鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第70回】 情熱が人を動かす

2011年03月11日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、夜、家に帰るとテレビがついていて、ついつい見てしまいました。

番組名も出演者も良く覚えていませんが、
香港を中心にアジアで寿司のチェーン店を展開する人の
これまでの軌跡が紹介されていました。

美味しい寿司を香港の人に食べてもらいたい・・・。
その思いで、今や一大チェーン店の香港人オーナーは、
まず自分が日本の寿司店で修業し、技術を徹底的に学びました。

そして、自分自身が技術をマスターし、
いよいよ香港に帰って寿司店をオープンしようという場面になって、
1つの問題点に遭遇します。

それは、「ネタの仕入れ」ということです。

旨い寿司をお客様に提供するのに、新鮮なネタ、旨いネタは欠かせません。
それを実現するために、彼はどうしても築地から仕入れたかった・・・。

しかしながら、外国人との取引の前例もない築地のお店は、
外国人だから、という理由で当時魚を売ってくれなかったそうです。

オーナーは、必死で一軒一軒のお店に

「旨い寿司を提供してお客様に喜んでいただきたいのです。
どうか、私に魚を売って下さい」

とお願いしましたが、どこも売ってくれない。

そんな中、ある一軒のお店が、遂に売ってくれる、と言ってくれたのです。
しかも、送料はそのお店持ちで・・・。

その理由を築地のお店のオーナーが語っていました。

「とにかく、お客様のため、お客様に喜んでいただくため、ということを
一所懸命訴えてくるんです。
その情熱に動かされたというか・・・」
(以上、全てウル覚えのため、言葉は正確ではありませんが、こんな流れでした)

自分が本気で、情熱を持って人に当たれば、
必ずそれに応えてくれる人がいるものです。

目の前のお客様に、情熱を持って接することが出来ているでしょうか?
そのお客様の幸せを本気で考え、ご提案することが出来ているでしょうか?

また、お客様のお役に立てるよう、オンオフを問わず、
日頃から自分の経験や知識を高める努力が出来ているでしょうか?

更に自分の大切な人を守るため、
力をつける努力が日頃から出来ているでしょうか?

一人の男の、真剣な生き様を拝見して、いろんなことを自問自答した夜でした。
コメント
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