鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1402回】 ノウハウやビジネスモデルだけではうまくいかない

2014年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
消費税が10%に上がった後、
新築、リフォーム、不動産を取り巻く市況環境が非常に厳しくなることは、誰の目にも明らかです

消費税10%になる前に、何か新しいことに取り組まなくてはならない、
と考えている経営者も多いことでしょう。

市場の変化に適応すべく、新しいことにチャレンジするのは、決して間違いではありません。

ただ、経営者が理解しておかなくてはならないことが、実はあると思っています。

それは、「ノウハウやビジネスモデルだけではうまくいかない」ということ。

「これからは雑貨屋併設のビジネスモデルで、数多くのお客様を集客し、
その中から家を建てる人を発掘するんです!」
「これからはショールームですよ!ショールーム型モデルが集客が安定するんです」
「やっぱり中古住宅+リフォームの強化ですよ!何せ、市場が拡大しますから・・・」

雑貨店併設モデルも、ショールームモデルも、中古+リフォームモデルも、
成功する企業が取り組めば、業績が上がりますし、
何をやってもうまくいかない企業が取り組めば、悲惨な結果が待っているだけです。

何に取り組むか?
どういうノウハウをマスターすれば成功するか?

ビジネスモデルやノウハウばかりを追いかけている経営者が経営する住宅会社は
絶対に業績が上がることは無いでしょう。

正直言って、レベルが低すぎです。

そういう経営者が、胡散臭いコンサルタントや胡散臭いノウハウ販売会社に引っかかるのです。

商売で大切なのは、お客様に支持される体質になることなのに
ノウハウやビジネスモデルばかりに気が向いているようでは、
お客様に支持されるわけもありません。

お客様の方をしっかりと見て、何に取り組まなければならないかを考える。
お客様の感性を身につけるべく、いろんな体験をして、
されたらうれしいこと、逆にされたら不快なことを実感する。

お客様に必要とされる会社になれば、お客様に困ることもありません。

ビジネスモデルやノウハウにばかり目が行っていませんか?
お客様をしっかりと見ることができていますか?
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