛』も有名です。
傘福は、安産や子供の成長を祈って手作りされ、伝承されてきた日本の美しい伝統手芸品です。
傘の中には、魂が宿ると言われ子供が健やかに育つ事を願って受け継がれて来たものだと思います。
さるぼぼちゃんの傘福
傘福は笠福とも表記するようです…
静岡県富士宮市杉田の子安神社では、子供が欲しい夫婦が、
赤いさるぼぼにソックリな『はいぼぼ』と言うハイハイをしている赤いお人形を神社から授けてもらって、
目出度く妊娠出産したら、はいぼぼのお人形を神社に奉納するという風習が在るようです。
こちらは、妊娠中の母子の安産を祈念する傘福のようですね…
つるし雛や傘福のお人形は、だるまさんや古いお札などと一緒にドンドン焼きで焼いたり、
お宮参りなど区切りの良い時に、神社に奉納したりします。
お人形さんに厄を持って行って頂くと言う考えからだと思います。
鳥取の流し雛みたいなものですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます