鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1421回】 スマートに業績が上がっているように見える会社ほど、凡事徹底ができている

2014年11月21日 | 住宅コンサルタントとして
1年前、業績はどん底。
スタッフも辞める人がかなり出て、組織再編からやり直さなくてはならない状況。

そこから組織を再編し、スタッフに対しマネジメントを徹底し、
業績が非常に好調になったクライアント様がいます。

外部から見ると、スマートに業績が上がっているように見える。
でも実際、経営者がやっていることは非常に泥臭く、凡事を徹底しているのです。

例えば、スタッフの訪問回数を日々、日報でチェックし、
細かな指摘や指示を出せている経営者、もしくはマネージャーってどれくらいいるのでしょう?

「ウチの営業は、本当に仕事を取ってこない・・・」
と嘆いている経営者ほど、自分は確かにお客様を回って仕事をそれなりに穫ってきますが、
社員さんの行動管理など一切できず、
「何であいつは仕事を穫ってこれないんだ・・・」
なんてことを平気で言ったりする訳です。

社員さんをマネジメントして、チームで成果を出すのが経営者の仕事なのに
自分自身が営業マンの発想しか持てていないんですね。

経営者の仕事は経営すること。
経営とは、時流をしっかりと見極め、社員さんの能力でもできる戦略を立て、
それを実行できるよう、細かなチェック、細かな指示を出して、実際に行動させることです。

戦略を立てるだけなら、できる経営者もいるでしょう。
自ら売ってくるだけなら、できる経営者もいるでしょう。

でも社員さんに成果を出させることが、言ってみれば経営者の役割な訳です。

そのために、実際に決めた戦略が実行に移せているかどうかのチェックを徹底する。

皆さんの会社では、こうした当たり前のことが徹底してできていますか?
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