文春文庫「日めくり72候」によると、およそ1月30日から2月3日ごろまでで、春の訪れを感じた鶏が卵を産み始める頃と云う意味を込めて、「鶏初めて乳す」というのだそうです。その昔、鶏には産卵期があり初春から初夏にかけて、産卵していたのだそうですが、人間による品種改良によって、1年を通して産卵するようになったのだそうです。
今日はこの季語の通り暖かいポカポカ陽気でした。本当なら蓮池などへ行って十分に日光浴を楽しみ運動すべきところですが、生憎今,藤原正彦著「名著講義」(文春文庫)に夢中になっていて、先刻家内に急かされて、やっと蓮池へ出かけ日光浴をしてきたところです。
そこで、「名著講義」から算数問題を一つ。
「太郎と次郎が百m競争をしました。太郎がゴールした時次郎は十m後ろにいました。そこで次は、太郎がスタート地点を十m下げて走ることにしました。
どちらが先にゴールしたのでしょうか。小学4年生の時だそうです。
正彦少年は「太郎が1m勝つと答えて大いに褒められたと云います。どうしてだか、わかりますか?オソマツ君は分かるまでに3分ほどかかりました。
この本で面白いところをもう一つ。藤原正彦氏のお父さんは新田次郎さんで今の気象庁の前身の気象台の技術者でした。
周りは東大卒の偉い人ばかりでいつも肩身が狭い思いをしておられたそうです。
その正彦氏が東大に合格したとき「お前のような馬鹿でも東大が受かるのか、これで俺の劣等感も消えたぞ」と云われたそうで、正彦氏はいい親孝行ができたと、書いておられます。
微笑ましくも素敵なお話だと思いました。(T)