かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

旧暦と立春

2017-02-10 | 気ままなる日々の記録

   数日前季語・春どなりに魅了され気配を探して歩いたが、その後明治5年以前の旧暦の時代は、立春と元日は同じ日から始まったのかと云う疑問がわいた。そして、手持ちの本”日本の72候”と”日めくり72候”とをよむことになった。

  2冊とも日本には1年を24等分した24節気と72等分した72候という季節があることが分かったが、私の疑問にははっきり答えてはくれなかった。

辞書も駄目であった。最後の頼みはネットでの検索である。

 1時間半ぐらいかかって、やっと納得のいく答えを見い出した。

 立春は春の始まりということで、旧暦1月1日と思いがちであるが、勘違いである、(30年に一度だけ重なる) 驚いたことに1年に2度立春があるときも立春が無い年もある、と記してある。

 新暦では立春は2月4日とほとんどずれないが旧暦では立春の日は毎年かなりずれることも表から読み取った。

そこで、次のような機知にとんだ短歌を読んだ人もあったのである。

 年内立春の歌 

ふる年に春たちける日よめる

”年のうちに春は来にけり 1年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ” -在原元方ー

 実はこの歌を目にするのは初めてではない。きっと高校時代に習ったと思う。よく覚えていればこの齢になって、立春と元日は同じ日から始まったかという疑問は持たないはず。恥ずかしいかぎりである。(E)

 

 

 


「大丈夫です」に目玉白黒。

2017-02-10 | 気ままなる日々の記録

  オソマツ君には一つ違いの兄がいる。その兄が昨日見舞いに来てくれ、よもやま話に夢中になった。

 その時浄土宗のお経の話になり、兄が「このことが仏説阿弥陀経にでてくる」といいその本のことを話してくれた。

 今日になって僕のところのファックス番号の問い合わせがあったが「ここにプリンターを持ち込んでいないので此処の事務室にファックスしてくれれば事務室がプリントアウトしたものを届けてくれると思う。」と答えた。

 事務室に「僕宛のファックスが届いたら僕の部屋へ届けてください。お世話をおかけして申し訳ありません」と云に行った。

 そうしたら、事務の女の子が「分かりました。大丈夫ですと答えて僕を驚かせた。何が大丈夫なのか分からない。

 思えば最近の若い人はむやみに「大丈夫です」を使うようだ。本来「大丈夫」と云う言葉は何かの危険に対して使うべきだと思うが、この場合どんな危険があるのだろう?

 思うにこれらは漫画の読みすぎからくる、混乱ではないだろうか。最近の漫画にはすぐに喧嘩や乱闘が出てきて、片手が取れて宙を舞ったり目が飛び出したりしている。思春期にこんな漫画ばかり見ていると人格形成にひずみが出てくると思うがどうだろうか。

 いずれにしても無暗に「大丈夫」と云うことをやめてほしいと思う。(T)