かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

初雪

2016-01-20 | 気ままなる日々の記録

 先週末、関東地方に住む孫から月曜日は雪の予報が出ているから楽しみだというメールを貰った。

 今は寒がりの私であるが、子供の頃はやはり雪景色が大好きであったのを思い出す。

と同時に雪の詩が深く心に残っているのに気が付いた。小学校3年の頃だったと思う。

 私たち姉妹がお兄さんと呼んでいた小父さんから、[小学3年生]と云う雑誌をお土産に貰った。

 この小父さんは横浜の近くに住んでいて帰省するたび新しくて子供たちが喜ぶようなお土産を持ってきた。貰った本も珍しく大喜びして何回も何回も読んでいた。

 その中にあった詩が、何時までも心をほのぼのとさせたのを子ども心に覚えている。

 どうしてそんなに心を動かされたかは分からない。やさしくて暖かくてとにかく気になるとしか言いようがない。

 作者が誰かも,もちろん知る由もなかった。

 高校生になって学校の図書館でそれを見つけたときはアッと声が出るほどだった。

 作者は三好達治。意外な気がしたがそんなことはどうでもよかった。

 思いもよらぬ時に再び子どもの頃に出会った詩を目にしたことが嬉しかった。

 偶然であるが60数年経た今、初めてこの詩が夫婦の間で話題となり作者は誰かと話が飛びやっと思いだせた。詩の方は短い詩だから忘れるわけがない。70歳過ぎてもすらすらと云える。

          太郎をねむらせ、太郎のやねに雪ふりつむ。

          次郎をねむらせ、次郎のやねに雪ふりつむ。

 今朝めざめると東海地方は気象予報士の言葉通り初雪。一面の雪景色を綺麗だと思うが子ども時代のようなワクワク感は無い。詩の方はと云えばいまでも変わらずほのぼの感を心に残す。(E)

   

 

 

 

 

 

 

         


日本はどうなってしまったか。

2016-01-20 | 気ままなる日々の記録

  一宮市に本店があるカレーライスのチエン店「ここ一番」がそれぞれ訳があって廃棄した商品を横流しして、いつの間にかスーパーの安売りで売られていたという話には心底おどろかされた。

 食品である。わけありの食品をそれと知りつつ新製品のように売るという悪魔的行為を会社の役員をしている大人がするなんて、どうみてもおかしい、悪魔的である.

  子供が食べて死ぬかも知れない.それでも、儲かればいいというのか、儲けの前には良心も善悪もなくなってしまうのか。

 そんな人ばかりがいる国なのか日本は!。

 明らかになった以上その会社は直ちに倒産するほどの罰金を科せられ役員たちは10年ぐらいは刑務所に入ってもらわなければ示しがつかない。

 第一,世界に対して恥ずかしい。

 信用ならない御粗末な国ということになる。

 安部内閣も経済成長率のことばかり言って、下品か上品かを云わない。

 近年とみに、紳士にあるまじき下品な大人が増えた。

 国全体の形や上品さを考えている国会議員も官庁の役人もいないようだ。

 豊かな国にしたい。それはそれとして、まあ結構だろう、

 しかし、そのために、詐欺師のような大人が溢れる国にしては元も子もない。

 明治の始め初めて日本にやってきた西洋人《イギリス人》は,横浜の住宅街を見て、

 ①日本が子だくさんであること、

 ②町では老人たちが、何処の子かを問わず、まとめて子供の面倒を見ていること、

 ③どの家も鍵などかけていないのに盗難が全く無いことに驚き、

「素晴らしい国だと」絶賛していた国である。

 何という堕落だろう。大切なものを無くしたようだ。残念でならない。つい最近も、震災復旧の国の工事に談合も発覚したという。もう語るに落ちた国になってしまった。こうした不正に対する処罰が甘いのではないか?、立法府の怠慢である。(T)