鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1401回】 どこを意識して仕事をしてもらうか?

2014年11月01日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社で働いている人の多くは、
お客様に喜んでいただける仕事をしたいと思っているかと思います。

自社のことだけ、お金のことだけを考えている住宅会社、スタッフもそれなりにいますが、
まあそんな奴はろくでもないオーラが出てますので、大抵の方は分かるでしょう。

お客様に喜んでいただくために仕事をしているのに、日常業務が立て込んでくると、
その目の前の仕事を納期までにやり切ることが目的になってしまうケースは結構あると思います。

更には、社内の部署同士がコミュニケーションがとれていなく、
本当はお客様のことを最優先に考えなくてはいけないのに

「またウチの営業がいい加減なことをお客様に言うものだから・・・」
「またウチの設計ができないことをできる、っていうから大変・・・」

など、他部署に対して不平や不満の気持ちを持ちながら仕事をしてしまったりするのですね。

で、会社全体の空気が何となく良くない・・・。

そういう状態になるのを防ぐために、どうすればいいか?

ここの答えは1つではないと思いますが、
結局は「トップがどういう考え方で仕事をして欲しいか?」という
考え方、価値観の共有をはかるしかないと思います。

言葉でまとめると「お客様第一主義」という言葉に集約されますが、
自社がいうお客様第一主義とはどういう考え方なのか?

こういう場合、どう考え行動するのか?

そうしたことをわかりやすく社員さんに伝え、
考えと行動の一致を狙っていかなくてはならないかと思います。

自分の感情がどうか、なんてことより、お客様が喜んで下さるか?
忙しくて立て込んでいるとか関係なく、
数ある住宅会社の中から当社を選んで下さったお客様に感謝して仕事に向き合っているか?

こうしたことを社員さんに繰り返し、言っていかなくてはなりません。

それが経営者の仕事の1つかと思います。

皆さんは日頃、どこを見て仕事をしていますか?
コメント
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