鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第84回】 組織の成長に合わせて、ナンバー2や役員に求められることが変わる

2011年03月25日 | 住宅コンサルタントとして
創業間もない頃、まだスタッフの数も少なく、受注棟数も少ない間は、
外に出て仕事を獲得してくる能力が、何だかんだ言って評価されます。

まずは仕事をたくさん受注しないと、住宅業界は回っていかないからです。

そして営業力がある人が役職がどんどん上がっていき、役員になる、
ということがとても多いのです。

受注が止まれば会社は回らない。
だから、受注を上げることが出来る人には、特例が認められたり、特権が与えられたりします。

しかしながら、会社の業績が上がり続け、スタッフが増え、組織として出来上がってくる頃には、
経営者や役員、リーダーに求められるものが変わってきます。

組織としてうまく機能するために、
いくつかの基本ルールのようなモノが必要となり、
そのルールをまずはトップや役員、リーダーが自ら守っていく、
という姿勢が求められるのです。

組織として決定したことを上の立場の人間が守らない、
ということは、組織として機能しなくなるのです。

組織が成長してくると、上に立つ人には
能力だけでなく人間性がとても求められるようになります。

その部分を理解せず、以前の小さい組織だった頃の感覚で、仕事をしている人は、
実は組織の足を引っ張っていることになるのです。

自由奔放にしたいのなら、小さな組織のままの方がいいのです。

組織を大きくするのであれば、
トップや役員がまずはそうした組織の本質を知らなくてはならないのです。

そうしたことを理解して仕事が出来ていますか?
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