鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1427回】 来場数は担保

2014年11月27日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、クライアント様の社長からとても嬉しく、更にはありがたいお言葉を頂戴しました。

「消費税増税前の駆け込みがあった前期と比較して、
増税後の今年の年間の新規総来場数が大きく前年を上回りました。
いろんな手を打ったおかげで、新規来場が昨年対比144%になったんです」

社長から、そのことをご報告いただくと共に、

「やっぱり経営していく上で、お客様の来場が無い、というのが一番、つらい。
お客様の来場数は経営の担保みたいなものです」

というお言葉を頂戴し、本当にうれしかったです。

来場数がなぜこれだけ上がったのか?

HPを変えた?
チラシのデザインや配布方法を変えた?
SNSを活用したマーケティングを強化した?

そんな小手先のテクニックだけで成果など出ません。

何をやっていただいたかと言えば、お客様の発想で物事を考えていただき、
どんな家だったらお客様がわざわざ足を運んでも行きたいと思っていただけるのか、
ということを考え、そういう家をお客様に見ていただく機会をつくった、ということに尽きます。

そのために投資もかなりしていただきましたし、
大きな決断もいくつもしていただきました。

もともと、全国的に非常に優秀な住宅会社で、
業界紙TACTでも全国的に優秀な地場の住宅会社として度々、取り上げられるほどです。

言ってみれば、業界内で成功している企業の1社です。

そういう状況にも関わらず、時代を先読みし、ドンドン変わっていかれる訳です。
だから、外部環境に左右されず、お客様の来場数も順調に推移するのでしょう。

お客様の来場数がたくさんあるということは、
自社に合ったお客様を選ぶことができる、ということです。

逆に来場数が少なければ、とにかく目の前のお客様から契約をいただこうと必死になる訳で、
そうすれば自社に合わないお客様の家づくりを受けざるを得ない状況になります。

そういう意味でも、多くのお客様に来場していただける状況をつくっておくことが
健全経営、健全営業の条件となる訳です。

まさに、来場数は経営の担保、ですね。

お客様に数多く来場していただくためには、
常にさまざまな手を打たなくてはなりません。

ここ1年、皆さんの会社は変わることができていますか?
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