本日は近所の知人が手造りのマーマレードを届けてくださった。毎年今頃になるとその恩恵に預かっている。マーマレードは多くの方から頂く機会が多いが全部味が違う。甘味の濃いもの、あっさりしたもの、オレンジなどをミックスしたものなどなど・・・・。
もちろん、作り方もそれぞれ違う。
私自身が造っていた時は、砂糖の他に蜂蜜をたっぷりと入れていた。娘の婿が趣味と研究を兼ねミツバチを飼っている。其れで自家製の蜂蜜を沢山貰うので贅沢に使っていたのである。
毎年12月の終わりに近づくころ数個の段ボールが届く。中身は全部夏みかんである。これを果物として味わったことは一度もない。毎年頑張ってジャムにしてしまうのである。最初は近所から20個から30個貰っていたが主人がマーマレイドが大好きなことを話すと次の年からだんボール数個に替わった。
キッチンのストーブのそばで週に2~3回はジャム作りをした。いつもは楽しみながら時にはいやいやながら。マーマレイドは手間がかかる。最初はピラーと云う皮むきの道具で薄く皮をむく。次に皮の量の半分を千切りにして実に加えジャムにする。其れが大変なのである。皮は思いの他硬くていつも苦労した。人差し指の根元に硬い硬い豆ができてしまうのだ。一度に夏みかんを10個ずつ使っていたので、実の薄皮を剥くのも飽きてしまう作業だった。これらを一緒にして砂糖や蜂蜜を加えて煮込むのである。
年によってはお歳暮として林檎を戴くことがあった。やはり全部ジャムにしてしまった。これらは、皮を剥いて細かく刻むだけなので、マーマレイドに比べたらとても簡単である。手作りの林檎ジャムもとてもおいしい。甘酸っぱい酸味が特によい。
かくして、我が家の冷凍室には1年分のジャムが貯蔵されることになるのであった。(E)
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散歩道で見かけた夏みかん