鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第63回】 会話を深くするために

2011年03月04日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社や建築資材の営業マンで、結果が出ない人には、いくつかの特徴があります。

それは、

「会話がとても浅い」

ということと

「人として謙虚さ、素直さがなく、好かれない」

ということです。

この両方に該当する人は、まず営業マンとして結果が出ません。


では、「会話が浅い」ということはどういうことなのでしょうか?

例えば、天気の話一つとっても、会話が浅い深いがあると思います。

とても寒い日で、お客様から「今日はとても寒いですね」と話題を振られたとします。

「そうですね」
「ホント、寒いですよね」

と、その感想だけで終わってしまうと、キャッチボールが止まってしまいます。

その会話の後に、例えば

「ホント、寒いですよね。たまたま先週、○○に行ったのですが、
そこはもうコートがいらないくらい温かかったです。
ちなみに○○さんは、最近どこか、行きましたか?」

というようなことを付け加えてもいいですし、

「ホント、寒いですよね。
これだけ寒いと、また風邪をひいてしまいそうです。
ちなみに、○○さんは、今年何回風邪ひかれました?
後、ご家族の方とか、インフルエンザとか大丈夫でした?」

などと、いうような話でもいいわけです。

とにかく、振られた話題に対してそこに関連する話題を付け加えたり、
その話をさらに深堀出来るようになればいいのです。

例えば家づくりを検討しているお客様と初めて接客したときに、

「今のお住まいで何かお困りの点ってありますか?」

という質問をして、お客様が

「寒いのと、部屋数が足りないんです」

とおっしゃったとします。

ここで、会話を深め、お客様との信頼関係が構築できるかどうかが、次回アポ取得のために
とても大切になります。

「ちなみに、寒いってどれくらい寒いんですか?」
「部屋数が足りないって、後何部屋必要なんですか?ちなみに今のお住まいは何LDKですか?」

なんてレベルの会話をしていては、会話が浅すぎなのです。
お話になりません。

こういうレベルの会話力しかない営業マンは、年間3~4棟売れるか売れないか、
というレベルになってしまいます。

どんな風にして会話を深めていけばいいか、分かりますか?

そして、会話を深めるために、どんなことに日頃からチャレンジしなければいいか、分かりますか?
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