天神雛
令和二年一月二十三日
可睡齋にて撮影
男の子のお雛様
天神様は、菅原道真公
学門の神様です。
その家の長男の初節句を祝って、嫁の実家から嫁ぎ先に、三月三日のお雛様の節句に贈られました。
毎年、座敷に飾られて、子の学問の向上を願って、成長してからも、学業向上、試験合格を祈念してかなり長い間毎年飾られます。
静岡県沼津市郊外の私の実家にも、甥の為に嫂の実家から贈られた立派な天神雛が有りました。
五月には、外用に、鯉幟や武者絵の幟旗などが、嫁の実家や主な親戚などから贈られます。
旧家や経済的に余裕の有る家などには、大抵の家に天神雛が有りました。
今から二十数年前に、富士市郊外の農家の奥座敷に飾られているのを拝見した事があります。
お母さんが、Г適齢期の息子さんに、お嫁さんを欲しくて飾っている」と言っていました。
同じ様に天神雛を飾ってある富士宮市のお宅のご主人にその話をしましたら、ご主人同士は
旧知の仲だったようで、親戚に良い娘がいると言うことで、トントン拍子で話が進んで、目出度くゴールイン☆
天神雛の御利益ですね!!
女の子のお雛様をお節句が終わったら、直ぐに片付けないと、嫁に行き遅れると言われますが、
男の子の天神雛にも、結婚に関する古くからの言い伝えが伝承されているのでしょうか?!
私は贅沢な御殿雛を初節句に貰えた果報者ですが、
息子の初節句の時には、アパート住まいでしたので、天神雛はありません。
大きくて飾る場所も、仕舞う場所も無いのですから、当たり前です。
もし万が一天神雛が我が家に在ったら、親子三人川の字になって寝る場所もありません!!
それにしても天神雛威厳の有るお顔をしていらっしゃいますね……
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